ザグレブ→プリトヴィッツェ湖群国立公園へバスでの行き方&日帰り旅行記

プリトヴィッツェ湖群国立公園

プリトヴィッツェ湖群国立公園の概要

  • 国:クロアチア共和国
  • 言語:クロアチア語(英語、ドイツ語も比較的通じます)
  • 通貨:クロアチア・クーナ(HRK/Kn)※1HRK=17.5円(2018年10月現在)
  • 観光シーズン:4月〜10月
  • 日本との時差:サマータイム時は7時間(日本の時刻から-7時間)
  • 気候:夏は沿岸部を中心に日差しが強く、日中は25度以上。冬は10度以下。
  • 入園料:150kn(約2,600円)
  • 場所:(Entrance1):53231, Rastovača, クロアチア
  • 公式サイト:https://np-plitvicka-jezera.hr/en/


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プリトヴィッツェ湖群国立公園への行き方とバス予約

山々に沈むクロアチアの夕日

ザグレブとスプリットからプリトヴィッツェ湖群国立公園へは、ヨーロッパでは有名なバス会社「FlixBus」が運行しています。

  • ザグレブ→プリトヴィッツェ湖群国立公園…2時間半
  • スプリット→プリトヴィッツェ湖群国立公園…3時間半

バスのオンライン予約(FlixBus)::https://www.flixbus.com

プリトヴィッツェ湖群国立公園のバス停

プリトヴィッツェ湖群国立公園のEntrance1

Entrance1とEntrance2にそれぞれバス停がありますが、おすすめは断然Entrance1です。

理由はプリトヴィッツェ湖群国立公園のルートを歩く上で、Entrance1が効率的だからです。
詳しくは後述します。

プリトヴィッツェ湖群国立公園の各ルートのマップ

ルートは所要時間によって4つあります。

プリトヴィッツェ湖群国立公園は宿泊する必要ある?ホテルは?

プリトヴィッツェ湖群国立公園のボードウォークを歩く観光客

正直、プリトヴィッツェ湖群国立公園は日帰り観光で十分だと思います。
まず、入場料が150kn(約2,600円)かかりますので、1日で観光を終わらせた方がお金が浮きます。
また、広大な公園と言ってもルートは一方通行で決まっています。
バスを使った日帰り観光でも最大約7時間半滞在できます。

この場合、2番目に長いCルート(所要時間:4〜6時間/距離:8km)を周ることが十分可能です。
もし2日連続で公園を歩くにしても、同じルートを逆方向から歩く程度の差です。
それでも、宿泊するメリットは、朝一で観光客がまだ少ない時間帯にスタートできたり、最長距離のKルート(所要時間:6〜8時間/距離:18.3km)に挑戦できる点です。

この周辺のホテルは1泊5,000円〜が相場です。
Entrance2の方にホテルは集中しています。

プリトヴィッツェ湖群国立公園付近のホテルはBooking.comで検索すれば100軒ほど見つかります。

Booking.com:http://booking.com

プリトヴィッツェ湖群国立公園の3つのルート

Aルート

所要時間:2〜3時間(距離:3.5km)

Aルート…所要時間:2〜3時間(距離:3.5km)

Bルート

所要時間:4〜6時間(距離:8km)

Bルート…所要時間:3〜4時間(距離:4km)

Cルート

所要時間:4〜6時間(距離:8km)

Cルート…所要時間:4〜6時間(距離:8km)

プリトヴィッツェ湖群国立公園の日帰り旅行記

プリトヴィッツェ湖群国立公園のKルートにある絶景スポット

日帰り観光スケジュール

08:00 ザグレブバス停発
↓バス
10:30 プリトヴィツェ湖群国立公園着
12:00 Cルートにてトレッキングスタート
17:00 トレッキング終了
18:00 プリトヴィツェ湖群国立公園バス停発
↓バス
21:30 スプリット着

※以下文章は僕が毎日書いているプライベート用の旅行記をブログ用に再編集したものです。
感じたまま書いていますので、ご容赦ください。
実際に行かれる際に役立ちそうなミニ情報も入れてあります。


ザグレブ中心部からトラムでバスターミナルまで向かうが、トラムの乗り場を間違えた。
速攻で近くの女性に聞いたら親切に教えてもらえた。

人に軽く確認ことができるだけで、格段に乗り間違えや乗り遅れが防げる。
この旅でも何度も人に確認して助けられた。

バスはお馴染みのwifiがつながりにくいFlixBus。

目指すはプリトヴィツェ湖群国立公園。
エントランス1には小屋があり、そこに荷物を預けられる。
しかし、基本的に共用スペースなので盗もうと思えば盗めるので、念のためにパソコンと外付けHDDはサブリュックに入れて持ち運ぶことにした。
鍵は5分以内に窓口に返す必要があった。
良かったのは料金がかからないこと。
(無料にすることで、責任もとらないということかもしれない)

プリトヴィッツェ湖群国立公園のEntrance1近くの大パノラマ

ここの公園は想像以上に良かった。
クロアチアで一番の絶景スポットだった。
終わってから、写真を見返してその凄さを改めて実感した。

プリトヴィッツェ湖群国立公園の美しい滝

エメラルドグリーンの湖の上に整備されたボードウォークを歩く。
一方通行で細いので多くの人が行き交っている。
ルート上の自由度はないが後半以降はゆっくり見れた。

プリトヴィッツェ湖群国立公園には沢山の生物が生息している

光の角度によって、乳白色にも、青く澄んだ透明色にも見えて素晴らしい。
全く濁っておらず、魚やカモも沢山泳いでいる。
遊泳やルート場外への立入も禁止されているので、水質が維持されているようだ。

