30万円で6畳間に100インチホームシアターを作ってAmazon Fire TVを使い倒す


Amazon Fire TV×100インチ大画面

ここ最近、国産の大型4K有機ELテレビが話題ですが、僕のような一般庶民が買える代物ではありません…。
大画面で映画を見る手段として、昔から一部の映画ファンに愛されてきたのがホームプロジェクターでした。
そもそも、僕は20代から東京インターナショナルオーディオショーに毎年のように通い、そこで見た海外の超高級スピーカーやアンプの虜になってしまい「いつかはB&Wの800シリーズやJBLのEVERESTなどでホームシアターを作るぞ!」と夢みてました。

↑理想はこんな感じのホームシアター。

しかし、ホームシアターのための大きな専用部屋はおろか、B&WやJBLのフラグシップモデルを買えるような余剰資金は手元にありません…笑

現実的に”夢”が叶えられるレベルとして今回、30万円で6畳間に高コストパフォーマンスなAmazon Fire TV×100インチ大画面ホームシアター環境を作ってみました。

「一人暮らしの狭い部屋でも夢の100インチ大画面&7.1chの大迫力サラウンドを!」

そんな本格的ホームシアター導入を検討されている方の参考になったら幸いです。

まずはホームシアターのための部屋(スペース)を確保!

まず何と言ってもホームシアターを設置する部屋(スペース)が重要です!
現実的に1人暮らしの場合、1Kや1LDKなど部屋数が限られると思います。
その場合は、なるべく今のスペースを有効活用して設置するしかありません。

僕は最初、仕事部屋にホームシアターを設置してました。
しかし…

  • スピーカーやアンプのセッティング
  • 電源確保
  • 音の反響
  • 設置後の見た目(←これ重要!)

などを考えると、なるべく家具などがないシンプルな部屋(寝室)がベストという結論に至りました。

リビングに設置するのも良いですが、4畳や6畳などホームシアターを中心に設置できる余っている部屋があれば、そちらを利用した方が良いかもしれません。

見取り図を作ってホームシアター完成後のイメージを作ろう!

見取り図1

ホームシアターを設置する部屋を決めたら、いきなり機器を購入したり設置したりせず、見取り図を作成します。
上の見取り図は僕の寝室(6畳)の間取りです。

見取り図を作る目的は、重い機器や家具の移動を思いつきで実行するより、事前に紙の上で色々な選択肢を考えて構築した方が労力が少なく、ベストな配置が導けるからです。
この見取り図は特に狭い部屋で、間取りが複雑だったり、部屋の中に家具が沢山あるなど、ホームシアターが作りにくい環境において有効な手段です。
賃貸マンション・アパートなら建物名で検索すれば賃貸物件紹介サイトから自身の部屋の見取り図は入手できます。
見取り図が無ければメジャーを使い、実際の部屋の寸法を測ってパソコンで作成します。(手書きでもOK!)
僕はAdobeのIllustratorで作成しました。

その後、既に設置している家具をメジャーで測り、見取り図の上に書き込みます。
さらに部屋に設置されている全ての電源コンセントの位置を書き込みます。
さらにスピーカー、アンプ、プロジェクター、各種ケーブルの寸法を測り、電源確保と投影距離などを考慮して設置場所を検討します。

プロジェクターの投影距離と映像の高さの関係図

プロジェクターの種類によっては、投影する映像が”打ち上げられる”タイプもあるので、プロジェクターとスクリーンの距離と高さも事前に検証・確認しておきます。
(設置後、投影された映像が全く意図しない大きさ、位置にならいよために…)

見取り図2

そして完成したのがこの見取り図です。
事前に全ての寸法を測ったので、プロジェクターをクローゼットの中に入れないと100インチサイズで投影できないことが分かりました。
適当に配置していたら、きっと四苦八苦していたと思います。
この様に見取り図があると、設置後のイメージが手に取るように分かるメリットがあります。
さらに、設置後におきやすい”スピーカーケーブルやHDMIケーブルなどが届かない初歩的ミス”も防げます。
結果として無駄な配置換えをせずに済みます。

ホームシアター機器はヤフオクで型落ちモデルの良品をゲットする!

