ローマ3泊4日の観光モデルコース〜おすすめ厳選10名所
古代ローマ帝国の中心地だったローマは今でも多くの遺跡が当時のまま街中に残っています。
ローマ市は人口262万人(2012年)でイタリアの首都であり、最大の都市でもあります。
(2位はミラノで人口125万人)
日本からは直行便で12時間で行くことができ、日本との時差は8時間、年間観光客数は700〜1000万人とも言われており、ヨーロッパでも3番目に多い観光客数を誇る世界的な観光都市です。
そんな見どころいっぱいのローマはとてもトランジット観光や1泊観光で終わらせるのは勿体無い街です。
せっかく立ち寄ったなら最低でも3泊はしてほしい街です。
この記事の目次
ローマ3泊4日の観光モデルコース
ローマ1日目(到着日)
13:15 成田発(AZA785)
19:00 ローマ着(レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港)
〜空港から「Stazione FS/Railway Station」の標識を見てレオナルド・エクスプレスに乗る〜
21:00 テルミニ駅着(24番ホームの観光案内所でローマパスを買う)
21:30 ホテルチェックイン
ローマ2日目
07:00 朝食
08:30 バチカン美術館(※日本で要予約)
12:00 サン・ピエトロ広場
14:00 サン・ピエトロ大聖堂(クーポラに登る)
16:00 サンタンジェロ城
17:00 コロナーリ通り
18:00 ナヴォーナ広場
18:30 タッツァ・ドーロ(昼食、カフェ)
19:00 パルテオン
20:00 トレビィの泉
21:00 スペイン広場
ローマ3日目
07:00 朝食
08:30 コロッセオ(ローマパスで対応)
11:30 フォロ・ロマーノ
13:30 パラティーノの丘
16:00 ヴィットリオ エマヌエーレ2世記念堂・ヴィネチア広場
ローマ4日目
05:30 起床
06:00 旅ランスタート〜トレビィの泉〜スペイン広場
08:00 ホテルに戻る&朝食
11:00 チェックアウト
11:50 テルミニ駅〜フィレンツェへ
ローマ観光で重要な2つの地下鉄路線
「掘れば遺跡が出てくる」と言われているローマは、地下鉄の整備が遅れています。
世界的な大都市にも関わらず地下鉄はA線とB線とC線の一部で計3路線しか走っていません。
テルミニ駅を起点にした場合、バチカンへはA路線、コロッセオへはB路線を使います。
基本的な移動は地下鉄やバスによる移動がメインになります。
宿泊ホテルの場所はテルミニ駅周辺がベスト
地下鉄路線図を見ても分かるようにA路線、B路線の要所になっているのがテルミニ駅です。
この駅は東京で言うなら東京駅です。
フィレンツェなど他都市とも高速鉄道で繋がってる駅になりますので、イタリアを周遊する上でもローマ市内を散策する上でも非常に便利です。
(テルミニ駅周辺は治安が悪いのでスリやひったくりには注意)
ローマパスでお得にローマ市内を周遊
ローマパスは観光客向けのお得なチケットです。
サービス内容
- 地下鉄やバスが乗り放題
- 最初の美術館・遺跡などの観光名所は2つまで無料
- 3つ目以上の観光名所も割引
料金
- ローマパス(72時間):38.5ユーロ
- ローマパス(48時間):28ユーロ
購入場所
テルミニ駅の24番ホームの観光案内所で購入できるそうなのですが、実際行ってみたら営業時間外で買えませんでした。
しかし、街中のお土産ショップにもローマパスは売っています。
事前に日本で準備しておきたい場合は、公式サイトでも購入可能です。
ローマパス公式サイト
http://romapass.it/
ローマパスで入場するべき観光名所はコロッセオ
ローマパスは最初に訪れる観光名所は2つまで無料です。
さらに、チケット購入のために行列に並ぶ必要がありません。
そのメリットを最大限いかすなら、ローマパスはコロッセオで使うことをおすすめします。
理由はコロッセオはローマ市内においても1、2位を争う程の人気スポットです。
その為、チケットを持っていないと写真のような長蛇の列に並ぶことになります。
ローマパスがあれば、ローマパス専用のレーンがあり、列を横目に入場が可能です。
旅先で行列に並ぶほど時間が勿体無いことはありません。
行きたい観光名所への行き方は「Google MAP」に日本語検索でOK!
