ハンガリー観光で人気No1!ブダペスト・セーチェニ温泉の楽しみ方と入り方や持ち物
ハンガリーは温泉天国です。
ブダペスト市内だけでも約50の浴場があります。
しかし日本人がイメージする温泉とハンガリーの温泉とではかなり違います。
例えば入浴スタイルは全裸ではなく、水着を着用しなければいけません。
その他にも沢山のカルチャーショックを受けてきました。
このページでは実際に2018年9月にブダペスト・セーチェニ温泉に行った時の経験を元に、ハンガリーの温泉文化の楽しみ方やセーチェニ温泉について詳しくご紹介します。
ハンガリーに行く予定がない方も、海外の温泉文化について知る良い機会になれば幸いです。
この記事の目次
ブダペストのセーチェニ温泉を攻略!おすすめの時間帯や入浴について
ローマ時代の大衆浴場を今に伝えるセーチェニ温泉とは?
セーチェニ温泉はヨーロッパで最大かつ200年以上の歴史を誇る温泉です。
ローマ時代の大衆浴場をイメージして造られたものでブダペストのもう一つの観光名所でもある「セーチェーニ公くさり橋」と土曜にブダとペストの合併に尽力したセーチェーニ公の名前が使われています。
現在は市民の憩いの場でもあり、ヨーロッパはもとより世界中から観光客が集まる一大エンターテイメント施設です。
施設概要
- 建設年:1913年
- 露天風呂の数:3(内1つはプール)
- 内風呂の数:15(サウナも2部屋あり)
- 温泉成分:硫酸塩、カルシウム,、マグネシウム、炭酸水素塩、フッ化物
アクセス
セーチェニ温泉への行き方は非常に簡単です。
M1(地下鉄1号線)に乗って「セーチェニ温泉(Széchenyi Fürdő)駅」から徒歩3分の場所にあります。
住所:Budapest, Állatkerti krt. 9-11, 1146 ハンガリー
営業時間:6:00〜22:00(月曜日〜日曜日)
公式サイト:http://www.szechenyifurdo.hu
大きな荷物があっても安心!2種類の料金プラン
リュックなどが入るロッカーと大きな荷物の入るキャビンによって料金が2種類あります。
平日と週末では若干週末の方が料金が高くなります。
※以下の料金表は2018年9月現在のものです。
支払いはVISA、MasterCardのクレジットカードも使えます。
平日
- 大人1名(ロッカー利用):2,120円(5,200HUF)
- 大人1名(キャビン利用):2,320円(5,700HUF)
週末
- 大人1名(ロッカー利用):2,200円(5,400HUF)
- 大人1名(キャビン利用):2,400円(5,900HUF)
その他
- 別途キャビン利用:200円(500HUF)
- ロッカーキー紛失時:940円(2,300HUF)
セーチェニ温泉ビギナーのための持ち物リスト
- 水着(必須)
- スイムキャップ(プールで泳ぐ場合に必要)
- タオル
- 石鹸、シャンプー
- サンダル
- ビニール袋
- 防水カメラ
- 本(Kindle)
- 防水スマホケース
- サングラス
水着
一番必要なのは水着です。
男性は海パン姿の人が多かったです。
競技用水着の人もいたり、基本的に水着ならなんでもOKです。
ほとんどの人は海水浴場に行くようなスタイルでした。
タオル
タオルは基本料金の中には含まれていません。
持参しましょう。
サングラス
屋外は日差しや照り返しがキツイので、休憩中はサングラスの着用がおすすめです。
リクライニングチェアもあるので、一眠りするときにもサングラスがあると良いです。
防水カメラ
温泉と言っても、ほとんど観光スポット化されているので、多くの人が写真撮影をしていまた。
中にはGoProを温泉の中に入れて撮影している猛者までいます…笑
僕はGoProをウイーンで盗まれたので、防水機能のあるカメラはiPhone7しかないので、このページに掲載している写真も含めて全てiPhoneで撮影しました。
サンダル
温泉と言っても、サンダルを履いている人が多かったです。
(僕はサンダルは履かずに素足で館内を歩き回りましたが、特に問題ありませんでした)
サンダルの場合、盗まれる可能性もありますので管理には注意してください。
尚、館内の床や施設自体は比較的綺麗な印象でした。
受付〜入浴までの流れと温泉の入り方
事前にオンライン予約ができますが、当日に現地窓口でチケットを購入するほうが簡単です。
- チケット売り場で「ロッカー付きのチケット(リュック程度の大きさなら余裕で収納できます)」をスタッフから購入する。
その際にロッカーキー(リストバンド)を受け取る。 - 入場ゲートをくぐりロッカールームに行く。
