ファイナルファンタジーの世界へ!水上都市ヴェネチアを船で巡る旅
イタリアを鉄道で巡る旅の中で、ヴェネチアに何泊滞在しようかとても悩みました。
理由は観光都市であり、物価がとても高いからです。
結論として、観光に特化させれば1泊2日で十分でした。
ヴェネチアを効率よく観光するためにはゴンドラよりも水上バスがおすすめです。
このページでは水上バス(船)を使ってファイナルファンタジーのモデルにもなったヴェネチアを街歩きした様子を写真を交えてご紹介します。
旅路はヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅からサン・マルコ寺院までです。
「時間はないけど、とりあえずヴェネチアの街をブラブラ見てみたい!」
そんな方の旅のイメージ作りにお役立ちできれば幸いです。
この記事の目次
28時間でヴェネチア観光をするための強行モデルプラン
1日目
- 10:35 サンタルチア駅着
- 11:00 〜水上バスで移動〜
- 12:00 ホテルチェックイン(Hotel Giorgione)
- 13:00 〜水上バスで移動〜
- 13:30 リアルト橋(通過)
- 14:30 サン・マルコ広場
- 15:30 サン・マルコ寺院〜ドゥカーレ宮殿と展望台
- 18:00 サンタマリアデッラサルーテ教会
- 23:00 ホテル戻る(※水上バス終電:23時)
2日目
- 07:50 ホテルチェックアウト
- 08:50 魚市場
- 10:00 サンポーロ地区
- 14:20 サンタルチア駅発
駅を降りた瞬間に広がるファイナルファンタジー(FF)の世界
旅の始まりは、サンタルチア駅です。
僕はローマ方面からフィレンツェを経由してヴェネチアまで高速鉄道(トレニタリア)でやってきました。
ホームは、いたって普通なのですが…
駅の改札を降りた瞬間に広がる景色にびっくり!
突然、リアル・ファイナルファンタジーの世界にワープしてきたような感じでした。
実際にFF15で登場する「水上の都市 オルティシエ」は、このヴェネチアをモデルにしています。
イタリアを初めて旅行する人は、最初その古い町並みに感動をするけど、1週間もすると段々慣れて”普通”になってくると旅の前に人から聞きました。
僕も同様に1週間以上すでにイタリアにいたので、徐々にその古い街並みに慣れてきた頃でした。
しかし、ヴェネチアの街並みには感動しました。
駅から降りたら、まずは水上バス乗り場に向かいます。
奥に見えるのがサンタルチア駅の駅舎です。
「ACTV」と書かれた看板があるので、そこのチケット売り場に向かいます。
ACTVはヴェネチアで水上バス(ヴァポレット Vaporetto)を運行している会社です。
運河に沿って水上バス乗り場が数多く配置されています。
水上バスの路線図
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水上バス乗り放題チケットの料金
- 20ユーロ:24時間有効
- 30ユーロ:48時間有効
- 40ユーロ:72時間有効
- 60ユーロ:7日間
※3辺の合計が150センチ以内の荷物1つ持ち込み可。
※有効時間は最初の利用開始時刻よりカウント。
※一部路線では利用不可。
船からの眺めはこんな感じです。
ヴェネチアは車が走行できないため、交通は運河を利用した水上がメインです。
その為、貨物船や旅客船など多くの船が往来してます。
余談ですが、サンタルチア駅前には公衆電話もあります。
僕はsimフリー携帯を持参していたのですが、一時的に通話もネットもできなくなり、ホテルに電話をするために、この電話を使いました。
日本同様、町中で公衆電話を探すのは至難の業です。
実際に宿泊したヴェネチアのおすすめ4つ星ホテル
まずはホテルに向かいます。
ここは最寄りの水上バス乗車駅である、「カ ドーロ(Ca’ D’Oro)」の通りです。
この通りはヴェネチア感があまりないですね…笑
カフェや、お土産ショップ、スーパーマケット、レストラン、マクドナルドなど旅行者に必要なお店が沢山あります。
こちらが本日、宿泊する「ホテル・ジョルジョーネ(Hotel Giorgione)」です。
ヴェネチアのホテルはどこも宿泊費が高いです。
1泊だけだったので、少し贅沢をして4つ星ホテルを選んでみました。
宿泊費は朝食込みで1泊/16,481円でした。
エントランスにあるラウンジスペース。
高級感の漂う雰囲気です。
こちらが客室です。
料金の割にとても狭いです。
しかし、調度品も品が良くて、ホテル自体に伝統や歴史を感じます。
このホテルの一番の決め手は立地です。
サンタルチア駅まで1.5kmほどです。
水上バスなら16分、徒歩でも20分程度でアクセス可能です。
さらに観光名所にもなっているリアルト橋には徒歩5分、サンマルコ広場にも徒歩13分です。
どこに行くにも便利でした。
[公式サイト]ホテル・ジョルジョーネ:
http://www.hotelgiorgione.com/ja/
ヴェネチアをブラブラ街歩き
せっかくなのでホテルからリアルト橋方面に向かって散策してみました。
少し歩くだけでこんな素敵な景色があちらこちらで見れます。
裏路地の小さな運河にまで名物のゴンドラが往来しています。
日本の調味料専門店(?)がありました。
ヴェネチアでも日本食ブームで、寿司レストランやビュッフェスタイルの日本食レストランなど幾つもありました。
お金さえ払えば、世界中どこでも日本食を食べることはできますが、どうしてもヴェネチアに来てまで寿司を食べたいとは思えませんでした…笑
日本円の両替所もありました。
この時は1ユーロ/130円でした。
日本の空港で両替した方が圧倒的にレートが良いです。(当時で1ユーロ/125円)
こちらが有名なリアルト橋です。
残念ながら改修工事中でした。
イタリアでは、工事中でも景観が損なわないように、建築物の全面印刷がされた保護シートを被せているところが多かったです。
旅行者への素敵な配慮ですね!
リアルト橋を実際に渡ってみました。
両脇には、お店が軒を連ねています。
ポストカードやヴェネチアマスク(仮面)が売られているお土産ショップが多いです。
リアルト橋近辺は一際賑わっているエリアになります。
その為、多くの物資が船で運ばれてきます。
働いている人を少し見ていると、どんな荷物でも船で運んで、その後は人力で積み下ろしをしていました。
ダンボール箱以外にも大きな荷物(家具など)も全て男たちが何人もかかって運んでいます。
水上都市とは聞こえが良いですが、実際に人々が生活をする上では色々と苦労が多いんだろうなぁと感じた瞬間でした。
ヴェネチアの郵便局を利用してみた!
ここに来て小さなトラブルが発生しました!
