フィレンツェ2日間モデルコースとおすすめホテル&観光名所9選

イタリア観光で絶対に外せないのがこのフィレンツェです。
僕はローマ、フィレンツェ、ピサ、ミラノ、ヴェネツィアを周って、旅行後に好きになった街がこのフィレンツェでした。

できれば長めに滞在してゆっくり美術館めぐりや、街歩きなど楽しみたい街です。
しかし、どうしても2日間で全部観光したい方にフィレンツェの魅力を堪能できるモデルコースをご紹介します。


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フィレンツェってどんな街?

花の都「フィレンツェ」はイタリアの中部に位置する人口約36万人のトスカーナ州の州都です。

ルネサンス期にイタリアの都市フィレンツェにおいて銀行家、政治家として台頭したメディチ家による統治の下、15世紀頃よりルネサンスの文化的な中心地として発展してきました。
今も芸術と建築と文化の街として世界中から観光客がやってくるイタリア有数の観光都市です。

中心部はとても賑やかな一方、郊外はトスカーナ地方の田舎っぽい雰囲気もある面白い街です。
ローマやミラノと比べて落ち着いた雰囲気があります。

ローマからフィレンツェへの行き方(鉄道)

ローマの「テルミニ駅」からフィレンツェの「サンタ・マリア・ノヴェッラ駅」へは直通の高速鉄道があり、およそ1時間半程度で行くことができます。

高速鉄道のチケットは現地の駅で直接購入できますが、不安な方はレイルヨーロッパ等で事前予約しておくと良いかもしれません。

レイルヨーロッパ
http://www.raileurope-japan.com/book-now/

たった2日間でフィレンツェが堪能できる!観光モデルコース

フィレンツェ1日目(到着日)

11:50 テルミニ駅発
〜移動所要時間:1時間半〜
13:22 フィレンツェSMN駅(フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅)着
14:00 ホテルチェックイン(自転車のレンタルをする)
15:00 サンタ・マリア・ノヴェッラ教会
15:30 サン・ジョヴァンニ洗礼堂
16:30 ドゥオーモ
17:30 ジョットの鐘楼
19:00 シニョリーア広場〜ヴェッキオ宮殿〜レプッブリカ広場

フィレンツェ2日目

07:00 起床〜朝食
09:00 アカデミア美術館
11:30 ウッフィッツィ美術館〜市内観光・ランチ
15:30 ヴェッキオ橋
16:30 ミケランジェロ広場

2日間で効率的に観光するには自転車レンタルがおすすめ!

フィレンツェ市内は狭い路地が多く、車やバスでの移動は不向きです。
しかも、徒歩で歩き回るには広く、観光スポットも複雑に点在してるため効率的ではありません。

そこでぜひ現地での移動手段として活用したいのが自転車レンタルサービスです。
ホテルのフロントなどに相談すれば、簡単に手続きをしてもらえます。

とにかく、フィレンツェの道は石畳なので徒歩は疲れます。(足が痛くなります)
何より異国の地を自転車で走るのはとても楽しいです!

フィレンツェのおすすめホテル

次にフィレンツェのおすすめホテルをご紹介します。
「Hotel Kraft(ホテル クラフト)」です。

サンタマリアノヴェッラ駅から徒歩7分程度という立地でありながら、アルノ川からも近いので自然も感じられます。
僕はこのアルノ川付近を朝・夕方ランニングしましたが、とてもいい気持ちの良いランニングスポットでした。

このホテルの最大の魅力は屋上テラスです。
朝は、この屋上テラスがダイニングになります。
晴れた日は青空の下、朝食をいただけます。
眺めはとても素晴らしく、ドゥオーモもよく見えます。

ホテルクラフトのクロワッサンは焼き立てで、とても美味しかったです。
特に甘い味付けでもなく、素材そのものという感じで良いです。
パンは絶品ですが、野菜や肉など種類は日本と比べると少なく感じます。
イタリアというお国柄だから仕方ないのかもしれませんが、肉といえばハムや加工肉がメインです。
あとイタリア旅行では意識しないと本当に野菜が食べられません。

このホテルの近くには地元の人が使っている中規模のスーパーがありましたので、洗って食べられそうな野菜や果物を買って食べてました。
(さすがに毎食、外食は飽きるしお金もかかるし、栄養バランスも悪いので…)

この屋上テラスは夜になるとバーになります。
超高級スピーカーが奏でるジャズとフィレンツェの夜景を眺めならお酒が飲め、気分も最高です。

部屋も清潔ですし、スタッフのホスピタリティも高いです。
街の喧騒から少し離れてゆっくりしたい方にはおすすめのホテルです。

Hotel Kraft(ホテル クラフト)公式サイト
http://www.krafthotel.it

行って良かった!フィレンツェのおすすめ観光名所9選

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」はフィレンツェの大司教座聖堂であり、「ドゥオーモ」「サン・ジョヴァンニ洗礼堂」「ジョットの鐘楼」の三つの建築物で構成されています。
名前の意味は「花のマリア」です。

1.ドゥオーモ

建物の奥行き153mにクーポラ(ドーム)の高さは107mという巨大な建築物であり、八角形の大クーポラが特徴です。

上の写真はドゥオーモに隣接しているジョットの鐘楼に登って撮影しました。(フィレンツェの観光ガイドブック等でよくみる風景です)

