【一人旅】伊豆大島を自転車サイクリングで一周!三原山&裏砂漠へ

【一人旅】伊豆大島を自転車サイクリングで一周!

一人旅シリーズ第3回目は東京の離島、伊豆大島への旅です。

東京から気軽に行ける島旅として伊豆大島はとてもおすすめです。
竹芝客船ターミナルから東海汽船で夜に出発し、船内泊をして早朝には伊豆大島に到着できます。

今回は伊豆大島に自転車(ロードバイク)をフェリーに輪行して、伊豆大島を一周するという一人旅をしてきましたので、おすすめの宿や温泉&サウナをご紹介します。

サイクリストのための伊豆大島一周ルート&主な観光スポット

2泊3日の伊豆大島一周サイクリング自転車プラン

0日目

  • 22:00 竹芝客船ターミナルから伊豆大島へ出港
  • 23:50 船内消灯

1日目

  • 06:00 伊豆大島・岡田港に到着
  • 07:00 愛ランドセンターで朝風呂&サウナ
  • 9:50 ゲストハウス「book tea bed」に到着
  • 10:30 大島一周へ
  • 13:00 波浮港の鯛焼きカフェ
  • 13:15 筆島
  • 14:30 裏砂漠
  • 16:40 元町の堤防で夕日

2日目

  • 07:30 起床〜ランニング〜ヨガ
  • 10:00 御神火スカイラインで三原山へ
  • 12:00 三原山トレッキング
  • 14:30 三原山ホテルの露天風呂
  • 18:30 岡崎港近くの「つばき寿司」でディナー

実際に上のプランで一人旅をするとこんな体験ができます

※以下文章はプライベート用の旅行記をブログ用に再編集したものです。
感じたまま書いていますので、ご容赦ください。
実際に行かれる際に役立ちそうなミニ情報も入れてあります。

0日目〜竹芝客船ターミナルからフェリーで伊豆大島へ

レインボーブリッジ
伊豆大島行きのフェリーはレインボーブリッジの真下を通過する

連休の影響かフェリー乗り場は予想よりも混雑していた。
釣り人が圧倒的に多かった。
サイクリストも20人程度はみかけた。

島島きっぷは特2等でドミトリーのようなベッドでゆっくりできた。
7500円が5000円、さらに現地で利用できる1000円分のクーポンまでついていた。
2等は雑魚寝だったり、リクライニングチェアだったりしたので、プライバシーが確保できる特2等にして正解だった。

フェリーは新造艦で真新しく設備もよかった。
出発すると展望デッキからは東京タワーやレインボーブリッジ、お台場、羽田空港の夜景がみえる。
東京湾は狭くて、船舶が多いので、巡航速度を15ノット以下で運行しなくてはいけないようで遅い。

竹芝から横浜(みなとみらい)まで1時間半もかかった。
横浜からの乗客を乗せて出発。
ベイブリッジを海上から通過したり潮の香りを感じながらと、船旅ならではの楽しさがあった。

船内は23:50で消灯したので眠りにつくも、夜中の3時頃から海が荒れて、揺れが激しくてなかなか眠れなかった。

船酔いしやすい人は結構キツイかもしれない。

1日目〜伊豆大島一周サイクリング

朝日が登る前の伊豆大島
朝日が登る前に伊豆大島に到着

岡田港へ到着

まだ眠いが、館内放送で目が覚める。
到着したのは岡田港で、宿泊予約したゲストハウス「Bed & Tea」からは遠い方の港だった。

岡田港で自転車をセッティング
岡田港で自転車をセッティング
伊豆大島の岡田港
伊豆大島の岡田港に到着。遠くには富士山も…

輪行袋から自転車を組立てていると太陽が上り始めて強烈な日差しが入ってくる。
海の遠くに富士山が見える。
なんとも幻想的な光景だった。

すぐに岡田港から元町港に向けて自転車で出発した。
片道7km程度だが、坂道が続いてキツイ。
途中で飛行機の滑走の下に掘られたトンネルを潜ったり、普段とは違う道、知らない道をロードバイクで走るのは気持ちがいい。

しかも早朝だから車も全く走っていない。
海沿いに出ると、富士山がはっきり見える。
とても美しい。

最初からハイライトのような景色で非日常的な世界だった。

愛らんどセンター御神火温泉でひとりサウナを堪能

一度、ゲストハウスに行き、荷物を置いたら元町港近くにある温泉施設の「愛らんどセンター御神火温泉」で船旅の疲れを癒やす。
いつも都内で通っているスーパー銭湯とは別世界のように人がいない。
広々としたサウナもほぼ貸し切りだった。
ヒノキ?のような香りがする良いサウナだった。

いつも満員電車のようなサウナばかりだったので、「誰もいないサウナで一人ゆっくりしたいなぁ」と思っていたので、その願いが叶った感じだった。

水風呂ももちろん空いていた。
温度は冷たくはなかったので、長く入ってられる感じ。
外気浴できれば最高だったが、残念ながら外には出れなかった。
「愛らんどセンター御神火温泉」は大きな畳の寛ぎスペースもあり、スーパーのオープン時間まで畳の上で寝た。

スーパーでは焼肉弁当と魚のフライを購入した。
僕はスーパーのお弁当や惣菜も食べるのが好きだ。
スーパーの弁当を買って海辺で食べた。(もちろんゴミはリュックに入れて持ち帰る)
魚のフライも揚げたてでとても美味しかった。

伊豆大島一周サイクリングスタート!

