経験と時間を生むお金の使い方!僕が人生で買った一番良かったモノ
一般的に人生を豊かにしてくれるお金の使い方として「モノより経験」「消費や浪費より投資」などと言われることが多いです。
人によって「豊かさ」の価値観は異なるので、お金の使い方も人それぞれだと思いますが、そもそも「モノ」と「経験」を比較すること自体がナンセンスな気がします。この2つは全く関連性がない異質なものではなく、互いに相関関係があります。
例えばキャンプという体験を味わいたいなら、自分のスタイルにあったこだわりのモノをもつことで、よりキャンプという体験が豊かなものになりますし、所有欲が満たされ、見たり使う度に喜びも得られます。
ピアノを弾くという体験にも楽器が必要です。
写真撮影を趣味として始めたい場合、常にカメラをレンタルするのは非効率です。
スノーボードやサーフィンも同様です。
世界一周バックパック旅行だって、上質なバックパックを買った方が気分が上がりますし、背負いやすいだけで、移動も苦にならず、より沢山の素敵な場所を訪れるチャンスも広がります。
もちろん帰国後はそれが一生の記念品になります。
結局、人生を豊かにしてくれるお金の使い方の根底として「モノより経験」は正しいですが、モノを持つことで新しい経験や思い出が生まれるのも事実です。
だから、両者を異質なものと区別することにあまり意味はないと感じます。
この記事の目次
やってみたい新しい経験につながるモノに投資する
人生を豊かにするお金の使い方のヒントは、やってみたい新しい経験につながるモノを買うことです。
しかし一方で、モノを所有しなくても経験できないか?と考えるかもしれません。
モノが先か?経験が先か?───
この答えとしては、僕はやはりモノの重要性は高く、優先順位も先かなと思います。
例えば新たにスノーボードに挑戦してみたいとします。
スキー場に行けばレンタル品もありますが、スノーボードの楽しさに目覚めるまでにはスキー場には5回くらいは行く必要があります。
初回は転びまくって、散々な目にあって、翌日は筋肉痛と鞭打ちで全身ボロボロになります。
そんな経験をすると、高額なレンタル費用を払ってまで再挑戦したいと多くの人は思えなくなり、スノーボードの楽しさに目覚める前に終わってしまいます。
しかし、覚悟をもってスノーボードを趣味にすると決めた人は、最初から安くても良いので初心者向けスノーボード3点セットなどを買った上で、「先行投資したからには回収しよう!」と上達するまでスキー場に通います。
結果として、毎シーズン冬が来るのを心待ちにするほど、スノーボードが大好きになり、趣味を通じて仲間も広がり人生がより豊かなものになります。
これは楽器にも言えます。
ピアノを単に触りたいだけなら買う必要はありませんが、ピアノが演奏できるようになり、人生をより豊かにしたい場合は電子ピアノをまず買って、毎日練習することが近道です。
時間と経験を生み出す僕が人生で買った一番良かったモノ
モノは新しい体験を与えてくれます。
この視点で考えたとき、僕は人生で買って一番良かったと心から思えるモノがあります。
それは自転車(ロードバイク)です。
もう10年くらい前になりますが、当時25万円くらいしたTREKのカーボン製のロードバイクです。
ロードバイクに乗るようになってからは、旅の選択肢が広がりました。
輪行袋に入れてフェリーで佐渡ヶ島や大島に行ったり、ソロキャンプ道具を積んで北海道一周、九州横断、しまなみ街道など、コストを抑えながらも”自力”で各地を巡る旅ができています。
僕も以前は、車を所有していましたが、東京に引っ越してからは、高額なお金がかかる車は処分して、ほぼランニングコストが0円のロードバイクと電車がメインの移動手段です。
ロードバイクは東京都内を短時間に移動できるモビリティでもあります。
半径10kmであれば電車や車を使うよりロードバイクの方が短時間で移動できます。
例えば僕の住んでいるところから、吉祥寺駅までは電車やバスだとドアtoドアで30分程度かかりますが、ロードバイクなら20分で行けます。
