【実機レビュー】ARCAM SOLO UNO デスクトップオーディオ!iPhoneと無線LAN接続できない解決法

【実機レビュー】ARCAM SOLO UNO デスクトップオーディオ&iPhoneと接続できない解決法

久しぶりにデスクトップオーディオ機材を新調しました。
小型デジタルアンプのFostex AP20dからARCAM SOLO UNOへの買い替えました。
ARCAM SOLO UNOはDAC内蔵&ワイヤレス接続対応で、手軽にiPhoneやMacからのデジタル音源をハイレゾ再生できる高音質アンプです。

製品スペックとポイント

項目 詳細
製品名 ARCAM SOLO UNO
タイプ 小型デジタルアンプ(DAC内蔵)
接続方式 有線LAN、無線LAN、Airplay2、Google Home
アナログ入力 AUX(3.5mmステレオミニジャック)
実勢価格 約5万円(執筆時点)
対応コーデック ハイレゾ対応

ARCAM SOLO UNOとFostex AP20d+PC100USB HR2 音質比較レビュー

接続方法と使用環境

  • 接続方法:Mac Book AirとARCAM SOLO UNOを3.5mmステレオケーブル
  • 比較機器:Fostex AP20d(デジタルアンプ)+PC100USB HR2(USB DAC)
  • スピーカー:JBL 4306
  • 試聴ソース:Apple Musicのハイレゾ音源

実際このモデルはネットワーク再生がメインで、アナログ接続となると外部入力はAUX端子しかなく、Macとは3.5mmステレオケーブル接続のみになります。
音質比較したのは、Fostex AP20d(アンプ) + PC100USB HR2(USB DAC)です。
3.5mmステレオケーブル接続でも、今まで使っていたFostex AP20d(アンプ)+ PC100USB HR2(USB DAC)との組み合わせよりも、断然に生っぽい音が出ます。
スピーカーはJBLの4306ですが、しばらくぶりに聞けていなかったピュアオーディオ的な音でした。 音源もスピーカーも一緒なのに、やっぱりこんな小型アンプ同士でも音って全然違うんだなぁと正直ビックリしました。
Fostex AP20dも結構評判が良いアンプですが、ARCAM SOLO UNOの音質は一聴してすぐに差が分かるほど、低音の響きやアタック感のキレ、解像度が高いです。


ARCAM SOLO UNO アンプ内蔵 ストリーミング プレーヤー

写真付きの実機レビュー

本体の箱

すべての付属品(説明書はかなり簡易的です)

ARCAM SOLO UNOの背面。USB端子はありますが、Macと直接USBを繋いで音楽を再生することはできません。
MacBook Air13インチ、iPad Air、iPhone SE2などとのサイズ比較。かなりコンパクトです。
JBL4306を堂々と再生。
本当にデスクトップオーディオに最適なサイズ感。机においても邪魔になりませんし、配線もスッキリ。
Fostex AP20d(アンプ)+ PC100USB HR2(USB DAC)はケーブル類も含めると結構、配線やらでゴチャツキます。
ワイヤレス接続ができるSOLO UNOは、電源ケーブル1本なのでミニマムでスッキリします。
Fostex AP20dのストレスポイントでもあった小さなスピーカー端子も、SOLO UNOは立派なプラグで大きなスピーカーケーブルでも接続できるのが◎

ARCAMというブランドは1976年にイギリスの名門ケンブリッジ大学の学生だったジョン・ドーソン氏らが創業したオーディオブランドで、「Music First(音楽最優先主義)」を掲げた製品づくりをしています。 “本当の音楽好き”が製品づくりに関わっているというような評価もあるブランドです。
正直、こんな小さなSOLO UNOでも良い音だすなら、ARCAMってすごく良いかもと、他製品にも目移りしました。

ARCAM SA20も魅力的

ARCAM SOLO UNOと同時リリースした製品にはより本格的なプリメインアンプのSA20やSA30があります。


これらはフルサイズの高性能モデルですが、AB級アンプでの発熱や消費電力、サイズ的な問題からデスクトップオーディオとしての利用には不向きかもしれませんね。

SA20はメーカー販売は終了していますが、当初12万円前後だった製品が現在は半値近くまで価格が下がっています。
そのため、コストパフォーマンスは非常に高く、ネット上の口コミ評価も総じて好評です。
僕もSA20を購入しようかかなり迷いましたが、デスクトップオーディオとしては、Marantz M1の方がサイズや用途的に合ってそうなので一旦パスしました。

iPhone経由でSOLO UNOが無線LAN接続できないときの解決法

iPhoneやMacでワイヤレス接続&再生するには、Airplay2やGoogle home経由でARCAM SOLO UNOと接続できるはずですが、私の環境では接続することができませんでした。

ARCAM SOLO UNOの背面にあるリセットボタンを何度も長押して工場出荷時への初期化をしても、NET LEDはブルーに点灯(ネットワーク接続済)しているのに、iPhoneからは全くARCAM SOLO UNOとAirplay2経由で接続できない状況でした。

試した対処法

  1. 背面リセットボタンによる初期化(複数回)
  2. ルーターの再起動
  3. iPhoneの再起動
  4. 異なるiPhoneでの接続試行

結果として、購入店に初期不良か確認してもらったところ、購入店でも無線LAN接続ができず、敢え無く返品に至りました。

ちなみに有線LANケーブルでは問題なく接続可能でした。
無線LAN接続できない場合は、有線LAN接続をおすすめします。
基本的にARCAMに限らず、ネットワークプレイヤーはどのメーカーも安定性の高い有線LAN接続を推奨しています。
ただし、接続自体ができない場合は、初期不良の可能性が高いため、すぐに購入元に返品&交換の相談をするのがベストです。

まとめ〜デスクトップオーディオとしてのARCAM SOLO UNOの魅力

小型でありながら本格的な音質を提供するARCAM SOLO UNOは、デスクトップオーディオとして非常に魅力的な選択肢です。
無線LAN接続には課題があったものの、有線接続では安定した性能を発揮します。
上を見たらキリがないピュアオーディオの世界において、この価格帯のアンプで音楽を楽しむのが一番コストパフォーマンスが良く、幸せな音楽体験ができるのかもしれませんね。


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