フィレンツェで宿泊したホテルの貴重品ボックスの鍵をフロントに返し忘れてしまったのです。
さすがに、フィレンツェまで戻って鍵を返すこともできないので、ホテルに電話をして事情を説明しました。
結果、ヴェネチアの郵便局からホテルの鍵だけを郵送で返すことになりました。
グーグルマップで郵便局を探してようやく着きました。
イタリア語なのでわかりづらいですが、「Poste」と書かれてあります。
窓口の人に英語が通じるか不安でしたが、
「I want to send a key to the hotel in Firenze.」
と伝えると、送り状を書くように指示されました。
送り状を見ると…
「う~ん、イタリア語は一見英語のように見えて英語じゃない…」
しかも色々と不明な項目もあって、とりあえずホテルの送り先情報だけは漏らさずに書いて窓口に出してみました。
すると、親切なスタッフの方が、別紙に全て書き直してくれました。
とても親切な対応で感動しました。
おかげで無事にホテルの鍵を送り返すことができました。
(イタリアで郵便局を利用するとは思わなかった…)
世界遺産のサンマルコ寺院へ
ヴェネチア観光のハイライト「サンマルコ寺院」に向かいます。
こちらがサンマルコ広場とその奥にあるサンマル寺院です。
サンマルコ寺院は聖マルコの遺体を祀るために建設されたお寺です。
内部も見学できますが、写真撮影は禁止されています。
外観は本当にファイナルファンタジーの城そのものです。
サンマルコ寺院の前には、ナポレオンやゲーテが”世界一美しい広場”と称した「サンマルコ広場」があります。
左の塔は「ヴェネツィアの鐘楼」です。
高さは98.6mあり、世界中の高層ビルのデザインに影響を与えた建物として知られています。
確かに尖塔が三角形になっている高層ビルって多い気がします。
僕の地元・新潟にもNEXT21という尖塔が三角形になっている高層ビルがありますが、ヴェネツィアの鐘楼から影響を受けているのかも…笑
鐘室は展望台にもなっており、8ユーロを払えばヴェネチアの街並みを360度堪能できます。
サンマルコ広場を抜けると港町ならではのダイナミックな絶景が広がっています。
この近辺も多くの観光客で賑わっています。
お腹も空いてきたので、ちょっと遅いランチタイムをとります。
ヴェネチアはどこも外食費高いので、テイクアウトできるお店を見つけて安く済ませました。
このピザパンですら500円もします。
僕は、食事はこのようにテイクアウト等で済ませることが多いです。
少食を続けると体がそれに慣れます。
そうすると、食費の節約ができますし、なにより体調が崩れにくいです。
おまけに歩き回るので、ダイエット効果抜群です…笑
僕のヴェネチアでの節約食事術(笑)に関する記事も良かったらお読みください〜。
[関連記事]海外旅行でダイエット!節約&体調不良にならない食事術
ヴェネチア観光まとめ&旅から学ぶ問題解決能力
これまでローマ、フィレンツェ、ピサ、ミラノと旅してきましたがヴェネチアの雰囲気はここだけのものでした。
この街が気に入るかは、その人次第かもしれません。
ヴェネチアは、観光都市なのでどこも観光地価格ですし、お店も観光客向けのものばかりです。
僕は、その国のリアルな生活を見て回るのが好きなので、1日観光くらいで丁度良かったでした。
実際、ヴェネチアでの一番の思い出は上で紹介した郵便局のエピソードです。
トラブルや問題が起こったときにどう対処するか?
正直、間違って持ってきたホテルの鍵をそのまま返さず、黙っていても分からなかったかもしれません。
しかし、僕が返さなければ、あのホテルのフロントスタッフは支配人から確認ミスとして怒られたり、困るだろうなぁと思ってみたり、異国の地に来てる以上は自分の行動=日本人の行動として、現地の人たちに小さくも影響を与えるだろうなぁと色々思います。
海外に出る以上は…
「日本人として恥ずかしくない行動をしよう!」と決めています。
旅は常に選択と決断と行動の連続体であり、自分のあり方も旅を通じて磨かれていきます。
次の目的地はイタリア最大の経済都市・ミラノです。
Hi! Jun-san.
覚えてるかな?フィリピンのカオハガン島で会ったTOMOです。35歳の双子の妹です。
私も19歳から旅をするのが好きで、世界を回っています☆
全部の国に行くこと TOMOがしたい事です。
知らない事がたくさんあるって事です。
Jun-san も言っていたよね。
Anyway welcome back to Japan!!
また、会って世界の話を出来たら嬉しいです☆
楽しみにしてまーーーす。
Tomomi Takada
E-mail:kirinosuke5@hotmail.com
Tomomiさん
カオハガン島ではお世話になりました!
色々な国に行って色々な文化や人に触れ合うことは、自分の価値観や生き方に大きく影響しますよね。
カオハガン島の物はなくても、豊かに生活している人たちを見て、良い気付きをもらいました!
またカオハガン島には行きたいと思います。
またお会いした時は旅の話をしましょう!!
Tomomiさんも素敵な旅を〜!