海外のおすすめスキー場!ウィスラーの8つの魅力&全力レポート

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カナダにあるウィスラーは北米最大のスキー場であり、年間200万人以上が訪れる世界的なリゾート地です。
年間を通してカナダの大自然が満喫できる他、冬季はスキー・スノーボードのメッカとして世界中のスキーヤー・スノーボーダーが集まります。
2010年に開催されたバンクーバーオリンピックの山岳会場にもなったエリアです。

このページでは実際に僕が2015年の年末年始にウィスラーに行ってスノーボードをしてきた全力レポートを交えてウィスラーの魅力やオススメするポイントをお伝えします。


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【1】日本から最もアクセスの良い海外スノーリゾート

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ウィスラーはバンクーバーからおよそ125km北上した位置にあります。
日本からはバンクーバーまでの直行便でおよそ10時間、そこから高速道路を利用して片道2時間半程度です。
実際、僕が行った時はバンクーバー市内の渋滞に巻き込まれてウィスラーまで3時間半程度かかりました。

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海から空へのハイウェー(Sea-to-Sky Highway)というカッコいい名前の道路をひたすら走ります。
高速道路はカーブも多く、スケジュールがタイトな場合、疲労や眠気で事故のリスクも高まりますので、ウィスラーへのアクセスには高速バスをオススメします。
バスの中はトイレもあり安心です。
僕は移動中は爆睡してたので、あっという間に到着しました。

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移動中の車内からの風景。
バンクーバーの市街地を抜けるといっきに大自然が広がります。

【2】ウィスラー山、ブラッコム山合わせて200コース以上の超ビッグゲレンデ

ウィスラースキー場の全体コース図

なんと言っても日本では体験できないようなスケールの大きさが魅力です。
コース数は200以上、最長滑走距離は11km、標高差1500mm以上と世界有数の規模を誇るスキー場です。
そのスケールから地元のガイドすらも知らないコースがあるほどだそうです。
参考までに日本で最もコース数の多い長野県の志賀高原スキー場でも全てのエリアを合わせても84コースです。
ウィスラー山とブラッコム山をそれぞれ1日ずつ滑っても滑りきれません。

ウィスラー山頂付近のコース

特に山頂からのコースは天空を飛んでいるような感覚になり最高にテンションが上がります。
リストやゴンドラのスピードや輸送能力も高く、非常に長い距離を滑る事ができます。
技術や体力に自信があっても夕方には“お腹いっぱい”になるはずです。

ウィスラーのリフト

ウィスラー山の最高地点に続くリフト。
初めての海外スキー場でしたが、全体的にリフトのスピードが日本の2倍くらい早い印象です。
慣れるとかなり快適!
リフトに乗ること自体がアトラクションという感じで、岩山が迫ってくるような迫力でした。

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こちらはブラッコム山側のコースです。
前方に見える岩山全体をよく見るとシュプールの跡が無数にあり、全て滑走可能というクレイジーさ!

【3】フレッシュトラックでウィスラーを独り占め!極上フリーラン!

ウィスラーでオススメなのが朝7:00からゴンドラ乗り場で販売開始されるフレッシュトラック券です。
(フレッシュトラック券:19.95カナダドル)
通常、朝8:30からリフトの運行が開始されますが、650名限定で朝一のパウダー&キレイに圧雪された誰も走っていないコースを独り占めできます。

僕は朝7:00に到着しましたが、この時点で既にゴンドラ乗場には列ができていました。
ただ、実際に滑走できるのは山の中腹でパトロール隊が安全確認をした後の7:45頃でした。
遅れても焦る必要はありません。
待っている間、山の中腹にあるレストランで朝食(ビュッフェスタイル)が無料でいただけます。

フレッシュトラックの感想ですがコースは多く広いので、人数もバラけて本当に自分だけの世界で極上フリーランが味わえます。
夢の様な時間でした!

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早起きしたご褒美として美しい山々の朝焼けが見れるのも嬉しいです。

【4】世界一のゴンドラ「PEAK 2 PEAK」で空中散歩も楽しめる

ウィスラースキー場の全体コース図

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ウィスラー山とブラッコム山を結ぶゴンドラ「PEAK 2 PEAK(ピーク・トゥー・ピーク)」を使うと、両山をわずか10分程度で行き来できます。
このゴンドラの全長は4400mもあり、3024mの間、1本も支柱がありません(サポートする支柱がない距離として世界最長)
また谷底からの高さは436mもあります。(高さ世界一)
リフト券でこのゴンドラも乗り放題です。
気分転換や休憩を兼ねて空中散歩を楽しむ事ができるのもウィスラーの魅力です。

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地上400m以上という高所恐怖症にはたまらない高さです。
ゴンドラが途中で1回緊急停止して上下に激しく振られた時は死ぬかと思いました…。

【5】カナダの山々を一望できる絶景レストラン

PEAK 2 PEAKがあるエリアには各種レストランが充実しています。
山の中腹にあるため、どのレストランもオープンスペースなどがあり、そこからの景色は絶景です。

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僕が利用したのはブラッコム山側にあるRendezvous Lodgeというレストランです。
ラーメン、シチュー、タコス、ハンバーガーなど様々な国の料理が並び、料金もどれも10~20カナダドルくらいと比較的リーズナブルです。
一言で言うなら、絶景が見渡せる学食スタイルのオシャレなレストランです。

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ビーフシチューとタコス。
これで1,000円くらいなのでリーズナブルですね。
でも日本人ならご飯が欲しい…。

【6】ウィスラービレッジでのアフタースキーは海外リゾート感満載!

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アフタースキーはウィスラービレッジ内を散策するだけでも楽しいです。
ビレッジ内の雰囲気はリアル東京ディズニーシーという感じで、複雑に入り組んだ通りにはオシャレなショップやレストラン、バーやクラブなどがオープンし、人通りも多く賑やかです。

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ハワイのワイキキ通りのようなリゾート感があり、まさにウィンターリゾートという感じです。
治安も良いので夜の一人歩きも可能だと感じました。

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ウィスラービレッジ内には長期滞在にも心強い、スーパーやドラッグストアなど生活用品を購入できるお店もあります。
ホテルにはキッチン完備のところも多く、カナダの新鮮な食材を購入してホテルで自炊するのもオススメです。

【7】ウィスラービレッジ内の移動は無料バスで楽々!

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ウィスラービレッジ内は徒歩での移動がメインになりますが、ホテルが中心部から離れていると歩いて通うのは大変です。
僕が宿泊したのは「Lost Lake Lodge(ロスト レイク ロッジ)」というホテルで、ウィスラービレッジの端に位置し、中心部からは2km以上離れています。
アクセスは悪いですが、ウィスラービレッジの中心に位置するホテルはどこも予約いっぱいで空き部屋のあるホテルも高すぎるため、このホテルを選びました。

中心部とのアクセスが非常に不安でしたが、実際行ってみるとウィスラービレッジ内はバスが非常によく整備されていてアクセスの不安は解消されました。

バスは合計5路線あり、ビレッジ内の端から端までゲレンデと各ホテル間を網羅しています。
乗車料金は全て無料かつ、朝5時台~夜0時台まで20分間隔で運行しているためタクシーは不要です。
余談ですが、宿泊料が安いペンバートンエリアへの路線バスもありましたが、バスで通うにはあまりに遠く不便かと思います。
高くてもウィスラービレッジ内に宿泊された方が良いと思います。

【8】個人観光客の強い味方「JAPANADA」がバックアップ

僕はバンクーバーからウィスラーまでの高速バスチケット、ウィスラーでの各種レンタル、スキー場チケットの予約は日本滞在中にJAPANADAで全て予約しました。

JAPANADAはウィスラーを訪問する日本人旅行者(個人)向けの旅行代理店です。
事前にメール等で現地の情報を聞くこともできますし、ウィスラーにも日本人スタッフ常駐の営業所がありますので、もしものときにも安心です。
リフト券についても現地で直接購入するより安く手に入れられます。

JAPANADAウィスラー営業所の所在地はこちら(Westin Resort and SpaのThe Shops1F)