移動には時間というコストが発生するので、この時間が節約できるモノも大きなメリットだと感じています。
更に自転車は移動しながら心身ともに良いエクササイズにもなります。
お金で時間を買う!時短投資のデータが示す効果的なお金の使い方
お金持ちの判断基準は「時間」>「お金」であり、お金で時間を買っています。
空いた時間でビジネスなど付加価値の高いこと、家族との時間、自己学習の時間などに使うことができます。
研究によると、時間節約のためにお金を使った人は、物質的な商品にお金を使った人よりも幸福度が15~32%高いという結果が出ています。また、米国の調査では時短家電の導入によって家事労働が週平均6.2時間減少し、その時間の約40%が自己啓発や家族との時間に充てられているというデータもあります。
この考え方を取り入れてみると、時間が節約できるモノを買うことも人生を豊かにしてくれるお金の使い方になります。
例えば時間を節約してくれるお金の使い方やモノやサービスを以下の通りです。
- ロボット掃除機
- ドラム式洗濯乾燥機
- 食洗機
- 時短調理アイテム(圧力鍋)
- 食材宅配サブスク(買い物時間カット)
- NetflixやAmazon Prime + プロジェクター + 高性能スピーカーorイヤホン(映画館に行く手間カット)
- Audible、Speechify(ながら作業時の耳から読書)
- ランニングシューズ、ダンベル、ヨガマット(ジムにいかなくてお家や公園で運動)
- 職場近くに引っ越し、タクシー、自転車、スクーター(移動時間カット)
- デュアルモニター + 高性能PC&スマホ(マルチタスク&処理スピードアップ)
- AIやソフトウェア(リサーチ、語学学習、家計簿管理など仕事からプライベートまで活用)
特にロボット掃除機+ドラム式洗濯乾燥機+食洗機の3点セットはコスパ最強の時短アイテムとして人気です。
実際、これら3つの家電を導入した家庭では、週あたり平均4.5時間の家事時間削減につながったというデータもあります。
また逆に不要なモノを処分したり、コンパクトな生活空間に引っ越すことで掃除や生活導線、管理の手間が省けるので時間が生まれます。
時間を生むお金の使い方のアプローチ
では僕達の時間を最大限、増やすためのお金の使い方をステップごとに見てみましょう。
生活環境
- 生活に必要なお店が揃っている職場近くの駅チカ物件に引っ越す
- あえてコンパクトな間取りにする(スペースに制約を設けることで不要なモノを買わない)
- なんなら湯船もなくてもOK(近所に銭湯があれば、銭湯を利用した方が掃除不要でQOLアップ)
家事
- ロボット掃除機、ドラム式洗濯機乾燥機、食洗機を最優先で購入
- 食材宅配サブスクやネットスーパーの活用
- 自炊すら面倒なら弁当宅配サブスクも活用
ワークスペース
- デュアルモニター化
- AIやソフトウェアの最新情報のインプット&活用
健康管理
- ジムを解約してランニングシューズやダンベルを揃えてスグに運動ができるようにする
- 都会暮らしの人であれば、車を手放し自転車など切り替える
学習
- 語学学習など、今学んでいることに対してAIを活用できないか検証
- Audibleなどインプット系は倍速モードでの視聴に慣れる
まとめ
お金は貯め方より使い方の方が難しいと言われます。
よく老人へのインタビューなどで、「もっと若いうちにお金を使えば良かった」と後悔する人も一定数います。
そのお金の使い道としては、旅行、趣味(特にピアノや楽器が弾きたかった)、学習(自己投資)が代表格です。
逆に「もっと大きな家を買えば良かった」とかはあまり聞きません。
ウォーレン・バフェットも1958年に31,500ドルで購入したオマハにある質素な家に暮らしています。
やってみたいことを見つけること自体が、あなたにとってベストなお金の使い方になるのではないでしょうか。
あなたは今、時間を買うためにどんなモノやサービスに投資したいですか?
ゼロ秒思考などを活用して考えてみてはいかがでしょうか。