QQEnglishセブ留学記!4倍早く英語習得できるカランメゾットの効果は?
2017年5月(GW連休)にフィリピンのセブ島に行ってきました。
渡航目的は英語習得です。
フィリピン(セブ)は日本人にとって最も安価に語学留学できる国の1つです。
僕は留学前にDMMオンライン英会話でフィリピン人講師に教えてもらっていました。
フィリピン人の英語力は理解していましたので、留学先にフィリピンを選ぶことに迷いはなかったです。
そして、最初の留学先としてフィリピンを選んだのは正解でした。
この記事の目次
セブ最大級の英会話スクール「QQEnglishシーフロント校」で2週間ガッツリ英語漬け!
僕が選んだのはセブでも最大級の規模を誇る「QQEnglish」です。
藤岡頼光(らいこう)氏が創設したフィリピンでの日本人経営初の英会話スクールであり、ネット上の口コミや評判も良い学校です。
講師は全員正社員であり、国際資格である「TESOL」の取得も義務付けられています。
また、僕がセブ留学を決意した高城剛氏の書籍「21世紀の英会話」にも紹介されてました。
書籍中で複数の英会話スクールと比較レビューしたコーナーでも、QQEnglishは最高評価の5つ星でした。
評判が高いQQEnglishですが、最終的に僕がこの学校に決めた理由は4倍のスピードで英語の習得できる「カランメソッド」の認定校だったからです。
どうしても、このカランメソッドをやってみたくて2週間という短期留学ながら英語漬けの生活を送ってきました。
4倍のスピードで英語の習得できる軍隊式英会話トレーニング「カランメゾット」とは?
カランメソッドとは英語の本場イギリスで開発された英語教授法です。
その歴史は古く50年以上に渡り支持され、世界中の大企業や大学などでも取り入れている英語習得方法です。
日本人が不得意とするスピーキング力を短期間で上げることができます。
カランメゾットの特徴と内容
日常会話においてネイティブスピーカーは1分間に約150~180単語を話すとされています。
しかしカランメゾット中、講師は1分間に約200~400単語のスピードで話します。
生徒側は講師の質問に対して完璧なセンテンスで回答しなければいけません。
ここでミソなのは”完璧なセンテンス”ということです。
百聞は一見に如かず、QQEnglishで実際に行わているカランメソッドの授業風景の動画をご覧ください。
いかがですか?
通常の英会話とは明らかに違う異様な雰囲気とスピード感ですよね。
カランメゾットでは講師は2回質問します。
質問内容を理解するためです。
しかし、あまりにも早いので、生徒は英語を日本語に変換する暇はありません。
英語を英語として理解して返答することで、英語脳がどんどん養われていきます。
また、講師は生徒のミスを正確にその場ですぐに指摘します。
生徒が正しいセンテンスで言えるまで、ずっと反復し続ける様は軍隊式とも言えるスパルタトレーニングです。
僕はQQEnglishで、この授業を1日2コマ(各50分間)受講しました。
カランメゾットはレベル別にステージ1〜12まであります。
ステージ1は「Where’s the pen?」など簡単な内容ですが、ステージが上がるにつれて難易度や返答するセンテンスの長さも増えていきます。
カランメゾットの無料アプリをダウンロードするとサンプルテキストがあります。
気になった方はチェックしてみてください。
カランメゾットは日本人に足りないスピーキング力が伸ばせる
相手の話している内容はある程度聞き取れるけど、返答は「Yes」「No」だけってことありませんか?
あとは、文法を無視して適当に単語をつなげて話しちゃうとか…。
僕もこれでも「相手には通じちゃうから、良いかな」って思っていました。
確かに日本語同様、英語でも日常会話において「あなたは野球をするのが好きですか?」といった正確な文法で話すわけではなく、単語を省略したりするのは普通です。
しかし、毎回「違う」「正しい」「あそこ」「ない」「分かりました」「疲れた」「行きたい」「今暇?」などの単語やフレーズのみの略語を話しているとネイティブは稚拙に感じるようです。
英語はコミュニケーションツールなので、相手にそのように思われるのは避けたいです。
そんな、ある程度英語を聞き取れるようになってきた人が、次のステップとして正確かつ完全なセンテンスでスピーキングできるようにトレーニングするのに打ってつけなのがカランメソッドです。
QQEnglishシーフロント校で実際にカランメゾットを2週間受けてみた感想とその効果は?
まずはステージ1からやりました。
センテンス自体はシンプルで簡単ですが、いざやってみるとスピードが早くて、言い間違え連発でした。
さらに、テキストの内容も到底日常会話で使わないような変なものが多いです。
例えば…
「Am I coming from the window?」
こんな事を友達から聞かれたら、「え!?どういうこと?」と逆に質問したくなります(苦笑)
しかし、カランメゾットではこの質問に対して、
「No, you aren’t coming from the window.
You’re remaining on the chair.」
と瞬間的に答えなければいけません。
センテンスの内容を記憶するのではなく、あくまでも英語を英語として理解して、そのレスポンススピードを高め英語脳を作るのが狙いです。
意味不明な質問をされるのは、センテンスを丸暗記しても意味が無い思わせるカランメゾット開発者側からのメッセージかもしれません…笑
あとルールとして講師も生徒も短縮形(Contraction)で言わなければいけません。
例えば…
- I am → I’m
- You are → You’re
- Who is → Who’s
カランメゾットのステージ2くらいになると、講師の回答例を暗唱することも多くなり、これをやっていて本当に意味があるのか?と思う事もありました…。
実際、カランメゾットは人によって向き不向きがハッキリと分かれるトレーニングです。
留学先の友達(日本人、中国人、台湾人など)にカランメゾットについて聞くと結構な割合の人がカランメゾットのコマ数を減らしたり、全くやめてしまう人もいました。
しかし、TOEIC800点代後半の日本人インターン生と英語の勉強方法について話していた時に、カランメゾットにハマって英語力が飛躍的に向上したと言っていました。
実は僕もカランメゾットに慣れてきたら、ゲーム感覚の楽しいトレーニングだなと少し感じました。
太鼓の達人のように、英語を音として正確に聞き取り、それに対して脳が反応するので、感覚としてはゲームに通じる部分があります。
講師もこちら側が上手くレスポンスできると、「Good!!」と満面の笑顔で返してくれます。
それが嬉しいですし、最初は全くスピードに付いていけない自分が徐々にできるようになると、すごく成長を実感できます。
そうなると、もっともっとやりたくなる中毒性がカランメゾットにはあります。
正直、最初の1週間でカランメゾットを1コマに減らそうとも思いましたが、終わってみて一番この授業が効果があったように感じます。
それは正確なセンテンスで答えるために、相手の言った内容を完璧にリスニングできる力も養わることが挙げられます。
英語を日本語に変換せずに英語で理解して返答するという感覚が身につきました。
無論、カランメゾットのスピード間に慣れてくると、通常の会話スピードがとてもゆっくりに聞こえます。
こういうトレーニングは1人ではできませんので、受けて良かったと思います。
帰国後にQQEnglishのオンラインレッスンのカランメゾットを受けてみた感想
入学初日にQQEnglish代表の藤岡氏はこう言ってました。
「いくらセブ島で授業中に沢山勉強したと言っても、放課後に復習や予習をしなかったり、日本で使わなければ英語は全て忘れてしまいます。」
その通りだなぁと自分も思います。
筋トレと一緒で、トレーニングをしなければ徐々に落ちてきます。
ということで、せっかくカランメゾットで英語脳の回路ができはじめてきた(ような気がする)ので、帰国してからQQEnglishのSkypeを使ったオンラインレッスンを受けてみました。
卒業時にアンケートを答えると2回無料レッスンがプレゼントされます。
あと新規登録ユーザーには2回の無料体験レッスンが受けられます。
ですので4回無料レッスンが受けられました。
(その後もチケットを購入して1回25分を週2回〜3回継続しています)
夜の時間帯は人気講師の予約が取りづらいけど、どの講師もレベルが高い印象
できればシーフロント校でお世話になった講師を指名したかったのですが、なかなかスケジュールが合いません。
また、どこのオンライン英会話スクールも同じかもしれませんが、QQEnglishも評価の高い人気講師は19:00〜23:00の時間帯はすぐに予約が埋まってしまう感じです。
講師の紹介動画を見たりして、選ぼうとすると非常に時間がかかります。
しかし基本的にQQEnglishの講師は全て正社員でTESOL資格保持者なので、レベルのバラ付きがDMM英会話のような在宅型オンライン英会話と比べると少なく感じました。
講師の評価は参考にしつつも、選んでいると時間がかかるので、スケジュールの空いている講師をどんどん指名して受講してみました。
DMM英会話と違い予約も一度に複数入れられますので、1週間単位で一気に予約した方が良いかもしれません。
ちなみにQQEnglishはオンライン授業は講師は学校に出向いて行われますので、講師からのコール時間も正確で、これまでやる気のない怠慢な講師に当たったこともありません。
QQEnglishオンラインレッスンの学習プランと料金表
リアル授業とオンラインでカランメゾットの授業の違いはある?
教室で講師と一対一で受けるリアル授業と、オンライン(Skype)で受けるのとでは、やはり多少違いはあります。
感覚としては、リアル授業の方がテンポが早い印象です。
これはオンラインではお互いの声が被さった時など音声が聞こえにくくなるからです。
ですので、相手がしゃべっている時は基本的にしゃべらず聞き役に回らないと、相手との呼吸が合いません。
しかし、最初は違和感を感じましたが、すぐに慣れました。
今では、ほとんどセブ島で受けている時と変わらない感じでカランメゾットのトレーニングができています。
あと違いと言えば、リアル授業では単語を紙に書き出すトレーニングもありましたが、オンラインではSkypeのテキストチャットを使って行います。
またQQEnglishのオンライン回線はとても安定しています。
動画も比較的鮮明で、カランメゾットの特徴でもある講師が提示するイラストなどを見ながら答えるようなパートも全く問題なかったです。
【あとがき】一流は何事にも集中して取り組む
余談ですが僕が担当してくれたカランメゾットの講師は、直前に元格闘家の須藤元気氏を担当されていた方でした。
須藤氏と言えば多彩な才能の持ち主として有名です。
元格闘家であり、俳優であり、ミュージシャンであり、学生レスリングの日本代表監督であり、また書籍も10冊以上執筆されている作家でもあります。
さらにはボランティア組織「Team WE ARE ALL ONE」を立ち上げられたりと、とても一般人にはできないことを次々にやりのけている方です。
そんな須藤氏はQQEnglishに2週間留学して、1日8コマを全てカランメゾットに当てていたそうです。
カランメゾットはとても集中力が必要なトレーニングです。
正直、1コマ(50分)だけでも結構疲れます。
疲れるだけではなく、僕は入学して3日で喉が潰れて声が出にくくなりました。
それは、1日400分間ある授業中、ほぼしゃべりっぱなしになるからです。
これを1日に8コマもやっていたことに驚愕しました。
何事においても一流は物事に対して一気に集中して取り組むものだと感じました。
英語もカランメゾットのような勉強方法はありますが、一番大切なのは情熱と時には泥臭くストイックに打ち込み、それを継続させる力なんだと思います。
さらにカランメゾットを続けてどう変化したか?今後記事を書きたいと思います。