湘南移住を後悔しない!エアビーで9日間プレ移住。現地生活の感想とサ活×通勤の新提案

やっぱり都会より海の近くに住みたい───
長年、鎌倉・湘南エリアに引っ越したいと考えてきましたが、都内への通勤時間を考えると踏ん切りがつきませんでした。
実際に通勤時間という大きなコストを払ってでも、素晴らしい”何か”を生活にもたらしてくれるのか?
この実際に湘南に住んだら「生活はどう変化するのか?」という問いに対して、もっと高い解像度で自分自身が知るために9日間(土日×2回+平日5日)だけ、Airbnb経由で築浅アパート(1K)を短期間だけ借りて、普段の日常生活をしつつ、さらにはサーフィンも湘南に引っ越すことで、もっとやれるのかなども含めて湘南にプレ移住をしてテストしてみました。
- 理想と現実のギャップは?
- 通勤時間は?
- 仕事のある平日の一日のルーティンは?
- 普段の買い物は?
- 週末の過ごし方はどう変わるのか?
これらは、観光で訪れる程度ではなかなかイメージがしにくいです。
今回はこういった引っ越し前の人が抱えるモヤモヤを、Airbnb×湘南プレ移住という方法でクリアにした方法と、実際の僕の湘南エリアへのプレ移住での体験と引っ越しした方が良いかどうかの答えを出しましたのでまとめます。
この記事の目次
鵠沼海岸に近い築浅アパートでの9日間の暮らし
Airbnbで検索をすると、生活に必要な家具家電が整った賃貸アパートに宿泊できます。
借りたアパートの場所は小田急線・鵠沼海岸駅から徒歩5分程度の場所です。
江の島までは3km程度、鵠沼海岸へも徒歩5分程度でアクセス可能で、海と駅の近さの面で理想的な立地でした。
アパートにはTV(Netflix視聴可能)やベッド、タオル、キッチン道具から調味料まで、本当に生活に必要なものが全て揃っていて、到着した日から手ぶらで生活できるレベルでした。

1泊10,000円ほどですが、本格的に賃貸契約をして引っ越しをするとなると、初期費用だけでも数十万円かかるので、最小限のリスクで始められるのが良いです。
鵠沼海岸駅近辺の普段使いできそうなスーパーなど
土曜日にチェックインをして週末は近隣の生活に使えそうなお店を散策しました。
住む上で必要な日用品がすぐに買えるスーパーの存在は重要な要素なので、品揃えや価格などをリサーチしました。
鵠沼海岸駅近辺だと「FUJI 鵠沼店」というスーパーが大きくて普段使いに良さそうでした。
僕が普段利用している「いなげや」というスーパーと比較すると、生鮮食品の価格は同等〜ほんの少しだけお高めな印象です。
それ以外だと、鵠沼海岸公園前には「Odakyu OX 江ノ島店」というスーパーもあります。こちらは地元鮮魚も取り扱っており、生鮮食品から既製品まで十分な品揃えと価格で普段使いに丁度いいスーパーでした。
鎌倉の江ノ電沿線だと品揃えと安さを兼ね備えたスーパーが西友だけとか、買い物に不便な印象がありましたが、鵠沼海岸エリアは、駅近くにも歩いて行けるスーパーがあり生活しやすそうです。
あと鵠沼海岸駅前には「クリエイトS・D 」ドラッグストアもあり、納豆やちょっとした果物、野菜、冷凍食品などもあり、帰宅時に立ち寄って足りない一品を買うにも良さそうでした。
鵠沼海岸駅から新宿までの朝と夜の通勤電車はどうか?
一番、湘南エリアに引っ越したときに不安だったのが都心への通勤でした。
実際のドアtoドアでの通勤時間を測ったら1時間40分〜2時間弱ほどでした。
やはり数字でみると大きく感じますね。
都心(新宿)への通勤は小田急線を利用しました。
鵠沼海岸駅→藤沢駅→新宿駅。
鵠沼海岸駅から藤沢駅までは小田急線江の島線で乗車時間は5分です。
途中駅は本鵠沼駅しかなく、朝でも乗客の混雑もなく、ほぼ移動ストレスゼロです。
藤沢駅から新宿駅は同じく小田急線で、階段を渡って別のホームに乗り換えが必要ですが、快速急行が乗り継ぎを待ってくれていて、藤沢駅に到着と同時に新宿駅に向けてすぐ発車するので、乗り換え時間のロスは最小限です。
しかも藤沢駅が始発なので朝の通勤時間でも座れます。
通勤時間は新宿までが59分〜1時間1分で直通運転です。
ですので、実際にこの「1時間」というのが体感時間としての通勤になります。
そしてこの朝の「1時間」を有効活用することができれば、通勤時間の長さというデメリットがメリットにもなります。
朝の通勤電車の1時間の過ごし方
僕の場合こんな感じで過ごしていました。
- スマホで情報収集(10分)
- 仕事のSlack(10分)
- 本での読書(20分)※ストレス緩和&リラックスも含めて
- 仮眠(20分)
割とこれであっという間に1時間過ぎます。
新宿駅までであれば楽勝ですが、新宿駅からさらに山手線に乗り換えて職場のある駅まで数駅、さらにそこから徒歩10分弱なので、トータルだとやっぱり結構時間かかります。
あとさすがに帰りの通勤電車は混雑します。
新宿駅から座りたければ、後発電車を待つなどしなければいけませんし、1分でも早く帰りたい!と思うときはさすがに長く感じます。
プレ移住が終わり、通勤での乗車時間20分に戻ったときは、本当にあっという間に職場の駅に到着してビビりました笑
僕の会社は週3出社がマストで、2日のリモートワークが許可されています。
湘南エリアから毎日出社するのは結論としては「キツイ」という感想です。
通勤負荷を減らしてサ活を楽しむ
僕は週末は銭湯やスーパー銭湯でサ活をするのが日課で、近くに入浴施設があるかどうか重要です。
しかし、鵠沼海岸エリアにはサッと行けて気軽に利用できる銭湯やスーパー銭湯があまりありません。
稲村ヶ崎温泉がありますが、週末は観光客で混雑してますし、鵠沼海岸からだと微妙に遠いです。
そこで、考えたのが平日の水曜日と木曜日が連続出社日なので、水曜日は湘南に帰らず、職場近くのカプセルサウナに宿泊する方法です。
利用したのは池袋の「かるまる」という本格的な薪サウナが楽しめる人気のサウナ施設です。
一人利用が前提で館内は非常に静かでリラックスでき、気に入って何度もリピートしています。
お値段は早割なら5,000円程度(宿泊込み)です。
夜と朝の2回サウナが楽しめるので、日帰り利用よりはコスパはいいです。
平日だと人も少なく、結果としてメチャクチャ良かったです。
通勤時間の往復4時間→40分程度に短縮しつつ、サ活も楽しめて日常の中に非日常を作り出すこともできます。
週末のサ活を平日のサ活に変更するというイメージなら、コストの差額は実質4,000円弱程度。
トータルコストでみれば、十分に価値があります。
通勤時間そのものを無くしながら、日常を楽しむというこのアプローチは僕の中で新たな楽しみを与えてくれました。
湘南に引っ越したら仕事のある平日のルーティンはどう変わる?