ウィスラーのちょっと残念な点

パウダーに遭遇するかは運次第

ウィスラーは晴天率も高いため、「海外スキー=極上パウダー」を期待すると肩透かしをくらう可能性があります。

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上のグラフにある通り年々、降雪量は減ってきています。
僕が行った2015年の12月・1月の現地の雪質は残念ながらパウダーではありませんでした。
雪質のイメージとしては晴天の続いた長野県の白馬五竜スキー場という感じでした。
アイスバーンの上に水分を含まないサラサラ雪が5~10センチ程積もっている感じです。

しかし雪不足というわけではなく、土が露出しているような場所はありませんでした。

スキー場のクローズ時間は15時~16時とちょっと早め…

ウィスラーにはナイター営業はございません。
リフトの営業時間は朝8:30~15:00なので滑走できる時間帯は短いです。
ゲレンデの規模からいっても1、2日では滑りきれないので3日以上は滞在したいところです。

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山頂付近のリフトは15時前から徐々に停止します。

カナダ・ウィスラーで初めて海外スキー&スノボQ&A

Q1.英語力はどの程度必要ですか?

A.中学生レベルで問題ありません。
不安なら事前に日本で予約だけしておくとスムーズです。

Q2.日本からスキー・スノボは持っていた方がいいですか?

A.レンタルショップはゲレンデのビレッジ内に沢山あり、板、靴、ウェアなどフルセットでのレンタルも可能です。
但し最低限、靴だけは持って行った方がいいと思います。
靴が合わない場合、ストレスの原因になり、スキー、スノボどころではなくなります。
個人的にはカナダへの旅行目的がスキー、スノボだけなら荷物になっても日本から板も含めて全て持って行った方が良いと思います。

Q3.持ち物リストを教えてください

  • ホットワックスセット(←重要です!レンタルの板は全く滑りませんでした。ワックスは必須です!)
  • 手袋
  • ゴーグル
  • インナー(フリースやヒートテックなど)
  • 腕章タイプのチケット入れ(ウィスラーはICチップなので毎回センサーにタッチする必要があります)
  • 笛(防犯、遭難用)
  • キーチェーン(防犯用)
  • ヘルメット(ウィスラーは80%程度の人が着用しています。衝突された時の頭部保護にも必要)

Q4.気温は何度くらいですか?

A.12月、1月のウィスラーの気温は長野県のスキー場程度をイメージすればOKです。
海外だからと言って特別着こむ必要もありません。

Q5.何か注意しないといけないことがりますか?

A.コース中にある看板を注意深く見ましょう。
スノーボーダーがコブコースなどに入り込むと悲惨です。
永遠と続く急斜面のコブコースを数キロも滑らなくてはいけないことにもなります。
僕はウィスラー山からクリークサイドに向かうコースで間違ってコブコースに入り、いつまでも続くコブコースに身も心もボロボロになりました。

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とにかく怪我がつきものなので、看板を見て注意深く滑走しましょう。

また、外人スキーヤー・スノーボーダーは結構スピードを出しますので衝突事故のリスクもあります。
僕は後ろから衝突されて胸を強打しました。
なるべく、人のいない所を狙って滑りましょう。

Q6.ウィスラーでの滞在費用は?

A.ウィスラービレッジ内のホテルはシーズンによって何倍にも値上りします。
年末年始では1室/1泊50,000円はザラです。
日本とは違い1室での費用なので、なるべく大人数で行って割り勘するのが吉です。

まとめ

初めての海外スノボ遠征でしたが、日本に帰って、またすぐにウィスラーに戻りたいと思ってしまいました…笑
日本人のハワイのリピート率は8割とも9割とも言われていますが、ウィスラーもウィンタースポーツが好きな人だったら、ハワイ同様にまた必ずここに来たい!と思うほどの魅力があります。

ウィスラーは夏スキーもできるエリアがあるそうなのでカナダ観光と合わせて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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オリンピックパークには五輪モニュメントもあり、夜のプチ観光にもオススメですよ!

【おまけ】RICOHのthetaで撮影したウィスラーの360度写真

ウィスラーにてスノボ滑走中を360度撮影に挑戦! – Spherical Image – RICOH THETA


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