【本要約】悩まない人の考え方2回目〜仕事に悩まない思考アルゴリズム

【本要約】悩まない人の考え方2回目〜仕事に悩まない思考アルゴリズム

前回に引き続き、「悩まない人の考え方 ── 1日1つインストールする一生悩まない最強スキル30」(著者:木下勝寿さん)の書籍を要約してご紹介いたします。

今回は第2回目として「仕事に悩まない思考アルゴリズム」編です。

私はスキルや経験がないから仕事ができない───、いつまでも行動できずに困っている。
そんな人はちょっと考え方を変えるだけで驚くほど、仕事上のモヤモヤした悩みが消えます。

では早速いきましょう!


「悩まない人」の考え方 ── 1日1つインストールする一生悩まない最強スキル30

仕事に悩まない思考アルゴリズム

「できない」は存在しない───「やらない自分」を認める

「1兆円企業をあなたに作って欲しい」と言われた場合、多くの人は「自分にはできない」と即答します。

しかし、世の中には1兆円企業を作った人が存在する以上、「100%できない」訳ではありません。

  • 1兆円企業を作った人は誰なのか?
  • またそれはどのように作ったのか?

成功要因やその理由、背景などを調べ、実現方法を検討します。

調べることで、「できる/できない」ではなくなり、「やりたい/やりたくない」の判断指標になります。
1兆円企業を作ることはできそうだが、時間や生活など犠牲にするものが多すぎるので、私はやりたくないから「やらない」という事を認めることで、悩むことはなくなります。

経験がないほどうまくいく

経験があれば成功すると思っている人も多いですが、実際には逆のケースが多いです。
なぜなら、経験は思い込みやバイアスがかかります。
これまでの経験からそれはうまくいかない、できないという判断をすることが多くなり、やる前から先入観やバイアスに縛られます。
しかし未経験であれば、先入観、思い込み、バイアスがないため、できる理由を探して実践します。
もちろん、結果として失敗するかもしれませんが、9回失敗して1回成功する法則に則り、成功するまで挑戦すればいいだけです。
やる前からできない理由探しをして何も行動しなければ失敗も成功もしません。

仕事をゲーム化できる人

「いつか自分にとってやりがいのある仕事をしたい」
こんな風に思っている人が実はかなり多いです。

それは今の環境に不満を感じて悩んでいるということでもあります。

どんな仕事や環境でも楽しめるスキルを持っている人は悩んで時間を無駄にすることはしません。
仕事を楽しめる人は「自分が喜びを感じる軸」と「現実の仕事」のすり合わせがうまい人です。

それは一種のゲームのようなものです。
自分が何に対してワクワクしたり、喜んだり、楽しかったりするかを理解した上で、それを仕事に当てはめてみます。

RPGゲームのプレイヤー視点になって、何が自分にとってゲームを続けるモチベーションになっているのか?一度考えてみてはいかがでしょうか。

  • 経験値を積み重ねてレベルアップしたいのか?
  • 新しい武器を手に入れたいのか?
  • 仲間と一緒に強敵やボスを倒しゴールにたどり着きたいのか?
  • 困っている街の人達を助けて喜んでもらいたいのか?
  • 大きなお店を作り上げて沢山の人に来てもらいたいのか?

自分らしさを捨てる

「守破離」という考え方があります。
成功している人、企業、サービス、商品などを徹底的に真似をして自分のものとして、それらを少し応用しながら、徐々に自分らしさを加えて他と差別化をしていきます。

まずやるべきことは、既に世の中でうまく行っている事例を徹底的に調べて真似をすることです。

最初から独創的なものを作る必要はありません。それは最後でいいのです。
自分らしさや強みに固執していると、いつまでも悩むことになります。
RPGゲームで例えるなら今がレベル15で、最終的にレベル999を目指していてるのであれば、これまで積み上げてきた経験値など誤差のようなものです。
必要に応じて戦い方を変えたり、武器を変えたり、ジョブチェンジをすることにもなるでしょう。
成長の足かせになっている「自分らしさ」を捨てた人から成長は加速します。

「諦める」と「切り替える」の差

仕事でもプライベートでも「できない、うまくいかない」という壁にぶち当たった時、悩みまない一番簡単な方法は「諦める」ことです。
しかし毎回、壁にぶち当たり諦めていたら成果は上がらないし、必ずまた同じ壁にぶち当たります。
悩む人は目的を変えて、手段を変えない人であり、悩まない人は目的は変えずに手段の切り替えが早い人です。
執拗に目的達成のためにあらゆる手段をスピーディーに展開してみましょう。

「行動力」とは「調べる力」

「すぐに行動しよう!」と思い立ち、何も調べずに行動だけしてしまう人は玉砕する可能性が高いです。
勢いで「えいや!」と行動してはいけません。

事前の下調べをして、戦略、戦術、計画をしっかり作った上で成功する未来が見えると思える状況になってから、行動をすることが肝心です。
重要なのは致命的な大きな失敗は避けて、小さな失敗を沢山経験することです。
ビジネスではよくスモールテストをして、市場や顧客に受け入れられるかテストします。
飲食店も新規開店時はスタッフのオペレーションが慣れていないので、大々的にオープニングはせずに、関係者だけの限定オープンなどをします。
ここで思った通りにならなければ戦略を練り直します。
事前に立てた計画や戦略がうまくいかなければ途中で変えればいいだけです。

「行動」の起点となる「徹底的に調べる」ということを覚えておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
僕はこのパートを読んで、これまでの常識を疑ってみたり、逆説的に考えることで、弱みが強みになったりすると感じました。
一般的に「色々な経験をした方が良い」とか「自分らしさを大切にしょう」とか「考えるより先に手を動かそう」などの価値観すらも疑ってゼロベースで見ると、実は「経験」や「自分らしさ」を大切にしていたら、バイアスがかかり仕事で悩んだり、成長機会を逃すかもしれない───。

「できない」のではなく「あえてやらない」など自分自身で明確な理由や、前向きな解釈を導くことで仕事での悩みは大きく減ることでしょう。

続きは本編の書籍でどうぞ!


「悩まない人」の考え方 ── 1日1つインストールする一生悩まない最強スキル30

悩まない人の考え方のシリーズ

【本要約】悩まない人の考え方3回目〜他者に悩まない思考アルゴリズム

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