ホームシアター

一般的にホームシアターに必要な機器は以下の通りです。

  • プロジェクター(映画向けのプロジェクターはフルHD/DLPタイプが主流)
  • AVアンプ(スマホやPCと接続できるネットワークオーディオ再生機能をもつモデルもある)
  • スピーカー(フロント、センター、リア/サラウンド、サブウーファーによる5.1ch以上の構成が主流)
  • スクリーン(80インチ以上/アスペクト比16:9が主流。壁掛けタイプや、壁に取り付けないスタンドタイプ、リモコンによる自動昇降タイプなどがある。中には4K対応モデルも)
  • 再生プレーヤー(映像を出力する装置で、PS4やBlu-rayプレーヤー/レコーダーが主流、PC/スマホ&Chromecast、Amazon Fire TV、Apple TVなどのデバイスでも代用可能)

ホームシアターを構築するにあたり実際、必要な機器は多いです。
しかし、これらの機器を全て新品で購入する必要はありません。

理由は2つです。

  1. スピーカーやAVアンプの耐用年数は長く壊れにくい。
  2. 中古品でも質の良い機器がヤフオクで大量に出回っている。

特にスピーカーはトールボーイタイプなど大きいものが、オーナーの引越しなどの理由で結構安く出品されています。
しかも、商品の特性上、ワンオーナー品なら基本的に一度設置すれば触ることも動かすこともないので、見た目はほぼ新品級です。
入札時には喫煙環境、週の使用頻度なども確認すると良いと思います。

僕は、これまで4回、ヤフオクでスピーカーを落札しています。
例えば高級オーディオメーカーとして知られるAvalon社のSymbol2という定価60万円のスピーカーを5年前に20万円で落札しました。
今でもそのスピーカーは現役で素晴らしい音が出てます。

感覚値として、ヤフオク内でのオーディオ取引価格は秋・冬など夜が長くなる&寒くて室内に閉じこもるシーズンが上昇する傾向です。
落札するタイミングは夏が狙い目だと思います。

ヤフオクで安く入手できるおすすめサラウンドスピーカー

JBL CONTROL ONE

僕のおすすめのホームシアター用スピーカーは「JBL CONTROL ONE」(ペア/定価20,000円)です。
ヤフオクの落札相場は10,000円(定価の半額)ほどです。

こちらのモデルは能率89dBと低いですが、ミドルクラスAVアンプでもパワフルに元気よく鳴らせるスピーカーなので、迫力のある映画向きです。
(音楽もロック、ジャズ、打ち込み系ミュージックなどと相性が良いです)
さらにはコンパクトサイズなので、狭い部屋でも設置しやすいメリットがあります。
また、天井取付金具ブラケット(※)が付属しているので、天井や壁にも取り付け可能です。
最新のサラウンド方式でもあるドルビーアトモスは頭上方向からの音(ヘリコプターが上空を通るようなシーンなど)にも対応しているので、サラウンドスピーカーとして最適です。

(※)一部落下する恐れもあるのでメーカーページを確認ください。

フロント&センタースピーカーはJBL4306で映画館っぽい雰囲気に!

そもそもJBLは世界の映画館のスピーカーシェア75%を誇るアメリカのブランドです。

スクリーンの後ろにあるJBLスピーカー

通常、映画館や劇場はスクリーンの後ろに巨大なスピーカー(JBL製など)が設置されています。

「ホームシアターを作るなら、やっぱりJBLで揃えたいな!」

ということで、6畳部屋に置けるギリギリのサイズで選んだのが「JBL4306」でした。

JBL4306

定価は単品で83,000円(価格.comで63,000円)ですが、ヤフオク落札相場はペアで85,000円(定価の半額)です。

このモデルの最大の特徴ともいえる中高音域のホーンユニット。
映画サラウンドで重要なのは、音の定位がしっかりしていることです。
(音の定位とはサラウンドステージが左右・遠近しっかり表現されること)
どこでどんな音が鳴っているのかを認識できると一気にリアル感が増します。
ホーンの特性として音の定位が優れている点が挙げられます。

また、低域ユニットとして20cm径ウーファーを搭載しています。
細身のトールボーイスピーカーは10cm台が主流なので、映画の爆発シーンなど低域再生能力の面で有利です。

JBL4306は大抵、ヤフオクでペア出品されていますが、稀に単品での出品もあります。
僕はセンター用として単品でも落札しました。(モデルの連番は気にしない…笑)
単品だと需要が少ないためか、激安の25,000円で落札できました。

フロント、センターを全てJBL4306で統一すると見た目も良いです。

AVアンプは価格が手頃な2〜3年前の型落ちミドルクラスが狙い目!

