タイ・バンコク旅行のモデルプランとイングラムジムのムエタイ1日体験
微笑みの国『タイ』
東南アジア最大の都市・バンコクを中心としたアジア有数の観光地です。
歴史的建造物や東南アジア特有の異国情緒たっぷりで、台湾などの日本に近いアジア諸国にはない独特の雰囲気があります。
世界中のバックパッカーが集まる安宿街「カオサン通り」などもあり、現地での旅費も安く抑えられる事もポイントの一つです。
僕がはじめて1人で海外旅行に行ったのがタイ・バンコクでした。
航空券とホテルだけエクスペディアで取得して、あとは地球の歩き方やフォートラベルなどの観光サイトなどを色々見て現地を旅行しました。
そんな僕が旅行中に失敗した点や良かった点などを振り返ろうと思います。
この記事の目次
旅行プランの考え方(タイ・バンコクで何をするか目的をもつ)
僕は旅行は行く前の準備が非常に大切だと思っています。
旅行に限らず何でもそうですが、何かをするときは目的(ゴール)と目標を持ちます。
僕の場合、旅行のプランを考える時は、現地で何をしたいのか?何を達成したいのか?を明確にし、Evernoteなどにまとめておきます。
目的を決めてから色々細かなプランを考えます。
ちなみに今回、はじめての海外旅行だったので、今回の目的は1人で海外に行って帰ってくることも目的でした笑
その他の目的はこんな感じです。
- ムエタイ1日体験をする
- 本場のタイ古式マッサージを体験する
- 現地の人と触れ合う&現地の人の生活を見て体験する
- 主要な歴史的建造物を見て自分の感性を磨く
結構あいまいですが、これでOKです!
なるべく、僕は見る事よりも体験する事にフォーカスします。
だからムエタイ観戦とムエタイ体験を選ぶなら後者を選びます。
見たり聞いたりしたことは忘れますが、
自分の身を持って体験したことは一生忘れません。
はじめての1人海外旅行で失敗した教訓
バンコクでは3日間完全フリーでした。
実は日本では大まかに行きたい場所くらいしかリサーチせずに
現地に着いてから細かくスケジュールを作ったのですが予想以上に時間がかかります。
また、3日目で早々に行きたい場所などがネタ切れして、午前中をかけて1日の予定を作るという時間のロスをしてしまいました。
東京観光を3日間するとイメージしてみてください。
2日間、都内近郊の主要観光スポットを回ります。
もし3日目には行く場所のネタがなくなり、その当日の朝、どこを観光するか?と考えると、そこからの移動時間の関係で非常に狭い範囲に限られます。
事前に計画をして3日目には富士山を見るために早起きをすると計画をたてておけば遠出もできると思います。
とにかく短期旅行の場合、行く場所や、やることについては、なるべく出国前に具体的にスケジュール化しておくべきです。
現地で考える時間が勿体無いですし、朝の出発が遅いと行動範囲が狭まります。
ムエタイ1日体験も!3日間で周るタイ・バンコク旅行モデルプラン
※時間はおおよその目安です。
バンコク1日目(※出国日)
- 11:00 成田国際空港発(フライト時間は6〜7時間あるので、途中で地球の歩き方をずっと読んで情報収集)
- 15:30 スワンナプーム国際空港着
到着後、市内観光&ホテルでくつろぐ
バンコク2日目
- 10:30 ホテル出発
- 11:30 BTSサヤーム駅にてサヤームパラゴンにて、ご飯&ショッピング
- 13:00 エラワン・プームとトリムルティ(開運スポット)をめぐる
- 14:30 マンゴータンゴにてマンゴーを食べる
- 17:00 ホテル近くでタイ古式マッサージを受ける
- 20:00 夜の繁華街で遊ぶ
- 24:30 ホテル帰宅
- 25:00 就寝
バンコク3日目
- 08:30 ホテル出発
- 09:30 王宮、ワット・プラケオ、ワットボー散策(水上バスに乗って移動)
- 15:00 イングラムジム(BTSトンロー駅2番出口徒歩15分)にてムエタイ体験入門
- 18:30 ターミナル21(BTSアソーク駅)で夕飯&アイスモンスターでマンゴーかき氷を食べる
- 20:00 夜の繁華街で遊ぶ
- 23:00 ホテル近くでタイ古式マッサージを受ける
- 24:30 ホテル帰宅
- 25:00 就寝
バンコク4日目
- 0810 起床
- 08:30 ホテルにあるジムとプールで運動
- 12:00 MBKショッピングセンターをお土産買い物&昼飯
- 14:00 バンコク市内をブラブラ写真撮影
- 22:00 超高層ホテルの展望ラウンジでビールとつまみを片手にバンコクの夜景鑑賞
- 23:00 就寝
バンコク5日目(帰国日)
- 04:30 起床
- 07:35 スワンナプーム国際空港発
- 15:45 成田国際空港着
上の観光モデルプランで行くと、こんな風景・体験ができます!