日本同様にGoogle MAPはローマでも使えます。
しかも「サン・ピエトロ大聖堂」など行きたい観光名所を日本語入力すれば現在地からの複数ルートで調べられます。
何時の地下鉄、バスに乗れば良いかまで教えてくれるので非常に便利です。
これまで僕はカナダのイエローナイフなど北極の辺境にも行きましたが、Google MAPがあれば世界中どこにでも行けるんじゃないかと思えるほど世界中の道を網羅してます。
ローマで絶対行きたい!おすすめ厳選10名所はここ!
【名所1】バチカン美術館
歴代のローマ方法がコレクションした美術品が展示されてます。
全部を丹念に見て回るには1週間は必要と言われています。
もちろん、そんな時間をかけなくても、見て回る程度なら3〜4時間あれば全体を鑑賞可能です。
ただ、入り口は美術館の塀を取り囲む程の大行列です。
日本で予約をしておいたので、並ばずにすぐに美術館に入ることができました。
バチカン美術館の予約
https://biglietteriamusei.vatican.va/musei/tickets/
客引きに注意!
バチカン美術館の外側入り口付近には、高額ガイドツアーや転売屋が大勢います。
彼らは全く怪しい雰囲気を感じさせないように、スーツやジャケットを羽織り、一見美術館の誘導スタッフのようにも見えました。
チケットを予約しているなら、彼らの呼びかけは無視して、美術館内のチケット売り場まで直行しましょう。
バチカン美術館の内部と展示作品
メドゥーサの首を切り落としたペルセウスの像
円形の間
地図のギャラリーの天井の彫刻
視覚トリックが面白い2重螺旋階段
【名所2】サン・ピエトロ広場と大聖堂
サン・ピエトロ広場とサン・ピエトロ大聖堂はバチカン市国にあります。
バチカン美術館から歩いてすぐの所にありますのでセットで観光すると効率的です。
サン・ピエトロ大聖堂はカトリック教会の総本山で世界最大級の教会堂建築です。
サン・ピエトロ大聖堂に来たら高さ120mのドーム頂上(クーポラ)まで階段で上がってみてください。
そこからの展望は絶景です。
サン・ピエトロ大聖堂の内部
ローマ教皇を護衛するスイス傭兵が門番としています。
体力、知力、そして容姿含めて精鋭中の精鋭から選ばれているそうです。
服装のデザインも素敵ですね。
【名所3】サンタンジェロ城
サン・ピエトロ大聖堂から歩いて10〜15分程度の所にサンタンジェロ城があります。
139年に建てられ、要塞や教皇の住居などに使われてきたお城です。
お城の天辺からローマの街並みが一望できます。
サンタンジェロ城の正面にはテベレ川が流れており、そこにはサンタンジェロ橋が架かってます。
夜になっても人通りは絶えません。
【名所4】コロナーリ通りの街歩きは楽しい!
サンタンジェロ城からコロナーリ通りを抜けてパルテオンまで歩いてみます。
コロナーリ通りは大きな通りではなりませんが、ヨーロッパの裏路地的な雰囲気がとても楽しいです。
僕はクラシック音楽が好きなので、街角でパフォーマンスをするバイオリン弾きの演奏をしばらく聞いてました。
ローマ市内はそこら中にジェラートショップがあります。
そして本場イタリアのジェラートは美味しい!
