【本要約α】ユダヤ人大富豪から学ぶお金の5原則はFIRE成功の鍵

【本要約α】ユダヤ人大富豪から学ぶお金の5原則はFIREを成功する近道だった

ベストセラー書籍「ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣」(本田 健さん著書)を読んでみたところ、この大富豪自体が現代でいうFIRE達成者であり、お金に縛られず自身の理想的な生き方を全うされていました。
本書ではお金持ちになるのではなく、”幸せなお金持ち”になることを目指しています。
そこに「FIRE成功」のヒントも含まれているので、今回、「本要約+α」としてまとめてみました。


ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)

はじめに〜お金とは川の流れのようなもの

お金は川のようなもので、常に社会を流れています。
川の流れを止めて自分のところだけに留めることはできません。

流れている川の周辺に運河を作り、自分の領地(ビジネス)に川の水を引くことはできますが、流れてきた水を留めておけば、たちまち氾濫し、水も腐ってしまいます。

領地にお金を溜め込むだけ溜め込んで、その流れを止めてしまった人(働かなくなった人)は大抵、病んでしまいます。

だから、お金は良い方向へ流すことです。
お金が循環することで、社会も潤いますし、また自分の領地(ビジネス)にも常にお金が入ってきます。

潜在意識が現実の力〜お金の主人になるか、お金の奴隷になるか

あなたはお金の主人でしょうか、それともお金の奴隷でしょうか。
多くの人は潜在意識の力によって、それが現実化していることを日常的に意識していません。

これはお金も同様で、お金に対する潜在意識の持ち方によって、その意思や行動が支配されています。

少しスピリチュアルに聞こえるかもしれませんが、あなたが、お金の主人と思うなら、お金を使う時は感謝と愛を持って使いましょう。
そうすることで、お金からも愛される人生が送れます。

お金に対して日常的に不安やネガティブな感情を抱き、使うときですら後ろめたさや不安、恐れを抱くと、お金もあなたに対して不安や恐れを持ちます。

お金との付き合い方は2つしかありません。
お金の主人になるか奴隷になるか───。
あまり難しく考えなくて良いです。要はお金を使うときは楽しく使うことです。

これはFIREに対しても同じことがいえます。
FIREに対して、潜在的にポジティブに捉えているかネガティブに捉えているかで、FIREの成功と失敗を分けます。

潜在意識として嘘偽りなく、FIREできることに喜びや充実、幸せを感じているなら成功する可能性が高まりますし、FIREすることに、不安や恐れを感じているなら、それが現実になる可能性があります。

潜在意識をアップデートする方法としてアファメーションというテクニックがあります。
気になった方は調べてみてください。

簡単なアファメーションのやり方として毎朝、自分の潜在意識に植え付けたいことを事前にメモにまとめて読み上げます。

例: 私はお金を使う時は、自分の人生に素晴らしい体験をもたらす幸運のチケットとして、常に感謝と愛をもって使います。
(今そう感じられなくても、潜在意識をアップデートするため、心から本気で思うことが大切)

次からは本編であるユダヤ人大富豪から学ぶお金の5原則からFIRE成功の近道についてみていきましょう。

ユダヤ人大富豪から学ぶお金の5原則

1.たくさん稼ぐ

お金持ちになるには、この「稼ぐ」ことができなければ、次の4つのステップをいくら頑張ってもお金持ちにはなれません。

しかし、金持ちになるのに巨額の収入を得る必要もありません。
これはFIRE成功=富豪やお金持ちではないのと同じです。
そして次の「賢く使う」をマスターすれば、この「稼ぐ」はさほど重要ではありません。

2.賢く使う

賢く使うとは生き金を使うとも言えます。
お金持ちはお金を使う時は、必ずその価値以上のものに対して使います。

逆に5ドルだったとしても、自分の虚栄心を満たすモノに対してはお金は一切使いません。
ましてや買った瞬間から価値が下がる新車などはその最たるものです。

お金を使うか迷った時、中長期的にみて、自分に富や知識、素晴らしい人間関係、人生経験をもたらしてくれるかを一度考えてみましょう。

YESであれば、多少多額だったとしても、それはあなたにとって使うに価するものであり、愛と感謝をもって使いましょう。

必要なモノと欲しいモノの違いを知る

お金に縁のない人はこの2つの違いを知らないし、お金を使うときにこれを意識しません。
必要なモノは生きていく上で必要なモノであり、欲しいモノはなくても生きていけるモノです。
世の中にはお金を使わせる誘惑で溢れています。

お金に縁のない人は収入が上がったから、お金が入ってきたから、頑張ったからなどという理由で、新しいモノ、欲しいモノを手に入れます。

お金持ちは「今の自分には必要ないな。またにしておこう」と言って衝動的な欲を上手くコントロールしています。

何を買うのかを知る

自分がお金を使う時は、そのお金で何を得ようとしているのか、よく見極めることです。
それを買うことで気分を上げたいだけなのでしょうか?