- 空いているロッカーならどこでも自由に使えるので、荷物を入れて水着に着替える。
- ロッカーの四角形の突き出た部分にある小さなバーを回してロックし、ロッカーキーをさらに四角形に接触させ電子ロックする。(空ける時は同様に接触せる)
- 浴場に向かうため「0階」まで行き、入場ゲートと反対方向の通路を歩く。
- しばらく歩くとシャワー室があるので、シャワーで全身を洗う。
- 内風呂があり、さらに平行して奥に進むと「プール」と書かれた標識があるので、そのまま進むと露天風呂に到着。
- 帰りは退場ゲートのキー返却ボックスにロッカーキーを落とすとゲートが開く仕組みになっている。
- レンタルしているものがあれば返却して完了。
出口には、このようなリストバンドを返却するボックスがあります。
投入することで退場ゲートが開きます。
夏に行くなら、おすすめの時間帯は夕方前から夜にかけて
僕が行った9月はまだ熱くて、日中は30度近くもありました。
日中熱いと温泉に入りたい気分にもならないので、夕暮れ時から行くことにしました。
滞在した時間帯は15:30〜20:00の間です。
この時間帯だと夕暮れの独特な雰囲気と夜の美しいライトアップを楽しみながら温泉に入ることができます。
下の記事でも書きましたが、ブダペストは夜景が美しいことで有名です。
[関連ページ] 世界一の夜景!ブダペスト・ゲッレールト丘の行き方&治安とライトアップ時間
それは、ここセーチェニ温泉も同様です。
このような雰囲気には日本にはないので、セーチェニ温泉に来たらぜひ夜の温泉も堪能してみてください。
ただ、帰る頃には若干肌寒いくらいになり、タオルなどを羽織っていなけば震えるほどでした。
冬に行かれる場合は夜の露天風呂は、かなり寒いと思います。
そういう点からもヨーロッパの観光シーズンって夏なんでしょうね。
窓口スタッフに英語は通じる?
ハンガリーの公用語はハンガリー語です。
中央・東欧諸国は、街の標識や公共交通機関さえも英語で書かれている方が珍しいくらいなので最初は戸惑いました。
ただ、観光客を相手にしているような場所では英語でもたいてい通じます。
セーチェニ温泉のスタッフも英語で意思疎通ができますので心配無用です。
ハンガリーでは、英語の他にもドイツ語が比較的通じるようです。
セーチェニ温泉の注意点
温泉内では痴漢行為などトラブルが発生しているようです。
人混みは避けた方が良いです。
また、館内は複雑な構造をしています。
ロッカールームの場所などルートをしっかり覚えておくと帰りの際にスムーズです。
浴場は「0階」に、ロッカー室は「地下1階」にあります。
ハンガリーの温泉文化とは?
ハンガリーの温泉文化は日本とは全く違います。
一番驚いたのが、温泉がジムのようになっていて、ダンベルで水中トレーニングをしている人達がいたことでした。
他にも・・・
- チェスをしているおじいさん達。
- アクロバティックな空中大回転をして遊んでいる若者。
- 大きな一眼レフカメラを片手に写真撮影をしている観光客。
…etc
どれも日本の温泉では考えられない光景です…苦笑
本当に海外って自由だなぁと思います。
こういう開放感がハンガリーの温泉文化の魅力かもしれません。
セーチェニ温泉の楽しみ方はズバリ読書!
セーチェニ温泉に来て、「なるほど、確かに温水プールだ。」と見て満足し、足早に帰るのは少し勿体無いです。
日本と同様に温泉の目的は”リラックスすること”なので、ここでは思いっきりリラックスしましょう。
室内には少し狭いサウナが2部屋ありますので、サウナで汗を流すのも良いです。
サウナの中はアロマのいい香りがします。
露天風呂にはリクライニングチェアが沢山置かれています。
僕は横になって本(iPhoneのKindle)を読んだり、温泉に入ったりしてました。
気持ちのいい風が吹いているので、寝っ転がったりしているだけでも、最高に気持ちいいです。
5時間くらい滞在してましたが、あっと言う間でした。
まわりの人達もビーチで日光浴をしているようでした。
まとめ
セーチェニ温泉は男女混浴風呂になりますし、イメージ的には温水プールに近いです。
日本人からすると、温泉という感覚にはなれないかもしれませんが、館内には伝統的なトルコ式の浴場があったり、海外ならではの温泉文化が体験ができます。
セーチェニ温泉に行く場合は、少し長めにスケジュールをとって、思いきりリラックスした時間を過ごされてみてはいかがでしょうか?
[関連ページ] ブダペストの安くて美味しい人気レストラン!名物フォアグラソテーの「コムシェソワ(Comme Chez Soi)」