4〜6時間でゴールできるCコースを選んだ。
Eコースは8時間コースになるので、日帰りでバスの時間が決まっている人には厳しいと思う。
公園内は広いし、迷ったら帰れなくなる。
早朝や2回目以降の人なら良いかも知れない。

それでもCコースに行く人は少なく、多くの人はBコースまでだ。
エントランス1からの場合、分岐点にある緑色のCコースの矢印を見ていけばいいので、受付でもらった地図を見なくても進める。
しかし、コース外に出るとさっぱりわからなくなるので、ちゃんと標識の順路にそって進まなければいけない。

途中途中で滝など魅力的なスポットがあるので、そういうスポットには立ち寄る。

プリトヴィッツェ湖群国立公園の一番大きな滝(Entrance1近く)

最初、エントランス1を抜けると大きな滝が正面に見える。
プリトヴィッツェ湖群国立公園の中では、ここが一番迫力のある景観だった。

滝の間近に行くまでには、山道を下っていく必要がある。
幅は5mほどの通路で、ボードウォークはさらに狭い。
2列で行き交うのがやっという感じで、前の人が記念撮影を始めると、進行がストップして渋滞が発生する。
そしてご多分に漏れず、中国人・韓国人の50代前後の団体観光客が大勢いる。
とにかく話し声がデカイ。
せっかくの幻想的な風景も台無しだ…

滝の近くで、マイナスイオンを浴びながら、岩に座って眺める。

プリトヴィッツェ湖群国立公園の洞窟(Entrance1近く)

滝を過ぎると洞窟エリアが待っている。
かなり急な階段を登って洞窟内部を少し探索できる。
スマホの明かりがないと中は真っ暗。
閉所恐怖症なので、崩れたら閉じ込められるなとか考えると怖い・・・。

プリトヴィッツェ湖群国立公園の洞窟(Entrance1近く)

それでも、洞窟ってこんなに続いているんだと思ってしまうほど先が分からなかった。

一旦、上まで行くとエントランス1に引き返すルートになるので、また来た道の洞窟を戻り、最初の船着き場を目指す。

プリトヴィッツェ湖群国立公園のエメラルドグリーンに輝く湖

8kmほどの距離なので、歩くとなかなか遠い。
というか18:00発のバスに間に合うか?それだけが心配だった。

あとはトイレ。
途中、トイレはない。
エントランス1では必ずトイレを済ませるのがいい。
乗船場(P1)までの道は基本的に一方通行で、草むらで用を足せる場所もなく、乗船場(P1)まではメインエリアで人の往来も激しい。

プリトヴィッツェ湖群国立公園の船を待つ観光客

プリトヴィッツェ湖群国立公園のP3付近(休憩所)

乗船場(P1)でお昼ご飯を食べる人が大勢いた。
ここにはレストランなんかもある。

船街の行列に並ぶこと30分。
なかなかの混雑ぶり。

乗船時間は15分程度。
座るなら先頭の列が良い。
真正面に見える湖はとても綺麗だ。

プリトヴィッツェ湖群国立公園の船からの眺め

なんとく、9月も後半で木々の紅葉が進んできている印象。

乗船場(P2)に到着した。
標識をしっかり確認してCコースを目指して歩く。
ここからはどんどん人口密度が減っていく。

プリトヴィッツェ湖群国立公園の美しい滝

景観自体の迫力は最初の滝と比べると劣るが、小さな滝がいくつもあり、水もゆるやかに流れて、川のせせらぎのように穏やかな自然が楽しめた。
静かなので音楽を聞きながらハイキングをすると気持ちもいい。

プリトヴィッツェ湖群国立公園のボードウォーク

こういう美しい自然の中を歩くのは、すごく心も体も満たされる気分になる。

さらに進むとCコースのゴール地点のバス停(St3)に到着した。
園内のバス停(St1〜3)を回っているバスが停車していた。

この時点で16:00とまだスプリット行きのバスまで2時間も余裕があったので、更に奥にあるEコースを少し歩いてみた。

結果、大正解。

プリトヴィッツェ湖群国立公園の美しい湖(CルートのST3を少しだけ超えた先にある)

すぐに視界いっぱいに広がる美しい湖が広がっていた。
静寂の世界。
もしかして、ここが一番良かったかもしれない。
湖面に波紋が広がっている。

とにかく心が落ち着く。
こんなに落ち着く場所もなかなかない。
来てよかった場所だと心から思う。

プリトヴィッツェ湖群国立公園のKルートにある滝

さらに奥に行くと、大きな滝がある。

ここでタイムオーバー。
バス停(St3)に引き返し、そのままバス停(St1)まで片道30分前後で到着。

プリトヴィッツェ湖群国立公園内を結ぶバス

その後、バス停(St1)からエントランス1までは1km程度歩く必要があるので、あまり帰りのバスの時間ギリギリまでバス停3付近にとどまるのは危険だ。

無事にバスにも間に合い、夕焼けに染まる山々とアドリア海の絶景を見ながらスプリットに向かう。

スプリット近くのアドリア海


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