遠くに利島、新島を望む
遠くに利島、新島が見える
地層切断面
完璧に舗装された道路と海岸線が気持ち良い

そのまま伊豆大島一周へと出発した。
断層地帯を通ったり、海岸線をとても気持ちよく走れた。
しかし、日頃の運動不足がたたってイマイチ、ペダルが重いというか、「ぐんぐん進むぞ!余裕だ!」という感じがせず、登りになると急にキツくなる。

やはり体重が増えたのが原因だろうか。
単純に脚力がないのか…

波浮港
波浮港
鯛焼きカフェの島京梵天とうきょうぼんてん
甘味処の島京梵天とうきょうぼんてん
注文してから焼き上げる名物の「羽根つきたい焼き」
注文してから焼き上げる名物の「羽根つきたい焼き」

途中で寄った波浮港は海の透明度が高く、のどかなローカルな港町という感じで癒やされた。
ここでは、人気の鯛焼きカフェに行く。
鯛焼きはその場で焼いてくれる。
お茶もフリーサービスでガブガブと飲んで水分補給。

筆島
筆島

波浮港から少し走ると筆島に到着する。
筆島は伊豆大島一周の中でも景観的に見どころの一つだ。
火山の成れの果てということで、最後は波打ちにあい、徐々に侵食され棒岩のようになる。

ここでは降りてきたサイクリストと少し話した。
「この先、相当(キツイ坂)だと思うよ」と言われた。
確かに、この先の地図を見ると、明らかにカーブが多く傾斜がキツそうで覚悟はしていた。
毎回、知らない坂道を登ると、いつ終わるか分からないという精神的なプレッシャーと少しのワクワクを感じる。

頂上まで行くと、「月と砂漠ライン(裏砂漠への道)」への表札と曲がり角があった。
この時、すでに14時頃だったので、裏砂漠に行くか迷ったが、行くことにした。
ここで行かなければ、明日は”ここ”にはこないだろうと思ったからだ。(元町港からは結構な距離がある)

裏砂漠へは最後は歩いて行きます
裏砂漠へは最後は徒歩で…

「月と砂漠ライン」を進むとさらに車幅の狭い急な坂道だった。
日頃の運動不足かつここまでの道で脚をだいぶ使ってきて辛かった。
月と砂漠ラインの頂上には小さな駐車場があり、そこからさらに裏砂漠の展望ビューまで700mくらいの距離を歩く。

途中で一気に周囲の景色がひらけて、大絶景が広がった。
遠近感がわからなくなるほどの景色だった。
左は裏砂漠、右は太平洋と島々。
さらに登ると、飛行機の遭難機事故の慰霊碑や、展望台があった。
ここからの景色は観光写真とかで見るやつだった。

日本で唯一の砂漠「裏砂漠」
裏砂漠(国土地理院が発行する地図に日本で唯一「砂漠」と表記されている)※鳥取砂丘は砂漠ではないらしい

日本離れした自然景観
まるで火星の表面
まるで火星の表面
裏砂漠からは富士山もみえます。
裏砂漠からは富士山も見える

裏砂漠は凄く広大に見えて、実は人が下を歩いていると、そこまで広大ではないのかもしれないと思いつつも、なんだか異様な巨大さを感じた。

アフリカのタンザニアに行った時に見たンゴロンゴロクレーターを思い出した。
同じような火山でできたクレーターだから似ている。

岩場に座って最後のアンパンを食べて、岡田港を経由して元町港に向かった。
ダウンヒルはとても早くて気持ちが良い。
緑のトンネルをずっと下っている感じだった。

元町港から夕日を眺める
元町港から夕日を眺める
元町港から富士山を望む
元町港から富士山を望む
元町港から見える伊豆大島の中心市街地
元町港から見える伊豆大島(中心部にはコンビニはありませんが、スーパーや商店があります)

元町港に到着すると夕日が綺麗だったので、堤防に行き太陽が沈むまで見た。
地平線に落ちる夕日を見るのも久しぶりだった。
マジックアワーの海の向こうに見える富士山もとても幻想的だった。

その後、温泉施設の「元町 浜の湯」に行く。
ここは水着で入る混浴型の露天風呂だった。
最初、水着が必要ということを知らずにビビる。(水着も無料でレンタルできる)

海を見ながら入る温泉は気持ちがいい。
お湯の温度もちょど良い。
ローカルの人たちは楽しそうに会話している。
島民同士との結びつきが強い印象だった。

夕食はスーパーの残り物惣菜と冷凍パスタをゲストハウスで食べて、夜は本を数冊読んで眠くなったので寝た
その日は普段とは比較にならないほどぐっすり眠れた。

2日目〜御神火スカイライン&三原山と絶景の展望露天風呂へ

御神火スカイライン
御神火スカイライン(絶好のヒルクライムコース)