ヴァザーリとその弟子作のフレスコ画「最後の審判」が内部に描かれています。

2.ジョットの鐘楼

ドゥオーモの側にある高さ84mの鐘楼です。
階段をひたすら登った先には上の写真のようなドゥオーモを見下ろせる絶景が待っています。

3.サン・ジョヴァンニ洗礼堂

キリストを洗礼した「洗礼者ヨハネ」の名前をとった洗礼堂です。
実は本体の建物より、ギベルティの作った「北の扉」、「天国の扉」という扉の方が有名というのが面白いです。

施設情報
  • 休館日/営業時間:日によって異なるため、下記の公式サイト(オンラインチケット予約ページ)をご確認下さい。
  • 料金:€15(3施設共通券)※有効期限48時間

3施設のオンラインチケット予約
https://www.museumflorence.com/plan-my-visit

フィレンツェの2大美術館は事前予約がマスト!

フィレンツェには多くの美術館がありますが、時間がない方はアカデミア美術館とウフィッツィ美術館をおさえておけば十分です。
しかし、2つの美術館はいつも激混みです。
事前予約はマストで、入場時間も朝イチが良いです。

4.アカデミア美術館

入口から館内へと入ると、ミケランジェロの最高傑作「ダビデ像」がお出迎えしてくれます。

思った以上にデカイです。
そして「なんか教科書で見たなぁ〜」という感じです。
しかし、細かく見ると筋肉の細かな表現など彫刻とは思えないリアリティを感じます。
まさにその場に生きているような雰囲気さえします。

ダビデ像を取り囲むように椅子が配置されてるので、色々な角度からゆっくり鑑賞できます。
僕は朝イチに行ったおかげで、ほとんど誰もない中、ダビデ像を見れました。
しかし、その後すぐに団体客が押し寄せ、周囲は騒々しい雰囲気になってしまいました。
芸術作品はなるべくゆっくり静かに鑑賞したい人は朝イチが狙い目です。

施設情報
  • 休館日:月、1/1、12/25
  • 料金:€12
  • 営業時間:8:15~14:00(月曜日)/8:15〜19:15(火〜日曜日)
    ※チケット売り場閉店時間:終了1時間前

5.ウフィッツィ美術館

ボッティチェリ、レオナルド・ダ・ヴィンチなどの有名画家の作品が数多く収蔵されています。

こちらはボッティチェリ作の「ヴィーナスの誕生」です。
昔、Adobe社のIllustratorというソフトの起動画面でこの画が採用されていましたので、個人的に思い入れがりました。

こちらサンドロ・ボッティチェッリの「春」です。

施設情報
  • 休館日:月、1/1、5/1、12/25
  • 料金:€8
  • 営業時間:8:15~18:50
    ※チケット売り場閉店時間:18:05

アカデミア美術館・ウフィッツィ美術館のオンラインチケット予約
http://www.b-ticket.com/b-Ticket/uffizi/

フィレンツェ中心部はとにかく活気に満ちている!

フィレンツェの目抜き通りや周辺の路地は東京と比べても負けず劣らずの人混みと活気です。
観光が経済に与える影響の大きさと、ヨーロッパならではの交流人口の多さを感じました。

ドゥオーモ周辺の中心部は歴史地区として教会、城、広場などが多く点在しています。
また、多くのレストラン、カフェ、商店が集中しているので、中心部で遊びたい人はこの周辺にホテルを予約しておくと便利です。
(上で紹介したホテルクラフトからでも、徒歩10分程度でドゥオーモ周辺まで行けます)

6.ヴェッキオ橋

アルノ川にかかる橋です。
ヴェッキオとは”古い”という意味であり、名前の通りフィレンツェで最も古い橋です。
橋の両端には宝飾店が軒を並べ、とても賑やかです。

7.ヴェッキオ宮殿とシニョーリア広場

フィレンツェの政治の中枢だった所です。

近くには「ランツィの回廊」もあります。
3連アーチで作られた建物で、ベンヴェヌート・チェッリーニ作の銅像「ペルセウス」などがあります。

夜でも人通りが絶えず、路上パフォーマンスなどの見物人など、この回廊周辺は人で溢れていました。

8.ミケランジェロ広場

このミケランジェロ広場から見えるフィレンツェの夕暮れはまさに絶景です。
日が落ちる頃を見計らって多くの観光客がここに足を運びます。
日が完全に落ちると、辺り一面は暗くなり、フィレンツェの美しい夜景が眼下に広がります。
フィレンツェは春先の5月でも日が暮れると寒いので防寒対策はしっかりして行きましょう。

9.ミケランジェロ広場からの穴場スポット「サン ミニアート アル モンテ教会」

ミケランジェロ広場から徒歩で丘をさらに登ると「サン ミニアート アル モンテ教会」があります。
教会が開いていれば中を見ることもできますし、暖もとれます。
この教会からの眺めもミケランジェロ広場に負けず劣らず素晴らしいので、少し足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

フィレンツェの各広場にはオープンテラス形式のバールやレストランが点在してます。
しかし、屋外に面しているが故に食事中の観光客をターゲットに物乞いの人達(20代〜30代の若い男性)が「俺に何かめんぐでくれ」とばかり、やってきます。

目を合わせず無視し続けてれば、向こうは諦めていなくなりますが、食事中に物乞いの人と出くわしたくない人は、屋内の方が安心かもしれません。

次の目的地はファイナルファンタジーの世界観が広がる水上都市・ヴェネチアです。


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