adidas アディオスプロ4、ボストン12、ジャパン9、SL2を比較試走した感想

adidas アディオスプロ4、ボストン12、ジャパン9、SL2を比較試走した感想

2024年12月に開催された「ADIZERO EKIDEN SPEED SESSION@外苑前」に参加してきました。
イベントの内容はadidasが2024年冬に発売したアディオスプロ4を履いて、TWOLAPSコーチ監修の特別メニューを行うランニングセッションです。

ADIZERO EKIDEN SPEED SESSION@外苑前
ADIZERO EKIDEN SPEED SESSION@外苑前

僕はサブ3.5向けの練習に参加しました。
(神宮外苑のランニングコース1周約1.325km×2周を4:35〜4:40のペースで3セット)

この合計8kmの練習ではアディオスプロ4を履きました。
プロ4はアディゼロのレース用シューズのフラグシップモデルになります。
今回は一般的なスペック解説的な内容は一切排除して、僕が普段はいているSL2や当日試し履きをしたボストン12、ジャパン9などアディゼロシリーズの最新モデルを比較した感想のみお伝えします。

シューズ選びの参考になれば幸いです。

まず各シューズの重量と特徴だけ表にまとめました。

アディゼロシリーズの重量(27cm片足重量)&特徴

モデル名 重量(g) 特徴
プロ4 200g カーボンプレート搭載のアディゼロ最軽量&最高峰レーシングシューズ
ボストン12 267g グラスファイバー搭載による安定感と推進力。長距離レースシューズ
ジャパン9 177g 薄底&高反発で速さを重視した軽量シューズ
SL2 232g 反発性とクッション性を重視したジョグに最適なシューズ

アディオスプロ4:軽くてクッション性と反発性が異次元!

アディオスプロ4

まず最初に感じたのがプニプニとした独特なクッション感覚でした。
ロッカー構造なので安定感というよりは、バネのような反発感。
走るとポンポン&コロコロと前に進んでいくような感覚で、いつものジョグ感覚で走っても、スピードが出ます。

最初のアディオスプロ4を使って動きの準備練習セッションをしたときの説明では、「無駄に力を入れて足を振り上げなくても、自然に足を地面に真下にトン!と落とすだけでも反発するので、力まなくていいですよ」ということでしたが、まさにそんな感じです。

無駄な力を入れなくてもシューズの力で反発力が生まれるので、反発力を少し前傾にして推進力に変えるだけです。

前作のアディオスプロ3も反発力があるシューズでしたが、「相応の走力がないとフルマラソンでは後半、キツい」という説明をシューズアドバイザーの藤原さんから受けたことがありますが、今回のアディオスプロ4は、爪先が大きく反ったロッカー構造で、フルマラソンで最も辛くなる35km以降でも重心を前傾に維持しやすく、非常に走りやすいそうです。

ボストン12:アディオスプロ4と比べると着地の安定感が素晴らしい

アディゼロ ボストン12

アディオスプロ4で走った直後にボストン12に履き替えて走ってみたのですが、本当にまるで違う感覚でビックリしました。
まず最初に感じたのが重い!そして反発しない(アディオスプロ4比)!走っている時の音もペタ!ペタ!とアディオスプロ4とは着地音すら全然違いました。
そしてすぐに気付いたのは、足裏全体で地面をグリップしている安定感です。

ラバー全体で地面をグリップしているので体も左右などにブレません。
アディオスプロ4は逆に脚だけでなく体感も含めて鍛えないと走るには難しいシューズだなとも思いました。

ボストン12はアディオスプロ4ほどの反発力はないですが、デイリーシューズとしては、こちらの方が良さそうです。
ただ重さ(27cmで267g)が少し気になりました。
正直、イベント参加時にボストン12の重量は何グラムか正確にわかりませんでしたが、履いてすぐに実感値として”重い”と分かるほどの差です。

ジャパン9:走っていて超楽しい!走力を鍛えられるシューズ

アディゼロ ジャパン9

ボストン12の後にジャパン9を履いたので、今度はジャパン9の軽量性(27cmで177g)にビビりました。
100gも差があれば、ほぼ素足で走っているような感覚です。
さらに薄底なので、地面からの情報がダイレクトに伝わってきます。

担当の方もおしゃっていましたが、ジャパン9で練習をして脚を鍛えて、アディオスプロ4を履くと良いんじゃないかということでした。

今回のジャパン9は軽量性と踏めば反発する所が気に入りました。
フィット感、タイト感も絶妙でした。
ちなみに各シューズのサイズ感は記事最後にまとめてます。

SL2:反発とクッションがベストバランスな万能ジョグシューズ

アディゼロ SL2

SL2は既に入手してジョグシューズとして使用しています。
SLも700km以上使ってから買い替えましたが、SLと比較してライトストライクプロがフルストレンズになったことで反発力も感じて気に入ってます。

アディゼロSL→SL2に乗り換えレビュー!200km走って重さやサイズ感の感想

サイズ感

僕は過去のアディゼロシリーズは全て28cmを選んできましたが、今回はアディオスプロ4は28cm、ボストン12は27.5cm、ジャパン9は28.5cm、SL2は28cmがジャストフィットでした。

ジャパン9は少しタイト感が強めなので、普段28cmを履いていたらワンサイズアップしても良いかもしれません。

アディオスプロ4の在庫は2025年1月頃から復活

現在、adidasの公式サイトではアディオスプロ4はほぼ全てのサイズで在庫なしです。

メーカーの方も来ていたので、聞いてみたらアディオスプロ4は2025年1月頃には公式サイトでも在庫が復活するそうです(現在のシルバー&ピンクのウルトラマンのような初回限定カラーではない、下記の公式インスタの白黒のもの)

 

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サブ3以上を狙うランナーはアディオスプロ4が第一候補になるかと思います。
ただ余談ですが、僕はこのイベントの前週にもPUMAのシューズ試走&練習会にも参加してきました。
その時、ニトロエリート3で同様のインターバル走をしたのですが、アディオスプロ4と比較しても正直、遜色ないレベルで素晴らしいシューズでした。
(フルとか走ったときは何か差を感じるのかもしれません)

スーパーシューズ選びは高額なため失敗したくありませんので、色々なイベントに参加して自分にとってベストなシューズを選びたいですね。

今回はアディゼロ EVO SLを試せませんでしたが、コレも気になります。
アディゼロ EVO SLは購入予定なのでまたレビューしたいと思います!

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