そうであればお金を使わずにそれができる他の手段はないでしょうか?

  • 時間が節約できるのでしょうか?
  • 知識が増えるのでしょうか?
  • 楽しい気持ちになるためなのでしょうか?

本当はそのお金で何を買っているのか(手にするのか)を意識して理解することは、お金を賢く使う上で大切なことです。

3.がっちり守る

税務署、家族、パートナー、友人、詐欺師などあなたのお金を狙う人たちは大勢います。
相手にはあなたのお金を奪っているという悪意がないかもしれません。

あなたも当然の役割や務めとして、大切なお金を惜しげもなく渡しているかもしれません。

石油王ポール・ゲティのインタビューで、お金持ちになる秘訣は?と聞かれた彼の回答は「Never lose money.(お金を失うな)」と答え、他に秘訣ありませんか?という質問に対しても同様に「Never lose money.」と答えた逸話があります。

4.投資する

投資なくしてお金持ちになることは難しいです。
稼いだお金は株や債券、不動産などに長期間投資することで複利の効果が働き莫大な富をもたらしてくれます。

経済学者トマ・ピケティが唱えた富の不等式「r(資本収益率)>g(経済成長率)」が示すように、資本から得られる収益率が経済成長率を上回れば上回るほど、それだけ富は資本家へ蓄積されるからです。

現代における金銭的に成功するためには、いかに労働者として有能で優秀になるかではなく、労働者から資本家になれるかどうかです。

労働者側ではいつまでも雇用主から時間も場所に縛られ「FI(経済的自立)」は成し得ません。

5.分かち合う

アメリカの富豪はその富を社会に還元することを大切にしています。
それは「富のサイクル」とも言えます。

「人と分かち合うことで、私はますます豊かになる。自分には無限の富を生み出す力がある」

こんな風な潜在意識を持ち行動できれば、それは本当に現実になりますし、こういう人が増えることで社会はより豊かになります。

お金持ちになる究極の目的は「分かち合い」にあります。

ではFIREの究極の目的は───?

人間の生きる究極の目的の一つは、他の社会的動物と同様に、他者とのつながりを持ち、集団や社会に貢献することにあります。本能的に人は、社会の中で役割を果たし、他者の役に立つことで自己の存在意義を感じるようにできています。

FIREの究極目的も「一人ひとりが自分がこの世に生まれてきた使命にいち早く気付き、本来やるべきことをやるため」になるのではないでしょうか。

あなたが食べるため、生活をするために、本来やるべきことをやらずに、ブルシット・ジョブに追われライスワーク(rice-work)に従事するのは、おそらく社会にとって損失です。

一人ひとりが、自分の使命に気付き、集団や社会に貢献できるライフワーク(life-work)ができれば、きっと社会はよりよくなるはずです。

よって「早期リタイア」というのは本来やる必要のないライスワークからの解放であり、ライフワークのスタートです。

ライフワークなくして、精神的な充足感を得た真のFIRE成功は成し得ないです。

最後に〜お金の法則を学ぶ意味

お金の達人は人生からお金が消える境地にたどり着きます。

大半の人間は、人生の決断をするとき、お金に影響されています。

  • 安いとか、高いとか
  • 自分にそれを買うのは無理だとか

で決めてしまいます。

それが自分の幸せに直接つながることでも、お金を言い訳に行動するのをあきらめてしまいます。

お金の達人になる素晴らしさは、人生からお金が消えてしまうことでもあります。
人生のあらゆる局面でお金があなたの邪魔をしなくなります。

日常的にお金のことを考えなくなります───人生からお金というものがなくなるも同然です。

自分の住みたいところ、着たいもの、やりたいこと、食べたいもの、持ちもの、すべて自分の好きなように決められたら、それ以上にお金をもつ意味はないでしょう。

お金を自由に操ることができ、自分のやりたい人生を生きることができます。

冒頭に話した通りで、お金は川のようなもので、お金は流れを生み出さずに溜め込むばかりでは氾濫し、悲劇を生みます。

お金持ちはこのことを理解しています。

重要なのはお金の流れをポジティブな方向へと流すことです。

お金に縁のない人は、なんとかお金を溜め込もうとします。
お金は流すことで豊かになれるのに、それを信頼できません。
例えるなら、ご飯はたくさん食べるが、トイレに行って出すのは勿体ないので我慢することと似ています。

それを想像しただけでも体に良くないことだと分かるでしょう。
お金そのものを溜め込んでも仕方ありません。

そこから得られる素晴らしい価値や体験を引き出すことが幸せなお金持ちになる秘訣です。

記事を読んで本編が気になった方はぜひ続きを書籍で読んでみてください。


ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください