ホーチミンのメコン川〜クチトンネルを巡るベトナム旅行記
2015年8月にベトナム(ホーチミン)とカンボジア(アンコールワット)に行ってきました。
東南アジアは2カ国以上を1セットの旅として巡ると、一度に色々な表情が見れて楽しいです。
今回はアンコールワットをメインの旅行先に据えて、ついでにホーチミンを急ぎ足で効率的に観光するプランにしました。
ホーチミンでの滞在時間は約45時間という短さですが、ポイントを絞れば十分観光はできます。
2泊3日で効率的にホーチミンを堪能するためのプランは以下の通りです。
この記事の目次
ベトナム(ホーチミン)2泊3日モデルプラン
ベトナム1日目
16:00 成田着
18:00 成田発(日本航空759 第2ターミナル3F)
21:50 タンソンニャット国際空港着(タクシーでホテルまで移動)
23:30 カラベルサイゴン(ホテル)着
25:30 就寝(睡眠5:30)
ベトナム2日目
07:30 メコン川クルーズ〜クチトンネル(日本語ができる現地ガイドと運転手付きのツアー)
18:00 ホテル着
19:00 ホーチミンスクエア〜ドンコイ通り付近でメシ&マッサージ&ナイトマーケット等
21:00 ビテクスコ・フィナンシャルタワーで夜景鑑賞&飲み会
22:30 ホテル着
25:00 就寝(睡眠6:30)
ベトナム3日目&カンボジアへ
07:30 起床
08:00 朝食
10:00 チェックアウト
10:30 ホーチミン市内観光(ドンコイ通りとその周辺の観光スポット)
14:00 戦争証跡博物館
17:30 タンソンニャット国際空港からシェムリアップ国際空港着へ
飛行機からホーチミン市を眺めると光の海のような街並みでした。
空港に近付くと東南アジアらしい町並みがどんどん迫ってきます。
到着すると出口付近はアジアの熱気に包まれています。
出迎えの人たちでごった返していました。
ベトナム通貨「ドン」を日本円に置き換える簡単な計算方法
ベトナムの通貨はドンです。
ベトナムはインフレに苦しんでおり、日本人からすると単位が非常にわかりにくいです。
例えば空港から市内中心部のホテルまでの片道は116,000ドンしました。
いったい日本円でいくらになるか?
計算すると日本円で600〜700円くらいです。(2015年当時)
瞬間的に円に計算できないとボッタクられても気付きません。
ドンから円への簡単な計算方法は0を二つ取って半分にすると覚えておけば大丈夫です。
ドンコイ通りから近いカラベルサイゴンホテル
今回滞在するホテルはカラベルサイゴンです。
周辺にはコンビニ、レストラン、観光スポットが多く点在してます。
短期間でホーチミンを観光するにはとても便の良い場所にあります。
徒歩圏内にある主要観光スポット
- 戦争証跡博物館
- サイゴン大教会
- 統一会堂
- 市営劇場
- ビテクスコ・フィナンシャルタワー
- サイゴン中央郵便局
- ベンタイン市場
カラベルサイゴンのスタッフはホスピタリティーが高く総じて満足でした。
日本人スタッフを見ることはありませんでした。
ホーチミン市内のコンビニ事情
ホテル周辺には深夜でも営業してるコンビニもありました。
(セブイレブンの数は少なく、周辺にあるのはサークルKのみ)
コンビニのヘットボトルは約30円です。
売られてるものはカップ麺やお菓子類など保存がきくものばかりで品揃えは貧相です。
そしてすごく狭いです。
いつも思いますが海外のコンビニを見ると日本のコンビニは異常に発達しています。
メコン川デルタクルーズとクチトンネル観光ツアー
クチトンネルで戦争体験
翌日は朝からメコン川クルーズとクチトンネルのツアーです。
事前にベルトラ(オプショナルツアー予約サイト)で予約をしてきました。