タイの上空。はじめて行く国を上空から見ると、これから始まる旅にワクワク感がハンパないです。
タイ・バンコクの玄関「スワンナプーム国際空港」です。
空港内にも大きな像が設置されてあり、雰囲気あります。
ホテル近くのショッピングセンターにあるフードコートではじめての本場タイ料理に挑戦!
タイ料理はパクチーがOKかどうかで、かなり評価が違ってくると思います。
正直、最初に食べたこの唐揚げみたいな肉料理は個性的な味だなぁという感想でした。
バンコク市内はとにかくバイクが多く、メインの通りから路地に入ると結構カオスな雰囲気です。
海外に来ると日本の道のキレイさが際立ちます。
現地の人が利用する屋台食堂みたいなところです。
バンコクの方は基本的にこういう場所で外食するスタイルみたいですね。
夜の繁華街です。よく見ると日本の看板が結構あります。
そして色々行きましたが本当に夜のバンコクはカオスな雰囲気で最高です。
日本にはないアジアンパワーという感じで、一人でも怖がらず色々なお店に入ると良いと思います。
もしボッタクられても勉強代になるし、バンコクはそこまで物価が高くないので、どこもリーズナブルに感じます。
水上バスでワット・アルンや王宮に行きます!
ツアーなどでも定番コースですが、水上バスなどを利用すれば、一人でも周ることは可能です。
水上バス乗り場はBTSサバーンタークシン駅近くです。
BTSはどれも短距離で駅の間も短く、スムーズに行けからそれほど時間もかからず行けて便利です。
サバーンタークシン駅を降りると、100メートルくらいでチャオプラヤー川の船乗り場に到着します。
前情報では水上バスはどこまで乗っても15バーツで行けるということでしたが、 料金は40バーツでした。
まぁ日本円にしたら100円にも満たない差額なので、あまり気にせずスルー。
水上バスは船外の船首にでることも可能でした。(自己責任で…)
チャオプラヤー川の風を感じながら景色を見るのは本当に気持ちがいいです。
ワット・アルン(暁の寺院)です。
近くからみても細かい装飾がほどこされており、とても美しいです。
夜はライトアップもされるみたいで、時間があれば夕暮れ時を狙うと良いかもしれません。
この巨大は像は「ヤック」と呼ばれる守り神(鬼)だそうです。迫力もありますが装飾が素晴らしい!
タイの王宮(グランドパレス)です。
荘厳な雰囲気で少しゆっくりしたいのですが、屋外はサウナみたいな暑さで長時間いることは難しいです。
ただし!!王宮内に点在している神殿は基本的に中に入って探検できるので、 なんだかドラクエやFFのようなRPGゲームをリアルにやっている感覚で非常に楽しいです!
王宮へはトゥクトゥクなど利用すると行きやすいですが、ここもボッタクリが多いので、最初に価格交渉をして納得できなければ断りましょう。
観光の定番のワット・ポーの涅槃仏(ねはんぶつ)です。
王宮のすぐ隣に位置しているので、まとめ観光するには丁度いいです。
ここのアングルは絶好の写真撮影スポットとなっており、色々な国の人が自撮り棒でセルフ写真を撮っています。
自撮り棒で撮るよりも僕は見ず知らずの人同士で協力して撮り合った方が早いし、写真自体も良いものになる可能性が高いので、こちらからまず撮りましょうか?とアプローチします。
アプローチする相手は同じく1人旅で来ているようなバックパッカーなどで、特に一眼レフカメラを持っているような人を最優先ターゲットにします。
(傾向として一眼レフカメラを持っている人は構図など撮影スキルが高いので)
また大抵、こちら側が首から一眼レフカメラを下げていれば、向こうも安心して撮影を任せてくれます。
相手を撮影したら、今度はこちらも撮ってほしいと伝えると、ほぼ100%断られることはありません。
相手も撮影のテンションが上がると何カットも縦、横と構図を工夫して撮ってくれます。
この辺は、万国共通の写真が好きな人の性なんだと思います。
PENTAXの魚眼ズームレンズ「smc PENTAX-DA FISH-EYE 10-17mmF3.5-4.5ED」でワット・アルンを撮影。
非現実的な風景を非現実的な画角で撮影するのも楽しいですね。
小学校高学年くらいの少年とお母さんが一生懸命ジュースを作っていたので、思わず購入。
冷たくてとっても美味しかったです。
「写真を撮らせてください」と頼み快くOKいただきました。
その時撮影したのがこのページの一番上にある写真です。