御神火スカイラインを経由して三原山へ

朝はゲストハウス近くの海辺までロードバイクで行き、そこから海を見ながらヨガをした。
これもとても贅沢な時間だ。
スーパーでカレーとアジフライを買って堤防で食べると高速ジェット船が2機やってきた。

遠くから近づいているときは結構迫力がある。
そのまま御神火スカイラインを経由して三原山の火口を目指して走る。
途中の登りですでに脚がパンパンでキツイ。

三原山のお鉢めぐりハイキング

退避壕
三原山遊歩道沿いには、噴火時の噴石や火山灰等から一時的に身を守るための退避壕が設置されています。 コンクリート製でいかにも頑丈そうでした。
三原神社上社
三原神社上社
三原山の火口
三原山の火口
三原山の火口
吸い込まれそうなほど巨大な火口です(直径300メートル、深さ200メートル以上)
三原山から立ち上がる水蒸気
三原山から立ち上がる水蒸気。活火山であることを感じます

三原山の山頂の駐車場からさらに40分かけて歩き、火山火口のすり鉢を1時間かけて1周する。
しかし行く価値はあり、火山でできたクレーターはとても迫力があった。
深さは200m。自然の力はすごい。
マグマで水が蒸発した水蒸気がところどころ噴出しており、地球の息吹を感じる。
噴火して100年単位で経っているにも関わらず、絶えずまだ地中深くで活動しているのだろう。

そのまま下り、駐車場近くの食事処で、名物の明日葉そばを食べた。
わさびが刺激的だった。

三原山の山頂へはバスも走っています
三原山の山頂へはバスも走っています
三原山へのバスは1日に2〜3便
三原山へのバスは1日に2〜3便

多くの観光客はここまでバスで移動しているようだった。
といっても1日に3便程度しかないので、かなりスケジュールを入念に計画して移動しなとヤバい。

大島温泉ホテルの絶景露天風呂

三原山から裏砂漠方面
三原山から裏砂漠方面

三原山から自転車で大島温泉ホテルに行く。
あらためて自転車は自由にどこでも移動できるという点で自転車×旅の相性は抜群だと思う。
時間を気にせず、自分の好きなタイミングで好きなところに自力で行ける。
だから自分は自転車が好きなのかもしれない。
自転車旅を通じて自転車がより好きになっていく。

大島温泉ホテルは、露天風呂は本当に最高だった。
到着した時間が早かったおかげもあり、ほとんど独り占めで絶景とお風呂を堪能した。
眼下には三原山が広がり、圧倒的な大自然を見ながらお風呂に入れる。(これまで行った絶景露天風呂の中でもベスト3には入る)

しかも源泉かけ流しでお湯自体もとてもきれい。
じゃぶじゃぶとお湯が注ぎ込まれるので、不純物などもなくとても透明。
何度も外気浴と露天風呂を交互に入った。

夕方になると人も増えてきて、日の入り方もオレンジ色となり、暗くなる前に岡田港へと降りた。
本当は走ってきた御神火スカイラインを下りたかったが、大島温泉ホテルからだと、御神火スカイラインまで少し登る必要があり、やはり温泉で休んだら登るはもう嫌になり、反対方向の下り坂に進路変更をしてダウンヒルを楽しんだ。
こっちの道の方が傾斜も緩やかで御神火スカイラインより登るも楽かもしれない。

帰りも堤防に行き、暗くなるまで釣り人たちと海を見ていた。
釣り竿にLEDを取り付けて釣っている。
釣りも面白そうに見えた。

旅のシメは島のお寿司屋さん

岡崎港近くの「つばき寿司」
岡崎港近くの「つばき寿司」〜ネタが新鮮&リーズナブルでおすすめ

せっかく島に来たので、旅の最後の夕食はお寿司屋さんに行った。
7カンとアラ汁が1300円+300円で1760円(税込)って感じだった。
イカが歯ごたえがあって美味しかった。
アラ汁も美味しかった。

その後はスーパーでちょい買いして、ゲストハウスで読書を2時間近くして寝た。
book tea bedには多くの本が自由に読めるのがとても良かった。
パラパラと色々な本を見るだけでも楽しい。
自分にはない知識や視点が手に入る。

伊豆大島のオシャレでモダンなゲストハウス「book tea bed」
伊豆大島のオシャレでモダンなゲストハウス「book tea bed」〜たくさんの本が読めます

運動して温泉に入って、ご飯を食べて、読書して眠れるって最高の一人旅の過ごし方だと思う。

まとめ

伊豆大島は東京から気軽に行ける島で、あらためて島旅×自転車の楽しさを感じた2日間でした。
絶景あり、温泉ありとサイクリストにとってまさに伊豆大島は夢の島という感じです。

コロナが落ち着けばまたGotoキャンペーンもやるかもしれませんね。
伊豆大島で楽しい時間をお過ごしください。

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