「デジモノは最新モデルに限る」なんていう言葉も聞きますが、AVアンプに関しては最新モデルのエントリークラスを買うくらいなら、2〜3年前のミドルクラスを買ったほうが良いと思います。

理由としては、エントリークラスとミドルクラスでは高音質化のためのパーツや内部設計に差があるからです。
例えばYAMAHAのミドルクラスAVアンプ(AVENTAGEシリーズ)は左右対称レイアウトのフルディスクリート構成や、S/Nに優れたESS社製D/Aコンバーター、高剛性シャーシなど、高音質設計が随所に盛り込まれています。

音質にこだわるなら最新のエントリークラスより2〜3年前のミドルクラスの方がむしろ良い可能性が高いです。

また、同シリーズはメーカー側で5年保証をしていることからも、耐用年数の長さが特徴です。
対してエントリークラスのメーカー保証期間は1年間です。
2〜3年前の物を中古で購入しても、残り2〜3年はメーカー保証がつく計算です。

2〜3年前のミドルクラスを選ぶにあたって、あった方が良い機能

  • 4K/60p対応
  • 3D映像伝送
  • Wi-Fi機能
  • WAV/FLACの192kHz/24bit再生対応
  • Apple Losslessの96kHz/24bit再生対応

ちなみに僕が購入したAVアンプはYAMAHAの「RX-A1040-H」というAVENTAGEシリーズのミドルクラスです。
上で挙げた機能は網羅しています。
ドルビーアトモスには対応していませんが、JBLの能率が高くないスピーカーをしっかりドライブできるパワーを備えています。

今は映画と音楽が2:8くらいの割合でネットワークオーディオ(NASに入れたハイレゾ音源をスマホで操作して音楽を聞く)として活躍中です。

どうせなら音楽も高音質で聞ける質の高いAVアンプを買いたいところです。

7年前のモデルでも現役バリバリな三菱のフルHD/DLPプロジェクター

僕はホームシアター全盛期に発売された三菱のフルHD/DLPプロジェクター「LVP-HC3800」を2017年6月現在でも使っています。
当時価格で198,000円の代物です。

レインボーノイズ(人によって一瞬チラツキがあるように感じる現象)なども報告されましたが、手頃な価格帯でフルHD/DLPプロジェクターが手に入るということで大人気だった機種です。

現在、この分野ではBenQ、ASUS、LGなどのメーカーが低価格機を投入して席巻しています。
日本勢ではソニーやEPSONがまだ製品リリースをしていますが、SANYO、Panasonic、三菱はホームプロジェクター市場から撤退しました。
寂しい限りですが、当時の日本メーカーがしのぎを削って開発されていた製品(SANYO/LP-Z2000とかPanasonic/TH-AE1000)の質の高さは今でも通用するレベルだと思います。

2017年現在でも4K対応のプロジェクターは30万円〜数百万もします。
また、映像ソースもフルHDが主流で、Ultra HD Blu-rayプレーヤーが出始めたのが2016年頃からなので一般への普及はもう少しかかりそうです。

なるべく費用を抑えて高コストパフォーマンスのホームシアターを作るなら、歴代のフルHD/DLP日本製プロジェクターをヤフオクでゲットするのがおすすめです。
想像以上の高画質にビックリすると思います。

今でも充分高画質なおすすめ型落ちフルHDプロジェクター

  • SANYO/LP-Z2000
  • Panasonic/TH-AE1000
  • 三菱/LVP-HC3800

※プロジェクターのランプ寿命は標準輝度で3,000時間程度なので、中古品を購入する時は状態など出品者に確認してみてください。

Amazon Fire TVをAVアンプに接続!
永遠に映画の世界に浸れる気がする…

Amazon Fire TV

これまで再生プレーヤーとしてPS4を使ってきましたが、Amazonプライム会員になったのを機に「Amazon Fire TV」に変更しました。
AVアンプに接続すると、大画面&5.1chサラウンドで映画やドキュメンタリー番組が見放題です。

Amazonプライムビデオの画面

さらにはアプリをインストールすることで、YouTubeやNetflix、Hulu、NHK WORLDなども見れます。

ローグワン/スター・ウォーズ

Amazonプライムビデオのラインナップは最新作品もすぐにレンタルで見れますし、プライム会員なら無料視聴が可能な作品も多くて、ついつい時間を忘れて色々見てしまいます。

Amazonプライム会員の価格

  • 年間プラン:3,900円(税込)
  • 月間プラン:400円(税込)

Amazonプライムビデオのレンタル費用

  • 新作:48時間/500円(税込)
  • 旧作:48時間/100円(税込)〜

Netflixの字幕・音声設定

弱点は字幕や音声の選択オプションが少ないことです。(上の画像はNetflixのもの)
この点、Netflixは字幕や音声を視聴中でもメニュー画面から変更できるので便利です。
英語学習素材としても有名な海外ドラマ「フレンズ」などを見る時は字幕、音声切替ができるNetflixがおすすめです!