さすが微笑みの国ということだけあって、お二人共、見ず知らずの外国人の僕にも笑顔で応えてくれました。
こういう現地の人と触れ合う体験は、どんな素敵な景色よりも心に残りますね。
ムエタイ1日体験レポート!想像以上の過酷さに心が折れました・・・
イングラムジムにて1日ムエタイ体験をしてきました。
ちなみに僕は元々、大工で力仕事をしていましたし、今でも日常的に運動をしています。
水泳もランニングもロードバイクもします。冬はスノボもやります。
年間を通じて体を動かしており、体力にはそこそこ自信あります。
一応それを前提として読んで下さい…笑
イングラムジムへのアクセスは最寄り駅がBTS「トンロー駅」から徒歩でジムまで行くことも可能ですが、道のりはキツイです
理由としては道幅が狭く、車やバイクが次々とくるのでメッチャ危ないです…。
さらに野良犬もいてちょっと怖いですし…。
僕は直前に王宮などを歩きまわった後だったので、蒸し暑さで歩くだけでも辛い状態でした。
しかも、ここまで休憩という休憩もなく、飯も食べていませんでした。(当然ですがしっかり食事をとってから行ってください)
イングラムジムに到着するやいやなや、書類に必要事項を記入し、すぐさまムエタイ1日体験がスタートします。
担当してくれたのは18歳くらいのイケメン君です。
後でネットで調べたら15歳でプロとして活躍している方のようです。
とりあえず、荷物だけ置きに宿舎に入ります。
宿舎と行っても10畳ほどの寝るだけの薄暗い部屋です。
そこは合宿所として使われており、 2段ベッドが2つ。敷ふとんが3つ前後敷いてあります。
ここで皆、苦楽を共に一緒に生活しているんだなと思うと非常にスゴイ世界だと感じました。
ムエタイ体験がスタートすると、まずいきなり縄跳びを渡された。
周囲を見ると、でかいストップウォッチがあります。
4分練習して1分休憩という感じです。
これをずっと繰り返します。
4分全力でやって1分休むルーティーンは想像以上につらいです。
歩くだけでも汗が滝のようにでてくる気温下で縄跳びを4分もやるのは普段運動していない人は難しいと思います。
さらに王宮などで1日歩きまわった挙句の苦行…
縄跳びを何セットしたか覚えていませんが、終わると、すぐさまコーチが手際よく両手にサポーターバンドをグルグル巻いてくれます。
ボクシンググローブをつけるのも初体験で結構、窮屈で硬いです。
こんなので本気で殴られたら一発KOは必死&ハイキックを顔面に受けたら首の骨が折れて死ぬかもしれないと少し怖くなりました…。
最初に教えてもらったのがムエタイの基本的な構え方です。
軸足を少し前に出し、比較的に拳を顔に近づける感じ。
構えがOKとなるとジャブ、パンチの動作、蹴りと続きます。
蹴りは軸足を90度にして、蹴る足側の手を勢い良く後ろに振り下ろすと回転力がつきます。
簡単に動作チェックをしたら、練習用リングに上がり、コーチが的(まと)になってもらい、
ひたすら、コーチに言われたアクションを繰り返します。
「ジャブ!パンチ!ケーリ」
「ジャブ!パンチ!4回!」
「ジャブ!パンチ!ジャブ!ヒージ!」
「パンチ!ヒーザ!ヒージ!」
「アッパー!ブロー!パーンチ!」
など日本語の発音が少し独特で可愛いです…笑
徐々に慣れてくると力も入ってきますが、キック、ローキック時は足がミットにあたると多少痛いです
足の骨が折れたらこの旅行が台無しになるので、
本気の50%くらいに抑えていましたが、それでも息が切れるしし、汗がだくだく出てきます
この反復練習を数セット終わった頃には体力の限界がきていました。
リング脇には銀色の桶と青色のコップがあり、誰でもすくって水が飲めるようになっています。
衛生的に問題ありそうな感じだったが、理性が吹っ飛んでいるのでお構いなしに飲みまくります。
毎回1分間の休憩時にガブガブ水を飲む…。
たぶんバンコクにきて、全身の水分を総入れ替えしたくらい汗をかき、水を飲みました。
基本動作が終わると、次は40歳くらいのムエタイ選手がコーチとして担当してもらい、遂にスパークリングの開始です。
この人は先程の若いコーチと違ってジャンジャン攻めてきます。
4分間のスパークリングをやっては1分間休む…この繰り返しをずっとやる感じです。
終わりが見えないと思うと、精神的に相当応えます…。
しかもコーチは結構手加減せず、キックをした足を掴んで脇腹や顔面めがけて殴りかかってくきます。
