パニアバッグなし!ロードバイクに積めるテント&寝袋のパッキング方法
最近は自転車(ロードバイク)にソロ用キャンプ用品を積んで旅をしています。
自転車であれば、輪行袋に入れて旅の起点までは電車や飛行機などを使って移動もできるので、短期間の休暇でも一気に非日常の世界に飛び込める魅力もあります。
また自転車は、車にはない自力感と、徒歩にはない機動性があり、旅に適したモビリティです。
そんな自転車にキャンプ用品(テントや寝袋)を積んで、絶景キャンプ場を目的地に転々と移動するとなれば、本当に最高です。
ただ、自転車にテント、寝袋(シュラフ)、マット、着替えなどを積み込む場合、各ギアや自転車バッグの選定から、パッキング方法をしっかりしないと、走行時に荷物の落下など事故の原因となり非常に危険です。
今回は僕が今まで北海道や伊勢志摩、熊野古道など海や山で自転車×キャンプ旅をしてきた経験から、自転車(ロードバイク)に載せられるソロ用テントや寝袋などおすすめのキャンプ用品やパッキング方法をご紹介します。
ちなみに、今回ご紹介するパッキング方法はパニアバッグは利用しないミニマリスト仕様です。
メリットとして重量もお金も節約できます。
この記事の目次
自転車(ロードバイク)にキャンプ用品を積むパッキング方法
本当はパニアバッグなどをつけたいところですが、なるべく追加購入せず手軽にパッキンをしたいので、今回はパニアバッグを利用せず、リアバッグの上にテントを結束バンドで取り付ける方法をご紹介します。
ちなみにキャンプ用品と取り付ける場所はこんな感じです。
- テント本体:リアバッグの上
- グラウンドシート:リアバッグの上
- テントポール:トップチューブ
- 寝袋(シュラフ):フロントバッグ
- マット:リアバッグの中
- 輪行袋:ヘッドチューブ
テント本体、グラウンドシート、テントポールは外側に取り付けるため、結束バンドでしっかり固定します。
購入したのがAmazonで売っていた「JETEDC 2.5cm Molle スーツケースベルト(4個セット)」
荷造りやキャンプ用品をまとめたりと、ベルトの長さや太さも使い勝手がいいです。
価格も安く、強度も問題なく使えます。
ちなみにこの結束バンドは合計3個利用しています。
JETEDC 2.5cm Molle スーツケースベルト 荷崩れ防止 調整可能 梱包バンド (深いカーキ-4pcs, 100cm)
また防水と万が一、荷崩れしたときの補助として自転車バックカバー(NAA samyabest レインカバー)で覆っています。
このレインカバーは自転車の輪行袋に付属している結束バンドで固定しています。
二重で固定しているため、ガタガタするような激しい降りでもリアバッグからテントが落下することはありませんし、万が一、荷崩れしてもレインカバーがあることでテントが道路に落下することを防げます。
またこのレインカバーは蛍光オレンジ色で後方ドライバーに対しても視認性が高いため、追突事故リスク軽減も期待できます。
(実際、車に追い越される時、申し訳ないくらい距離を取って追い越されます)
自転車×ソロキャンプ用品で必要なものはコレだけ!
僕の自転車×キャンプ旅に必要なキャンプ用品のリストをご紹介します。
※印のみ季節や場所によって必須ではありませんが、あった方が快適です。
自転車に積める必要なキャンプ用品一覧
- テント:モンベル ムーンライトテント1型
- グラウンドシート:モンベル ムーンライトテント1型用(※)
- 寝袋(シュラフ):モンベル ダウンハガー800 #5 ロング(※)
- マット:SEA TO SUMMIT ウルトラライトマット ST81151(※)
- 枕(ピロー):SEA TO SUMMIT エアロプレミアムピロー ST81030(※)
キャンプ用品をパッキング&輪行するために必要な自転車グッズ(バッグなど)
- 輪行袋:オーストリッチ SL-100
- フロントバッグ:オーストリッチ F-300K(4.2L)
- リアバッグ:TOPEAK バックローダー BAG41100(10L)
- フレームバッグ:TOPEAK ミッドローダー BAG39901(4.5L)
- 結束バンド:JETEDC 2.5cm Molle スーツケースベルト
- 自転車バックカバー:NAA samyabest レインカバー(※)
- バックパック:アルティメイトディレクション RUNNERS VEST 4.0(9L)(※)
- 輪行時に用品を入れるナップサック:アディダス MESHED GB
その他のあると便利なグッズ
- レインジャケット:モンベル U.L.サイクル レインジャケット
- 自転車用鍵:ABUS BORDO LITE SH 6055(85cm)
- 靴(サンダル):KEEN NEWPORT H2
- マッサージボール:トリガーポイント MB1
自転車にギリギリ積めて快適なテントはモンベル ムーンライトテント1型だった!