しかも値段も日本より安いので、気になったお店があれば何軒も入ってしまいます。
【名所5】ナヴォーナ広場とパルテオン
コロナーリ通りを抜けるとナヴォーナ広場に出ます。
路上パフォーマンスをする人、
それを取り囲む人、
さらにその広場の風景を見ながら食事をする人、
等など…街全体に活気があります。
ローマはこういった広場はとても多いです。
わざわざ「ナヴォーナ広場を観光の目的地にする価値があるか?」
と悩む方も多いようですが、こういった広場は観光ルートの経路の一つにしてついでに観光する程度で良いと思います。
こちらがパルテオンです。
(※ギリシャにあるパルテノン神殿とは違います)
内部には直径43.2mのドーム型の円堂があります。
パルテオン近くのお土産ショップ。
児童文学として有名な「ピノキオ」はイタリア人作家コッローディによるものです。
ローマには職人が作るピノキオの木彫り人形が沢山売ってます。
どれも愛嬌のある表情で可愛らしいです。
150種類のフレーバーがあるローマの人気ジェラートショップ「Della Palma」
パンテオンの近くには150種類のフレーバーが味わえる人気ジェラート店「Gelateria Della Palma」があります。
日中はお店の外まで行列ができますが、夜など時間帯を外せばそんなに待つこと無く店内をゆっくり見れます。
濃厚なビターチョコレートが美味しいです。
- Della Palmaの店舗情報
- 住所:Via della Maddalena, 19-23, 00186 Roma, イタリア
- 電話:+39 06 6880 6752
- 時間:8:30~0:30(深夜)
- http://dellapalma.it
【名所6】願いが叶う?トレビの泉
パルテオンから徒歩10分くらいの所にトレビの泉があります。
バロック時代に建てられたローマ最大の人工の泉です。
ここにコインの投げる枚数によって異なる願いが叶うそうです。
- コイン1枚:再びローマに来ることができる。
- コイン2枚:大切な人と永遠に一緒にいることができる。
- コイン3枚:恋人や夫・妻と別れることができる。
引用元:Wikipedia
なんだかロマンチックな言い伝えですよね。
そんなロマンチックな泉ですが、ここも例外なく観光客でごった返してます。
ベンチに腰掛けてゆっくり観光したい人は混んでいる時間帯は避けたほうがいいです。
おすすめの時間帯は早朝です。
早朝にトレビの泉付近を旅ランしましたが、とても楽しかったです。
そのレポートもまとめましたので、良かったら読んで下さい。
【名所7】ローマの休日で有名なスペイン広場
ここは映画「ローマの休日」の撮影地の一つです。
主演のオードリー・ヘプバーンがジェラートを食べたシーンで有名な所です。
2016年5月の段階ではスペイン広場は工事中で有名な大階段(通称スペイン階段)に腰掛けることはできませんでした。
※現在は修復工事は完了しています。
階段を登った先には「トリニタ・デイ・モンティ教会」があります。
教会への出入りは自由で、僕が行った時は丁度ミサをやってました。
ローマの街は夕暮れから夜が美しい
日中の観光も良いですが、ローマは夕暮れから夜にかけて素晴らしい景色が見れます。
建物はライトアップされ、オレンジ色の街頭が優しく街を包み込みます。
(日本のようなネオン看板が少ないので、とても洗練されたイメージです)
【名所8】グラディエーターの魂が宿るコロッセオ
ローマで最も人気の観光名所でもある「コロッセオ」です。
西暦80年、ローマ帝政期に建てられた円形闘技場は数百人のグラディエーター(剣闘士)が命を落としたとされています。
僕は映画「グラディエーター」が好きで何回も見てきたので、コロッセオを見て帝政ローマ時代にタイムスリップしたかのような感覚でした。
スケールの大きい闘技場は、当時のローマ帝国の強大さを感じます。
【名所9】コロッセオとセットで行きたいフォロ・ロマーノ
フォロ・ロマーノは東西約300m、南北約100mの古代ローマ時代の遺跡であり、当時の政治・経済の中心地でした。
その街並みは遺跡として残っていますが、今見ても当時の繁栄を感じさせる威容を誇っています。
また、ローマパスを使えばコロッセオとフォロ・ロマーノは共通で入場できます。
(両方で1施設としてカウント)
【名所10】ヴィットリオ エマヌエーレ2世記念堂とヴィネチア広場
1870年にイタリア統一を果たした初代国王「ヴィットリオ・エマヌエーレ2世」の業績を記念して建てられたモニュメントです。
中央には常に無名戦士の墓を守る衛兵がいます。
このヴィットリオ エマヌエーレ2世記念堂はイタリア旅行でベスト3に入る印象的な建物でした。
写真から伝わりにくいですが、幅135m、高さ70もあり、聖闘士星矢に出てきそうな巨大神殿のようでした。
この建物の裏手には屋上テラスへ続く近代的なエレベーターがあります。
そこからは360度のパノラマが広がります。(写真はバチカン方面)
料金:7ユーロ(一人)
ローマの食事はおいしい?
ローマは、ふらっと入ったお店でも食事で外したことがありませんでした。
お店の名前は忘れてしまいましたが、パルテオン近くのリストランテ・バールのカルボナーラは、これまで日本で食べたものと比較してとても濃厚で美味しかったです。
料金は観光地だったので1,500円程度だったと思います。
イメージ的にイタリアは「ピザとパスタ」って感じで飽きそうなイメージがありましたが、実際行ってみると、いくら食べも飽きないほどの「美食の街」でした。
次の目的は僕がイタリアを旅して一番好きになった街「フィレンツェ」です。