ガードやキックにスキがあるという事を身を持って教えてくれているんだと思います。
相手が容赦せず来るから、こちらも俄然、容赦せずに立ち向かう気になります。
闘争本能というか、普段眠っている力が刺激される感じです。
男を磨くなら格闘技は最高なのかもしれないです。
たぶん、自分に対して自信もつくと思います。
帰国したらムエタイを新しい趣味にしても良いかもしれないと本気で思いました。
スパークリングに話は戻りますが、若いコーチの時はパンチやキックの練習だけでしたが、
今回は相手も攻めてくるので相手の蹴り足はこちらの足でガードをしなければならないです。
プロテクターがあるので、そこまで痛くはないが、
これが生身なら、こちらも防御するポイントに力を入れなければ怪我をすることは必至です。
スパークリングが終わると、次は首を両手でつかんで脇腹めがけて膝蹴りの練習です。
相手の頭を腕力で引き下ろし、そこにヒザ蹴りをする。
考えただけで恐ろしいですね…。これをスパークリング形式でやります。
お互い、どちらが先に顔を引き下ろせるかがポイントで、組手を交互に速攻で掛け合いながら攻めます。
もちろん、コーチは慣れているので、こちらの頭を引き下ろし、容赦なくキックやパンチを浴びせてくる。
とにかく容赦がないです。
一度、頭を引き下ろされると挽回するのは不可能。
最後は足を引っ掛けられて転ばされてアウト。
正直、最後はもう抵抗する力も残っていませんでした…。
終わると、次は再び、練習マットのあるところでサンドバック相手に蹴りや膝の練習。
キック10回というプログラムでは、1秒に1回くらいのハイスピードで蹴ります。
最後はストレッチなどをして、腹筋50回、腕立て10回をやって終わります。
一緒に体験した格闘技経験のある日本人の人からは
「よくヘバラずにやり終えたね」と褒められてちょっと嬉しかったです。
終了すると、宿舎横の屋外シャワーを浴びれます。
シャワーの後ろはキッチンになっているみたいで食材の仕込みをしていました。
このイングラムジムはムエタイ体験もできますが、本来はプロ養成所です。
体験をする同じリングで本物のムエタイが練習をしています。
帰り際、話を聞いたらこのジムには2人ほど日本人がいて、一人はその場にいた17歳の金髪の少年で、バンコクの学校に通いながら合宿をしているそうです。
望む目標が高かったり、何かを極めようとしている人は、他人とは全く違う道や行動をしているということに気付かされます。
まだ高校生なのに、タイのムエタイジムで合宿生活をしている日本人がいる…。
その現実をリアルに見ただけでも、僕としてはとても良い刺激を受けました。
一人異国で他人と一緒に合宿しながら毎日ハードな練習をする。
本気でやるからこそ圧倒的な結果を生むんだと思います。
「お前は人生に挑戦しているか?」
そんな事を彼から教えてもらった気がします。
ジムの帰り際に、ムエタイ世界チャンピオンの2人と記念撮影をしてもらい終了しました
こんな貴重な体験が900バーツでできるとは、この旅の中で最も価値ある経験をしたと思います。
いやーホント、ここに来て良かったです。
ムエタイ体験の後は栄養補給です(笑)
台湾スィーツでお馴染みのアイスモンスターが近くにあったので行きました
場所はイングラムジムのあるトンロー駅から2駅くらいのアソーク駅です。
観光ガイドブック等にも紹介されている「ターミナル21」という商業施設内にあります。
ターミナル21はフロアによって国別のテーマを出しており、
2Fは東京がテーマになっており、招き猫や鳥居などがあります。
(ここに限らずバンコク市内は日本料理ブームなのか日本由来のものが本当に多いです)
とりあえず、アイスモンスターにてマンゴーのかき氷を食べます。
1トピックスをチョイスしましたが、2トピックスにしておけば良かったと後から気付くも、 途中キャンセルは不可とのことでした…
かき氷の上にマンゴーを載せて、その上に練乳をかけます。
暑いバンコクには最適なスィーツで、とても美味しかったです。
これは何度も食べたくなりますね。
旅の最後はホテルの展望ラウンジで夜景を見ながらお酒を飲んで、今回の旅が出来たことに感謝をして終わります。
バンコクは激アツな街でした。
ムエタイ1日体験は興味があれば行った方が良いと思います。
色々な国に周ったらまた戻ってきたい国の一つです。