自転車×キャンプ旅で最もチョイスが難しいのはテントです。
サイズ、重量、居住性、耐風性、防水性など自転車旅をする上で、快適度合いや満足度が全然違ってきます。
テント選びを失敗すると自転車に乗っている時も重荷に感じたりして常にストレスです。
そこで、とにかく小型軽量で居住性や快適性を犠牲にしてもOKなら、モンベル U.L.ドームシェルター 1(重量:748g)が最有力候補です。
しかし実際に同モデルを使って自転車キャンプ旅をしている友人のレビューでは、「雨が降っていなくても、朝になるとテントの内側まで結露で水浸しになる」と教えてもらいました。
僕はキャンプ自体も楽しみたいと思い、居住性や使い勝手を考えた結果、最初はモンベル クロノスドーム1型(重量:2200g)を購入しました。
しかし!袋に収納したサイズがあまりにも大きく重すぎました…!
「これどうやってパッキングするんだよ!絶対無理だろ…重すぎるし」って感じでした笑
クロノスドーム1型は完全にロードバイクに輪行できるサイズと重量ではありません。
そこでモンベル ムーンライトテント1型(重量:1710g)に買い替えました。
こちらはクロノスドーム1型と比較すると重量は約500g軽いです。
しかも重量だけでなく、収納袋やグラウンドシートもコンパクトなので、自転車に積み込みできます。
結果、クロノスドーム1型からムーンライト1型に買い替えて大正解でした!
ムーンライトテント1型のお気に入りポイント3つ
身長180cmの僕でも足を伸ばして眠れる快適な居住性
ムーンライト1型は収納袋に入れた状態でもコンパクトですが、テントとして展開すれば身長180cmの僕でも脚を思いっきり伸ばして快適に休むことができるスペースです。
使い勝手の良い前室までついているので、靴など汚れた荷物も置けるので、室内もスッキリします。
月明かりの元でもサッと設営できる簡単さ
ムーンライト1型は2020年にモデルチェンジしたテントです。
名前の通り、月明かりの元でも設営できる簡単さ魅力です。
久しぶりに最新モデルのテントを購入しましたが、本当に設営のしやすさは感動モノです。
慣れれば15分もあれば設営できると思います(実際に計測したことないので感覚値です)
流線型のデザイン性とアース系カラーの落ち着いたイメージ
単純に道具として愛着が湧きますし、耐風性にも優れた流線型のデザインは見ていてテンションがあがります。
カラーはタン (LTN)をチョイスしました。
ベージュと紺のアース系ツートンカラーはキャンプ場でも落ち着いた雰囲気に馴染んでかっこいいです。
[あとがき]自転車×キャンプ旅は自然と一体になれる最高の遊び
僕が最初に自転車×キャンプ旅をしたのは、北海道の留萌〜稚内〜紋別〜知床〜釧路のルートで観光もしつつ1週間で850kmほど走りました。
最初の3日間はずっと土砂降りの雨で心が折れそうになり、雨の中でガタガタ震えながら、テントを設営した時もありました。
でもキャンプ場近くの温泉に入ってリラックスしたり、北海道が誇るセイコーマートのホットシェフでかつ丼などを買い込んで、テントの中で食べたり、思い返せば全てが至福の時間でした。
雨が止み、4日目の朝起きると、ついに待望の太陽が眼の前に広がるクッチャロ湖から顔を出しました。
北海道の広い青空と白い雲を見ながら心地よい風を感じ、歯磨きをした時の爽快感は今でも忘れられません。
ときには自転車のメカトラブルもあると思いますし、自然相手なので思いがけないこともあると思います。
それら全てを楽しむ気持ちが自転車×キャンプ旅には必要なのかもしれませんね!