長時間フライト対策!機内の有意義&快適な過ごし方
出典:Jordi Cucurull
海外旅行に行く上で最も長い空き時間と言えば移動中の機内や乗り継ぎのための空港での待ち時間です。
特に安い航空券で遠くの国に行く場合、乗り継ぎなども含めて片道20時間を超える場合もあります。
こういった長時間フライトはできるだけ時間を有意義に、そして快適に過ごしたいですよね。
まずはどういった過ごし方があるのか?
自分が実際に見たり聞いたりした中で一例を挙げてみます。
この記事の目次
機内での一般的な過ごし方
- 同乗者、CA、偶然隣になった人とのコミュニケーション
- 仕事
- 寝る
- 勉強(語学、資格取得など)
- 読書(渡航先の観光ガイドや、ビジネス書など)
- オーディオブックを聴く
- 映画、テレビ、ゲーム、音楽(機内モニタや持参のタブレットなどで)
- お酒を飲む(機内サービス)
- 瞑想
- 創作活動(絵を描く、文章を書く、作詞作曲)
- 思考を巡らしアイディアを出しメモをする
ファーストクラスに乗る人の機内での過ごし方
出典:シンガポール航空
機内は座席によってエコノミー、ビジネス、ファーストクラスに分かれています。
(ファーストクラスがない飛行機もありますし、シンガポール航空のスィートクラスや中東エティハド航空のレジデンスクラスなど、ファーストクラスより更にその上のクラスもあります)
機内での有意義な過ごし方を知るには、まずは圧倒的に成功しているであろう人たち(ここではファーストクラスに乗る人たち)の機内での時間の使い方も知っておきましょう。
実はファーストクラスに乗るような超一流の人たちは共通しており、仕事をガッツリするというよりは、読書やリラックスするために時間を使っています。
飛行機の中なら誰からも邪魔されずに自分だけの時間と空間をもつことができます。
それを上手に利用して何をするかを事前に決めています。
さらに機内に持ち込む手荷物の量も少なく、ハンドバッグ一つが定番で、ノートパソコンすら持ち込まない人も多いようです(基本的に秘書が身の回りの物を持っている)
その代わりに本を数冊持ってきて、読書中に閃いたアイディをメモなどをして、読み終えた本はCAに処分するよう依頼する方もいるそうです。
とてもスマートで持ち物を最小限にとどめるミニマリスト的な過ごし方です。
ちなみに読書量と年収は比例するという調査結果があります。
- 富裕層の88%が1日30分以上ビジネス書などを読む(「年収300万以下層」は2%)
- 86%が読書家である(「年収300万以下層」は26%)
- 63%が移動時間にオーディオブックを聴いている(「年収300万以下層」は5%)
※出典:Business Management Degreeによるビル・ゲイツなどの富裕層と年収3万ドル以下の層との比較
読書ができない人の本を読まない理由に「忙しいから本を読んでいる時間はない」というのが多いのです。
しかし、忙しいのは皆一緒です。
読書をする人は移動中のちょっとした空き時間を利用して読んでいる人が多いです。
ファーストクラスに乗るような人たちも機内で読書をして時間を有意義に使っています。
しかし、有意義な過ごし方は人それぞれですし、価値観も違います。
行きの機内では渡航先情報のインプット
行きの機内では現地の情報をインプットし予習することで、旅行がより深いものとなります。
インプットする情報は例えば、人種、地理、経済、情勢、歴史、宗教、語学、衣食住、犯罪事例などです。
手軽にインプットできる媒体としておすすめなのが旅行ガイドブックとして有名な『地球の歩き方』です。
予習ありの状態では通貨や地名、土地勘などある程度、把握できているので直感的に物事が判断でき、旅行自体がスムーズです。
海外旅行ではその場での一瞬の選択と決断の連続です。
判断できる情報が少ないと、失敗する可能性が高まります。
例えば…
- 高額紙幣で支払ってお釣りを貰うとき
- 交通機関の乗り換え
- 行こうと思っていた美術館の営業日
ある程度、情報を頭に入れておくとスムーズに動けますし、心にも余裕ができて変な緊張感やストレスをかかえることなく旅行が楽しめます。
帰りの機内では旅行記をつける
海外旅行の帰りの機内は疲れて寝たいところですが、記憶な鮮明なうちに旅行記をつけることをおすすめします。
起こった出来事を時系列になるべく多く書き残します。
- 出会った人たちとのエピソード
- 訪れた場所の情景
- 街の雰囲気
- 食事の感想
- 失敗したこと
- 上手くいったこと
- 次に繋げるべき反省点
- その他の気付いた点やアイディア(ビジネスヒント等)
等など…
海外旅行は貴重な学びの場でもあります。
インプットした物を忘れないように、帰りの飛行機で全て出し尽くすくらいアウトプットします。
旅行直後の記憶は鮮明で一生忘れない思い出になったとその場では思っても、1〜2年経つと細かい記憶は薄れていきます。
たまに、昔の旅行記を読むと当時の出来事が鮮明に思い出され、その時代にタイムスリップすることができます。
また、当時かかえていた問題点、失敗点を振り返ることで新しい解決策を思いつくかもしれません。
旅行記をつける媒体として最適なのは何?
