【本要約】ライフシフト2をレビュー/100年時代の人生ストリーを紡ごう

人生100年時代という流行語まで生み出された「LIFE SHIFT(ライフシフト)100年時代の人生戦略」の続編、「LIFE SHIFT2(ライフシフト2)100年時代の行動戦略」が2021年11月11日に発売されました。

サブタイトルにもある通り、今作は「行動戦略」がテーマになっています。
人生100年時代において、どう個人が行動していくか?

本書327ページの中から大切だと感じた要点だけをまとめてみました。


LIFE SHIFT2―100年時代の行動戦略

「ありうる自己像」を書き出す

僕が本書で特に大切だと思った部分が「ありうる自己像」を書き出すことでした。
これこそ本書のタイトルにある「行動戦略」につながります。

本書ではテクノロジーの発達、長寿化により、訪れるリスクなどが細かく紹介されています。
これらは大きな社会変化をもたらし、僕たちが今持っている古い固定概念を取り除く必要があります。

例えば日本を含む世界の多くの国では超高齢化社会に突入し、年金など社会保障制度が見直され、職業人生はより長くなることが予測されています。
これはお金だけの問題ではなく、よりよい人生を過ごすためには社会との接点を持つ続けられるキャリアを自分自身で考える必要があります。

キャリアは縦一直線ではなくなり、分岐を繰り返し、今あるスキルや知識だけで長い職業人生を全うできなくなっています。

また余暇時間が今現在よりさらに増えることが予測されています。
これはコロナ禍が始まってから、特に僕も感じるところです。
Zoomなどのオンラインツールが一気に広がり、毎日の出社から開放され、1日の中でも自由にできる時間はコロナ禍以前と比較して格段に増えています。

例えば日本企業でも週休3日制が導入されたり、日本中どこからでもリモートワーク可とする企業もあります。
さらに1日の勤務時間を8時間から6時間に減らした企業もあります。

MITの経済学者・エリックはAIやロボットなどテクノロジーによって人間は所得のために働く必要がなくなることを「デジタル・アテネ」という言葉で説明しています。
古代ギリシャ・アテネでは奴隷たちの労働により、ソクラテス、アリストテレス、プラトンなど思想家が自由な時間を得て、哲学という分野で知的繁栄をもたらしました。
退屈な仕事から開放された未来、僕たち一人ひとりの興味や関心の根を張り巡らせ、人間として尊厳のある全く新しい人生のストーリーを描く必要があります。

また本書では日本の孤独死が社会問題化している点が述べられていました。
人生の終盤にどういった「ありうる自己像」を今からイメージしておくことは、より良い死に方をする上で大切なことです。
ある調査では、人生を振り返った時、幸福な人生だったかどうかを感じれるかは、人生終盤の生き方が大きく影響するとされています。

100年時代にあなたの人生のストーリーを考える

あなたの人生のストーリーを考えるにあたり、キャリア、思考、時間配分の3つを深く考えることが大切です。

キャリア

  • AIなどテクノロジーの進化の過程で突然、今のキャリアに終止符が打たれる可能性はないか?
  • キャリアを軌道修正するなら、どういった方向性や可能性があるか?
  • そのために必要とされるスキルや知識は何か?現在それを学んでいるか?

思考

  • もっと多様な選択肢はないか?
  • もっと大胆に行動できないか?
  • 人的ネットワークを自ら狭めたものでしか考えていないか?

時間配分

  • マルチステージ化してる人生の時間において、学習・就労・余暇を細分化させて配分できないか?
  • お金を稼ぐためだけに時間を使っていないか?家族や友人とのコミュニケーションは十分足りているか?学習時間は?
  • 今の時間配分で過ごした場合、未来の自分を陥れる危険性はどれくらいか?(お金を稼ぐ事よりも自身の大切な価値観を重視できているか)

人生100年時代の行動戦略を考える上でのヒント

個人がとるべき行動戦略は100人いれば100パターンあると思いますが、本書はその戦略を考える上でのヒントが述べられています。

僕は頭の中にある漠然とした将来の不安やリスクを1つずつ書き出して、自分が今、選択・行動してる場合に訪れる未来の姿と、本来の「あるべき自己像」がどれくらい乖離しているか?軌道修正するために、どう考えて行動するべきか読みながら考えられました。

ぜひ詳しくは本書を手にとってみてください。


LIFE SHIFT2―100年時代の行動戦略

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