Amazon Fire TV×プロジェクター!100インチ大画面で見るプライムフォトレビュー

プライムフォト

あとはAmazonプライムフォトと連携することで、自身が撮った写真もクラウド保存され、Amazon Fire TVを通じて100インチ大画面で見ることができます。
上の動画は実際にプロジェクターに接続して撮影したものですが、この大きさで見ると新鮮な感じがします。
その場にいた時の情景を思い出させるほどの迫力があります。

また、Amazon Fire TVを買ってからはBlu-rayプレーヤーとして使っていたPS4の稼働率がほぼ「0」になりました…
PS4に比べて消費電力や熱、騒音が少ないので、とても使い勝手がいいです。

Amazon Fire TVには音声検索可能なリモコンがついていますが、これも”無限に広がる映画の世界へのトラップ”のように思えます…笑
リモコンのボタンを押しながら話しかけることで、レスポンス良く作品リストが表示されます。

本当に使い勝手の良いAmazon Fire TVですが、ホームシアターに繋げることで、その魅力がさらに広がります。

型落ちだけど高コストパフォーマンスな機器一覧

今回ご紹介した機器は製造終了モデルが多いので、「現行モデルで買うならコレが良さそう!」というものをAmazonからチョイスしてみました。良かったらご参考ください。
※AMPではAmazonリンクは非表示です。

▼プロジェクター
プロジェクター:LVP-HC3800
三菱電機 LVP-HC3800
ヤフオク落札相場(平均):30,000円
▼AVアンプ
AVアンプ:YAMAHA RX-A1040-H
YAMAHA RX-A1040-H(チタン)
ヤフオク落札相場(平均):50,000円
▼フロント/センタースピーカー&スタンド
100インチスクリーン:ハヤミ工産SBシリーズ
JBL 4306(ペア)
ヤフオク落札相場(平均):85,000円
ハヤミ工産【HAMILeX】SBシリーズ スピーカースタンド (中型スピーカー用)[2台1組] SB-304
Amazon価格:12,650円


▼サラウンドスピーカー
サラウンドスピーカー:JBL CONTROL ONE
JBL CONTROL ONE(ペア)
ヤフオク落札相場(平均):10,000円
▼サブウーファー
サブウーファー:YAMAHA YST-SW800
YAMAHA YST-SW800
ヤフオク落札相場(平均):27,000円
▼100インチスクリーン
キクチ GSR-100HDW
価格.com最安値:38,900円
▼再生プレイヤー
Amazon Fire TV(4K対応)
Amazon価格:11,980円
▼HDMIケーブル
エレコム ハイスピードHDMIケーブル(5.0m)
Amazon価格:1,280円
▼電源ケーブル
ゾノトーン ZONOTONE
6N2P-3.0 Meister(1.5m)
ヨドバシ.com価格:8,300円
▼スピーカーケーブル
THX 16SP-30M(サラウンドスピーカー用30m)
ヨドバシ.com価格:6,300円
ZONOTONE 6NSP-1500 Meister(フロント/センタースピーカー用1.5m×2本+1m×1本)
Amazon価格:5,000円(900円×5m+送料500円)

合計301,810円

[あとがき]ホームシアターは100インチから別世界になる!

6畳100インチホームシアター

今、ホームシアター用プロジェクターは下火です。
「大画面で映画を見る!」といえば4K対応の有機ELテレビがトレンドです。
解像度や明るさ、倍速駆動など基本スペックではプロジェクターは太刀打ちできません。
しかし、これらのテレビサイズは55インチ〜65インチが主流で、それ以上のサイズになると100万オーバーです。

55インチ〜65インチでも相当画面サイズは大きいですが、プロジェクターで見る100インチ大画面は別格です。
レンズシフトで60インチ程度に縮小することもできるので、試しにやってみると差を感じます。
100インチは、まさに映画の世界に入り込む領域です。

もちろん、明るい室内でプロジェクターを使うことは、おすすめできません。
しかし、僕は日中に映画を見ることはなく、夜の真っ暗な室内で電気を消して静かに見るというスタイルなので全く問題ないです。

4K有機ELテレビの価格の1/10以下で購入できるホームプロジェクターは、映画ファンにとってまだまだ欠かせない存在です。


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