僕は朝ランニング、朝食とコーヒーが何よりのご褒美で、ある意味でそれさえ出来ていれば、仕事が忙しくてもヘッチャラです。
逆にこの時間をしっかり確保できないと、メンタルがやられます笑
基本的に湘南エリアに引っ越すことで通勤時間がドアtoドアで40分から1時間40分になるので、1時間だけ全てを前倒しするだけのことです。
1時間これまでより早く寝て、1時間これまでより早く起きるなんて、言葉にすれば簡単に聞こえますが実際は大変なことです。
ただ朝日を浴びながらの江の島や富士山を眺めて走るビーチランは期待以上の素晴らしいものでした。

もうそれだけで前日の夜から、早く寝て日の出前に起きて朝日と海を見ながら走ろう!とワクワクできます。
普通にプレ移住の数日後には難なく、1時間前倒し生活に慣れました。
朝の海岸でのランニングやサーフィンは湘南エリアに引っ越す上での最大の魅力でもあるので、精神的な面も含めて、さらに健康的な生活を送れるようになると思います。
湘南に引っ越すと週末の過ごし方はどう変わるのか?
住み慣れた場所というのは安心感はありますが、新しい発見や刺激は得にくいという一面があります。
湘南に限らず新しい環境への引っ越しは、新しい発見の連続です。
僕はきっと湘南に引っ越したら朝からサーフィンをするのだろうと思っていました。
実際にサーフィンは何度か経験があり、一人で波を見てテイクオフすることはできます。
いつかは本格的な趣味にできたら───そのためにも毎日サーフィンができる環境にいくのが一番だと思っていました。
しかし、実際に湘南エリアにプレ移住中にサーフィンは一度もしませんでした。
結局、僕にとってサーフィンもランニングも本質的には同じものです。
それは自然と直接、触れ合えるというものです。
鵠沼海岸のビーチを素足で波際を走ると、砂や波の感触が伝わってきます。
ランニングシューズを履いて走るのとは全く違う、自然本来の感触です。

さらに海岸では上裸になっている人も多く、僕も短パンに素足だけという、人間本来の姿に近い何も身に着けていない状態で走りました。
そんな全てから解放された状態の前に広がっているのは、真っ青に晴れた広い空、遠くの雄大な富士山、遙か先の地平線に広がる美しい雲。
どれだけ走っても、苦痛は一切なく、ただ深い呼吸をするだけのように自然と触れ合いながら走れるこの自由な感覚は、もう自分にとってはサーフィンと同じでした。
週末でも毎朝、鵠沼海岸や人通りの少ない江の島を走り、帰宅後は朝食とコーヒーという平日の過ごし方と変わらずでした。
正午くらいからはスタバ併設の蔦屋書店「湘南T-SITE」が自転車で20分程度なので、本などを読んだりして過ごします。
生活圏内にこういう大型書店があるのは、やはり良いです。
結局は環境が全てだと思います。
大型書店がある場所に住めば、それだけ良い本に出会える可能性が高まります。

自然と文化のある街に住めば、そういう体験に簡単にアクセスできます。
僕がゴミゴミした繁華街や都会よりも、自然や文化レベルの高い街に惹かれる理由がここにあります。
夕方になると夕日と富士山を見ることができます。
江の島〜鵠沼海岸近辺では、サーファーは早朝から夕方まで波があろうがなかろうが一日中います。
朝はランニング、夕方はサーフィンというのが理想の過ごし方だなぁと現地で感じました。
プレ移住を経て、やっぱり湘南エリアに引っ越したくなった!
結果として、湘南での暮らしはランニングや自然との体験に新たな価値を提供してくれるものだと確信しました。
また平日の通勤も都内でのサ活&宿泊という非日常デーを1日設けることで、新たな楽しみを与えてくれるものとなります。
お金は多少今よりかかりますが、自分のワクワクや楽しみにお金を使えるのは、喜ばしいことです。