旅行記をつける媒体は手帳でもスマホでも良いですが、僕はスマホアプリのEvernoteを使っています。
理由としては、空き時間にいつでもすぐにスマホで記せてたり、見るときも閲覧、検索しやすいからです。
以前は海外旅行にパソコンを持っていく事がありましたが、ミニマリストらしく最近はパソコンではなくスマホ単体で完結させます。
フリック入力を極めて変換候補機能を使えば、打ち込める文字量はブライドタッチによるキーボード操作と遜色ないレベルになります。
長時間の狭い機内を快適に過ごすポイント
長時間のフライトを快適に過ごすポイントは不快な要素を洗い出して1つずつ潰していくしかありません。
人により不快と感じる要素は違いますが、多くの人は他人の発する”音”に対して不快を感じる場合が多いです。
隣人のキーボードのタッチ音などは、よくあるケースですが、僕が体験した変わり種としては、隣に座った外国人が機内の映画を見ながら終始、手を叩きながら大爆笑しているのがとても気になりました(笑)
僕が必ず持っていく機内快適グッズはBoseのノイズキャンセルヘッドホンです。
QuietComfort 25 Acoustic Noise Cancelling headphones
少々荷物にはなりますが、QuietComfort25は素晴らしい遮音性とノイズキャンセル機能で飛行機のエンジン音から人の会話などを魔法のように消してくれます。
好きな音楽をかければ一気に機内とは思えない自分だけのプライベート空間になります。
外部の音を遮断し、旅行記や読書などに集中できる環境ができれば、長時間のフライトもあっと言う間で、案外短く感じることがあります。
エコノミークラスの長時間フライトで快適なのは窓際か通路側か?
最後は座席についてです。
座席指定は各航空会社の公式サイト等で指定できるところもあります。
例えばボーイング787の場合、以下の様な座席配置です。
エコノミークラスは2列×4列×2列で、特別な理由がない限り端の2列枠に座りたいです。
窓際のメリット
- 壁に寄りかかって寝れる
- 隣人の移動時に邪魔されない
- 窓から景色が見えるので気分転換にいい
窓際のデメリット
- 隣人に気をつかて移動する必要がある
- 壁と人に挟まれて窮屈さがある
通路側のメリット
- 頻繁に立ち上がっても周りに迷惑をかけない
通路側のデメリット
- 寝ている時に隣人の移動で起こされる場合がある
ずっと座っていても平気な人は窓際が良いと思いますが、エコノミークラス症候群の予防のため、1時間毎に軽いストレッチや歩くなどをしたい人は通路側の方が良いです。
また飛行の前方、中央、後方と座る位置によっても快適度は変わってきます。
一般的に前方からファーストクラス⇒ビジネスクラス⇒エコノミークラスの順番になっています。
これには理由があり、飛行機の前方に座る方が揺れや騒音の影響が少ないとされています。
しかし航空機事故が起きた場合、後方の席のほうが生存率が高いというデータもあります。
(前方ほど重力加速度がかかり、後方の列は衝撃度が弱いという実験データもあります)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
機内での過ごし方は人それぞれです。
有意義だと感じるのも人それぞれです。
僕の機内の過ごし方は、飛行機に乗ったタイミングで腕時計を現地時刻に合わせて時差ボケにならないように睡眠を調整します。
その上である程度タイムスケジュールを作った上で、本を読んだり、日本ではまだ公開されていない映画を見たりします。
長時間フライトは誰からも邪魔されない貴重な時間だと思って、普段できないこと、やろうと思っていて停滞していたことなどをやってみてはいかがでしょうか?
それでは良いご旅行を!