FIREも海外移住も 計画進行の道のりが一番楽しい

FIREも海外移住も 計画進行の道のりが一番楽しい

何か本当に手に入れたいモノや目標を持って一生懸命、それに向けて取り組んでいる道のりが一番楽しいと思います。
もっと言えば、心から叶えたい夢や目標があること自体が幸せです。

自分の人生をいつでも自由に選択できると思えると幸福度が高まる

多くの人はFIREなど経済的自由を目指しますが、実際にFIREに移行する人は少数派だと思います。
そもそもFIREを目指す上で理由は大きくは2つあります。

  • ポジティブな理由からのFIRE
  • ネガティブな理由からのFIRE

ポジティブな理由からのFIREは、会社員という立場では実現できないライフスタイルを叶えたいというものです。
例えば海外移住や、趣味に生きる、田舎での自給自足生活など。

ネガティブな理由からのFIREは、仕事や働くことが嫌い、会社や取引先との人間関係を断ち切りたいなど。

どちらの理由だったとしても、FIREをすればそれらを実現できる可能性は高まります。

僕の場合、FIREという生き方を知ってからは、それを目指してはいましたが、
絶対にFIREを達成しないとできないことは、年単位での海外旅行くらいしかありませんでした。
それ以外の自分のやりたいことは、実はFIREせずとも(働きながらでも)できるものばかりでした。

僕がFIREをしたくない理由

僕はFI(経済的自立)はしたいですが、RE(早期リタイア)はしたくありません。

理由は簡単でRE(早期リタイア)は健康を損なうリスクがあるからです。
足腰強く、元気ハツラツな人は年齢に関係なく働くことが好きで働いています。

僕が尊敬する人に福岡の西公園にある屋台「 今屋のハンバーガー 」の今崎さん(79歳)がいます。
1972年にホットドッグ店を創業し、今年でなんと50年。

周囲から必要とされ、子どもから大人までお客様の笑顔に触れ、喜ばれる生き方です。
最高の人生だと思います。

───究極、肉体と精神と脳が健康であれば、お金がなくても生きていけます。
ただし逆は不可能です。

誰かも必要とされず、社会との接点もなく、存在しているかどうかも分からない、生きるだけの日々が幸せだとは思えません。
今崎さんのように自分のできることは自分でやり、社会から求められる存在になることは、健康的に幸せに生きていく秘訣だと思います。

お金はなくても楽しめる

お金はなくても、日本は余暇が楽しめる社会です。

例えば、僕は週末に東京都内&近郊の知らない街に電車で出かけてランニングをして、帰りに銭湯に入るのが趣味ですが、そのために必要なお金は、交通費や軽食含めても1日2,000円くらいです。

登山、海水浴、キャンプ、読書、映画、美術、音楽など多くの余暇は、それほどお金をかけずに楽しめます。

FIREせずとも、FIREができる状態にするメリットとは?

特別な人を除き、人間関係や社会との接点は会社や仕事を通じて多く得ることができる以上、それらを若くして断ち切るFIREは孤独と不健康を自ら選択するようなものです。(夫婦やコミュニティに所属している場合を除いて)
長期間、孤独や孤立を感じてネガティブ思考になるのは健康面でもマイナスです。

FIREはやろうと思えばいつでもできるけど、あえてそれをしない状態が実はベストなんじゃないかと思います。
よく言われることですが、いつでもFIRE(仕事を辞められるという状態)を行使できるのであれば、仕事でも大きな挑戦をして失敗してもいいでしょうし、自分にとって強いストレスとなる事は断る勇気が持てるなどメリットがあります。

それこそ、安定した会社員を捨てて、自分の好きな事でビジネスを始めてもいいと思います。
小さな農園、キッチンカー、コーヒー焙煎、観光ガイドなどなど───
収入は落ちても、FIRE状態であれば、お金を急いで稼ぐ必要もなく、好きなことで人から求められるような生き方にシフトチェンジ可能です。

ですから、FIREができる状態というのは、人生の選択肢が増えることでもあります。

人はパンのみに生きるにあらず

上記は新約聖書に出てくるイエス・キリストの言葉で「人間が生きていくためには、物質的満足だけでなく精神的満足・充実も大切である」という意味でよく引用されます。

無目的に働いてその日暮らしをしていては、精神的な満足感や充足感は得られません。
最初の話に戻りますが本当に達成したい夢や目標をもつことそれ自体が幸せなことです。
これはまさに、精神的満足・充実に大きく影響するからです。

しかし、夢への旅は夢を叶えた後よりも、そこに向けて努力している道(過程)が一番幸せを感じるのではないでしょうか。

ゴールよりも、ゴールに至る道に大切なものがある

分かりやすく例えるなら旅行や子どもの頃の遠足も同様です。
旅行は計画を立てたり、旅行本を読んで妄想しているときが一番楽しいです。
遠足も100円玉を3枚握りしめ、近所の駄菓子屋で遠足に食べるお菓子を友だちと選んでいたときが最高潮で、遠足当日のことはあまり覚えていません笑

僕が1年間の世界一周の旅をしたときも、世界一周したという”結果”よりもその途中、途中の道にこそ、自分が求めていたものがありました。

FIREも海外移住も、資産運用や語学スキルの習得、健康的な節約生活、副業や本業での収入アップ、収支計画、ポートフォリオ管理、情報収集やアウトプットなど実行して、努力して、それらに近付いているという過程が一番、成長実感もするし、楽しいと思います。
この過程を楽しむことができているなら、あなたはそれらを手に入れたと同じくらいの価値を既に手に入れています。

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