話を聞くと現地予約でも同じくらいの値段でツアー予約できるようです。
バックパッカーなどが集うエリアに行くともっと安く予約できるかもしれません。
運転手一人と片言の日本語ができる現地ガイドが一人。
そして、ツアーを共にする日本人夫婦と一緒に回りました。
まずは最初の目的地クチトンネルに到着です。
敷地内には今でも爆撃機による爪痕が残っています。
クチトンネルはベトコンの戦いを疑似体験できる施設になっています。
ベトコンの体格は小さく、その小さい体がギリギリ入る程度の穴を掘りました。
その穴を軍事拠点にアメリカと最後まで戦いを続けてました。
この穴の中に入って身を隠す体験ができます。
万歳をしないと穴の中で肩が当たるほど狭いです。
当時、トンネル内部には病院や学校、映画館などもあったようで、一つの街が地中に作られていました。
最も印象的だったのが、穴の中を歩ける体験です。
穴の距離を20メートル、40メートル、100メートルを選択できます。
体力には自信があるので100メートルを選択しました。
しかし、トンネル内はあまりにも蒸し暑く、狭いため閉所恐怖症の自分としては途中で怖くなり20メートルで離脱しました。
ノンラーを着けてのメコン川デルタクルーズ
続いてメコン川クルーズです
ジャングルのような密林地帯をゆっくり手漕ぎボートで進みます。
雨季なので水量もあり、落ちたら大変です。
水辺の照り返しも強いためクルージング中はノンラーと呼ばれるベトナムの伝統的な円錐形の帽子(写真の赤い服の女性が被っている帽子)を貸してもらえます。
海外の伝統的な物を身に付けるのは楽しいですね。旅の良い思い出になりました。
ホーチミン市内はサックと短時間で観光できる
ホーチミンはそれほど観光スポットは多くありません。
自然を見たいならハノイのハロン湾に行かれた方が良いかもしれません。
それでもホーチミンに行きたかったのは、人から戦争証跡博物館が凄かったという話を聞いたからです。
サイゴン中央郵便局
サイゴン大教会
戦争証跡博物館に行く途中にはサイゴン大教会、中央郵便局などの有名観光スポットが徒歩圏内に密集しているので短時間で見て回れます。
戦争証跡博物館で感じる戦争の悲惨さ
教科書で見たことがあるような有名な戦争写真を見ることができます。
本物のギロチンや目を覆いたくような物が所狭しと展示されています。
言葉にはできません。ぜひその目に実際に見て下さい。
衛生的で美味しいホーチミングルメ「フォー24」
地元の人に美味しいお店を聞いて教えてもらったのがドンコイ通りにある「フォー24」というフォー専門店です。
決して屋台と比較して安い訳ではなりませんが、店内は衛生的で一人でも気軽に立ち寄れる雰囲気が◎です。
フォー意外にも揚げ春巻きなどサイドメニューも充実してます。
2,000円も頼めばテーブルいっぱいに料理が運ばれます。
何となく、海外で麺類を食べると安心できるのは日本人の性でしょうか。
とても美味しく頂きました。
【あとがき】旅は特別な出会いの場だと感じたベトナム旅行
メコン川&クチトンネルツアーで一緒になった日本人夫婦とは、お互いの年齢も近かったことから仲良くなり、ディナーをご一緒させていただきました。
その方は貿易関連の仕事をされているそうで、色々な国に回っているそうです。
人を引き寄せるようなオーラを持っている人でした。
自分の周りには世界中を飛び回って貿易をしている人はいません。
しかし、日本を一歩飛び出して海外に行くと、いい意味でぶっ飛んだ人たちと出会えてコミュニケーションできるチャンスがあります。
人は人と出会うこで成長できると思います。
知らない世界で知らない人達と接点を持つ時に必要なのはちょっとの勇気だけ。
あらためて勇気を持って外の世界に飛び出す大切さを感じられた旅でした。